家具を使いやすいように配置するコツは? 失敗しない方法はこれ!

1.暮らしやすい部屋とは?

この項では、暮らしやすい部屋とはどんなものかをご紹介します。家具の配置を考える際にも参考になるでしょう。

1-1.動きやすい部屋

部屋の中をスムーズに移動できないとストレスがたまりますし、事故の原因にもなります。特に1Rは家具を置けばその隙間をぬうように移動しなければならない、という場合も珍しくありません。導線をよく考えて通り道に大きな家具を置かないように注意しましょう。

また、インテリア雑誌の家具の配置をそのまま真似した結果、動きにくい部屋になってしまうこともあります。インテリア雑誌を参考にする際は、部屋の構造が似たようなものを選びましょう。

1-2.収納スペースに物が出し入れしやすい部屋

今は部屋にクローゼットなどの収納スペースが備えつけてある所も多いでしょう。その分、壁が少なくなっています。ですから壁につけて使う家具をあまりたくさん置こうとすると、せっかくの収納スペースが使いにくくなるでしょう。

また、収納スペースの近くに家具を置くと、収納スペースへの物の出し入れがしにくくなるかもしれません。収納スペースの近くには家具を置かずに済むような配置を工夫しましょう。

1-3.欲しいものが手に取りやすいところにある部屋

家具が大きすぎたり小さすぎたりすると、必要なものを取りだすのに背伸びをしたり屈んだりしなくてはなりません。1日何回も使うものを置くとわずらわしい思いをするでしょう。よく使うものは取りだしやすいところに置けるように、家具の配置を工夫する必要があります。

また、家具の置き方によっては圧迫感を与え、息苦しい部屋になります。気をつけてください。

2.家具の配置で失敗しないコツ

では家具の配置を失敗しないようにするためには、どうしたらよいのでしょうか? この項では家具の配置が一度で成功するコツをご紹介します。

2-1.配置する前に図を書いてみる

重い家具を何度も動かすのは大変です。そこで、家具を配置する前に配置図を書いてみましょう。その際に部屋の広さだけでなくコンセントの位置も書きこんでおくと、テレビボードなど家電を乗せることを前提とした家具の置き場所が決まりやすいです。

2-2.セットの家具を並べて使う必要はない

家具によっては、いくつかの種類がセットになっているものもあります。セット家具のメリットは、素材や色合いがそろっているので統一感がでることです。しかし、セット家具だからといって並べて使う必要はありません。使いやすいように配置してもいいのです。セット家具ということにこだわりすぎないようにしましょう。

2-3.重厚な造りの家具は狭い部屋に置かない

重厚な造りの家具は高級感があります。特にヨーロッパのアンティーク調の家具は人気があり、「ひとり暮らしをしたら、ヨーロッパ調の家具を置く」と心に決めている人ともいるでしょう。

しかし、アンティーク調の家具は広い部屋に置くことを前提に造られているものも多いです。
1Rのような狭い部屋に置くと、圧迫感ばかりを感じて使いにくいことも少なくないでしょう。あこがれの家具と使い勝手の良い家具は違います。あこがれの家具ばかりを買いそろえて、後で後悔しないように注意してください。

2-4.狭い部屋ほど淡い色の家具がおすすめ

黒やダークブラウンの家具は、落ち着いた雰囲気があります。このような暗い色合いの家具で統一するとシックな部屋になるでしょう。しかしその反面、暗い色調の家具は圧迫感があります。とくに背が高い家具ほどそれは強いでしょう。

広い部屋なら問題ありませんが、1Rのような狭い部屋では家具が迫ってくるような感じがするかもしれません。狭い部屋はできるだけ淡い色の家具を置いたほうが、部屋が広く見えるでしょう。暗い色の家具は挿し色として使うと効果的です。