家具を使いやすいように配置するコツは? 失敗しない方法はこれ!
3.部屋を広く見せる家具の置き方は?
では、最後に部屋を広く見せる家具の置き方をご紹介します。たとえ狭い部屋でも、家具の置き方を工夫すれば広さを感じさせられるでしょう。
3-1.視線の抜けを作る
視線の抜けとは、部屋を見渡した際遠くまで見える場所のことをいいます。たとえば部屋に入った際、大きな窓から外が見えると開放感を感じるでしょう。それが「視線の抜け」です。ですから部屋に入った際に一か所広く見渡せる場所を作っておくとよいでしょう。
もっとも簡単なのが窓の付近に背の高い家具を置かないことです。ワンルームの場合は壁の一面が窓になっている、という造りも多いでしょう。その周りに背の高い家具を置かないように注意してください。
3-2.家具の高さをそろえる
家具の高さがでこぼこしていると、なんとなく圧迫感があります。家具の背の高さをそろえるとすっきり見えるでしょう。また、家具の高さをそろえると、その上を飾り棚として使えるようにもできます。
3-3.家具の色合いをそろえる
今は家具の色もバラエティに富むようになり、ポップな色合いのかわいいものあります。しかし、家具の色がバラバラではいくらきれいに片づけても雑然とした印象になりがちでしょう。
ポップな色合いの家具を置きたい場合は、色彩を統一しましょう。たとえばアイボリーホワイトの壁や床に、赤い色の家具を置けばそれだけでポップでキッチュな感じの部屋になります。ただし反対色の家具ばかり置くと色彩を統一しても落ち着かない部屋になるので注意しましょう。
3-4.背の高い家具は床を見せるようにする
よく「背の高い家具を置くと圧迫感があって部屋が狭く見える」という意見があります。確かにそれは正しいですが、収納スペースが少ない部屋は壁を収納場所にしないとものが置けないというケースもあるでしょう。
1Rのような狭い部屋で背の高い家具を置く場合は、足がついて床が見えるような家具を置くとよいですね。床が見えると圧迫感が減ります。
また、部屋が狭い場合は本当に必要な家具だけを買いましょう。あれもこれもと買いすぎると、どんなに置き」方を工夫しても部屋は狭く見えます。
おわりに
いかがでしたか? 今回は部屋がすっきりと広く見える家具の配置の仕方についてご紹介しました。まとめると
- 家具を置く前に配置図を書いてみると、失敗しにくい
- 導線を考えて家具をおこう
- 欲しい家具と使いやすい家具は違う
- 部屋の広さに合わせて必要な家具を買おう
ということです。特に初めてひとり暮らしをする人の場合は夢が膨らんで、家具を色々と買いそろえたくなるかもしれません。
しかし家によっては収納スペースがすでにあるので、家具があまり必要ないところもあります。引っ越し前にあれこれ買い揃えるのではなく、暮らしながら少しずつ必要な物を買いそろえていく方が失敗しにくいでしょう。
また、家具を配置換えする際は引きずらないように気をつけてください。賃貸物件で床を傷つけてしまうと、退去する際に修繕費を請求されるかもしれません。また、重い家具の場合は跡が付かないように、緩衝材などを敷いてその上に置くとよいでしょう。