木製家具のお手入れ方法を知りたい! 傷や汚れを防ぐメンテナンス方法は?

3.傷がついた場合

この項では、木製家具に傷がついた場合の対処方法を紹介します。

3-1.ウレタン塗装の家具に傷がついた場合

ウレタン塗装の家具に軽度の傷がついた場合、補修材を使って傷を埋め、同系色のラッカーを拭きつければ目立たなくなります。へこみだけの場合は、濡らした布を当ててその上からアイロンをかけましょう。湯気でへこみが目立たなくなるでしょう。残った水気はよく拭きとってください。

3-2.オイル塗装の家具に傷がついた場合

オイル塗装の家具に傷がついた場合は、サンドペーパーで表面を削り、新しくオイルを塗りましょう。サンドペーパーで傷や汚れをこすると家具の表面が白くなりますが、オイルを塗ると元に戻ります。思い切ってこすってください。なお、オイルは家具店で専門のものも販売していますが、食用油の亜麻仁(あまに)油でも代用ができます。

3-3.家具工房に修理に出す

無垢材の木製家具の場合、表面を削って塗装をし直してくれる業者もあります。家具を購入した店舗や工場でメンテナンスを行っているところもあるでしょう。また、修理だけを受け付けてくれる工房もあります。いすやテーブルだけでなく、桐のタンスなども表面を削ってきれいにすることが可能です。経年劣化で表面が汚れてしまったタンスがある場合は、一度修理に出してみるといいでしょう。

4.汚れやカビを防ぐ方法

さて、ここまで読んでいただければお分かりいただけたと思いますが、無垢材の木製家具に傷や汚れがついてしまうと修復が大変です。ですから、普段から汚れやカビを防ぐために以下のようなことに注意しましょう。

  • テーブルやイスの上にはカバーやクッションを置き、傷や汚れがつくのを防ぐ
  • コップをオイル塗装のテーブルに置く場合は、コースターなどを用いる
  • 木製家具の置いてある部屋ではタバコを吸わない
  • しばらく雨が続いた場合は、エアコンの除湿機能などを使って湿気を取る
  • 家具を壁に密着させない