捨てる片付けはもったいない!? これからは「捨てない片付け」に注目

1.ブームとなっている「捨てる片付け」の問題点

1-1.捨てる片付けとは?

部屋が片付かない主な原因は、物がたくさんあり過ぎることです。ですから、物に執着せずに処分していくことで部屋をすっきりさせるという方法が「捨てる片付け」といえるでしょう。物を捨てられないという考えから変えていくのを主な目的としています。

この方法は、特に「汚部屋(おべや)」と呼ばれるようなゴミが溜まりがちな部屋になっている人におすすめです。しかし、そこまでひどい状態でない場合には、逆に片付けが進まない場合もあります。「捨てる片付け」という考え方が支障になっているケースがあるのです。

1-2.捨てられなくて片付けられない

片付けたくても、「捨てる」となると気が進まないことがあるでしょう。不用と分かっていても誰かにいただいた物だったり、捨ててしまうのは忍びなかったりすることがあります。また、捨てることにこだわってしまうと家族間でトラブルに発展してしまうケースも多いようです。

「片付けたいと思うが、どうしても捨てることはできない」「家族が捨てるのを嫌がる」といった悩みを抱える人が意外とたくさんいます。このような場合には、単に捨てるのではなく、その物が活かされる方法を見つけることが大切です。物を大切にしたいという気持ちを変える必要はありません。

1-3.使える物は売れる可能性がある

捨てられないけれど使わない物は、誰かに使ってもらうとよいでしょう。おすすめなのは、売ることです。不用になった物を買い取ってくれる業者もたくさんあります。

まだ使える物を捨ててしまうのはもったいないですから、そのような業者を活用してお金に換えてしまうとよいでしょう。その物を必要としている人に再び大切に使ってもらえると考えれば気持ち的にも満足できますし、お金も得られて一石二鳥です。捨てるだけが処分ではない、ということを覚えておきましょう。

何でもかんでも捨ててはダメなんですね。
はい。売却できるものもあります。

2.こんな物を捨てるのはもったいない

2-1.衣類

衣類が溜まりがちになってしまうのは、特に女性に多いかもしれません。痩せてから着ようと思って何年も袖を通していないような服がたくさんありませんか?

お気に入りの服や、いつか着るかもしれないと思っている服は簡単に捨てることができません。なかには買ったときの状態で一度も着ていない服がある人も多いようです。そのような場合には、誰かに譲るという選択肢を考えてください。

また、成長の早い子供服も同様です。思い入れのある服ほど、捨てられません。しかし、誰かに大切に着てもらえると思えば手放せるはずです。

2-2.本

愛着があって捨てられない物として、本もあげられるでしょう。「もう読まないかもしれない」と思っても、捨てるとなると踏ん切りがつきません。しかし、それは本を捨ててしまうと考えているからです。いくら不要になった本でも、ゴミとして捨ててしまうのはおすすめできません。その本を読みたいと思っている人は、いくらでもいるかもしれないのです。

不要な本は古本屋などに買い取ってもらい、誰かに大切に読んでもらいましょう。絶版になっていたりして、意外と高く売れることもあります。図書館などに寄付をするという方法もあるので調べてみるとよいでしょう。

2-3.家具

寿命の長い家具は、まだ使える状態で捨ててしまうことも多く見かけます。しかし、中古の家具を求めている人がいるなかで、ゴミとして処分してしまうのはもったいなことです。さらに、家具のような大きな物を処分するにはお金もかかります。自治体によって異なりますが、回収してもらうだけで数千円かかるケースもあるようです。

まだ十分に使える家具を処分したい場合には、リサイクルショップに見積もりを依頼してみるとよいでしょう。

本や服、家具なんかは売却できる可能性が高いんですね。
はい。できればリサイクルショップなどで査定してもらいましょう。