家具のカビでお困りの方へ! 掃除方法・予防法・コツを詳しく!
5.家具のカビを予防する方法
家具のカビを予防するのに効果的な方法をご紹介します。
5-1.除湿に気を付ける
家具のカビ予防には、除湿が効果的です。たとえば、以下のような方法で対策しましょう。
- 晴れた日に窓を開放する
- エアコンの除湿機能を使う
- 家具の中に除湿剤を設置する
- ぬれた手で家具に触れない
- 雨漏り修理や結露対策をする
- 飲みものや花びんの水などがかかったらすぐに拭き取る
特に、梅雨など雨天が続く時期は、家具に湿気がこもりやすいので注意してください。
5-2.中身を詰めすぎない
中身を詰めすぎないことも、家具のカビ予防になります。中身を詰めすぎることで、風とおしが悪くなり湿気がこもりやすくなるからです。目安として、最大収納量の7~8割程度を限度と考えてください。まだ入るからとものを詰めすぎると、カビが繁殖した際、一気に被害が広がってしまうので注意しましょう。
5-3.こまめに掃除する
家具の汚れをこまめに掃除して、カビのエサを残さないことも効果的です。家具には、手あかやホコリなどの汚れがたまりやすくなります。こまめに掃除して汚れを除去すれば、カビが大繁殖する可能性をグンと低くすることが可能です。なお、掃除の際に水分を残すと逆効果になります。仕上げにきちんとから拭きすることを忘れないでください。
5-4.定期的に中身を出して湿気を逃がす
家具の中身を定期的に取り出して、湿気を逃がしましょう。普段から除湿に気を付けていても、家具の内部には湿気がこもってしまいます。エアコンの除湿機能を使用したり扇風機の風を当てたりするといいでしょう。また、同時に不用品のチェックを行い処分することで、収納スペースに余裕ができてさらに効果的です。
6.家具のカビに関するよくある質問
最後に、家具のカビに関する質問に回答します。それぞれ参考にしてください。
Q.家具に生えやすいカビの種類は?
A.以下のようなものが代表的です。
- 黒カビ:黒くてポツポツとしたシミのように見え、アレルギーの原因にある
- コウジカビ:白・黒・黄・緑などさまざまな色があり、特に毒性が強い
Q.家具のカビを放置するとどうなる?
A.最終的には、カビが生えた部分を中心に材質がもろくなり、崩れ落ちてしまうでしょう。また、収納物にカビが移って使いものにならなくなります。カビを放置しても自然に消滅することはないので、できるだけ早く対策してください。
Q.ペットがいると家具にカビが生えやすいと聞いたのですが?
A.はい。ペットの抜け毛が家具に付着し、カビのエサとなりやすいからです。カビを繁殖させないためにも、ブラッシングやシャンプーなどで、ペットの抜け毛対策をしてください。
Q.市販のカビ取り剤は使用してはダメ?
A.おすすめしません。市販のカビ取り剤には強い成分が使われており、脱色の原因になるなど家具を傷める可能性があります。
Q.何度もカビが生えてしまう家具は捨てるしかない?
A.カビの掃除方法が間違っていることがあります。まずは、掃除方法を見直して、正しく対応してみてください。なお、再発する場合でも大切な家具など捨てる決心が付かないものは、ハウスクリーニング業者に相談してみるといいでしょう。自分でカビ掃除をするよりも、効果が高くキレイに仕上がります。
まとめ
今回は、家具のカビ予防について詳しく解説しました。高温・多湿・エサになる汚れがあるといった条件がそろうと、家具にカビが生えてしまいます。まずは、生えてしまったカビを消毒用エタノールで掃除し、キレイにしましょう。今後、家具にカビが生えないように気をつけることも必要です。部屋の風とおしをよくしたりエアコンの除湿機能を使ったりして、カビが好む環境にならないように対策しましょう。なお、何回掃除してもまた生えてきてしまう、よりキレイに対策したいなどの場合は、プロのハウスクリーニング業者に依頼することもおすすめです。