家電をリサイクルする方法は? 業者に依頼する際の注意点なども

3.リサイクルを業者に依頼する際の注意点

ここでは、リサイクルを業者に依頼する際の注意点を紹介します。

3-1.どのような方法でリサイクルをするのか確認する

リサイクルを業者に依頼する際、必ず確認してほしいのが、どのような方法でリサイクルを行うかです。業者によってリサイクル方法や流れは大きく異なります。自社でリサイクルを行っているところもあれば、委託業者に任せているところなど多種多様です。リサイクル方法や流れについてきちんと説明してくれるなら安心して依頼できますが、説明をしてくれない業者は悪徳業者の可能性があります。前述したように、不適切な方法で処分をすると環境破壊につながるため、どのような方法でリサイクルするのか業者からの説明を受けることが大切です。

3-2.リサイクル費用も要チェック!

リサイクル方法の説明と併せて注意しておきたいことが、リサイクル費用です。業者に依頼すると、リサイクル費用に加え、基本料金や運搬・出張費用が数千円かかる可能性があります。総費用がいくらぐらいかかるのか、見積書の内容をきちんと確認してから依頼してください。なお、業者によって異なりますが、参考として家電リサイクル法対象品目のリサイクル費用を下記にピックアップしてみました。

  • テレビ:15型以下 1,870円~、16型以上 2,970円~
  • エアコン:170ℓ以下 3,740円~、171ℓ以上 4,730円~
  • 洗濯機(衣類乾燥機):2,530円~
  • 冷蔵庫(冷凍庫):990円~

3-3.複数の業者を比較する

リサイクルを行っている業者の中には、不適切な方法で処分したり高額な費用を請求したりする悪質な業者が存在しています。悪徳業者に引っかからないようにするために、複数の業者を比較することが大切です。複数を比較することで、どの業者がしっかりとリサイクルを行ってくれるか・見積書の内容がきちんと細かいところまで記載されているかなど、分かりやすくなるでしょう。なお、業者選びの際は以下のポイントを参考にしてください。

  • リサイクル方法や手順について説明してくれるか
  • スタッフの対応が丁寧でスピーディーか
  • サービス内容が充実しているか
  • 見積書の内容が具体的に記載されているか
  • 口コミや評判がいいか
  • 無料見積もりや無料相談を受け付けているか

4.リサイクルできない家電の処分方法

ここでは、リサイクルできない家電の処分方法を解説します。

4-1.自治体に回収してもらう

家電リサイクル法の対象品目になっている家電は処分できませんが、そのほかの家電であれば自治体に回収してもらう方法があります。たとえば、電子レンジの場合、多くの自治体では粗大ゴミに分類されているでしょう。事前申し込みをして粗大ゴミ処理券(シール)を近くのスーパーなどで購入し貼り付けてから指定された場所に持ち運びます。手間と時間はかかりますが、費用を抑えたい方は自治体に回収してもらう方法がいいでしょう。ただ、自治体によってゴミの分類や処分方法は異なるため、確認することをおすすめします。

4-2.購入店・メーカーで回収してもらう

リサイクルできない家電であっても、購入店やメーカーで回収してもらえる可能性があります。これもメーカーや店舗によって異なるため、事前の確認が必要です。電化製品によっては処分費用に数千円の費用がかかる可能性はありますが、買い換えなら1番手っ取り早い方法ともいえるでしょう。ただ、出張回収を依頼する際は、処分方法とは別に運搬・出張費用を請求されることがあるので注意してください。

4-3.不用品回収業者を利用する

不用品回収業者を利用するのも、リサイクルできない家電を処分する方法の1つです。前述したように、多くの不用品回収業者はさまざまな不用品の回収を行っているので、家電以外にも処分したいものをまとめて回収してもらうことができるでしょう。また、不用品回収業者の中には、不用品の回収だけでなく買取を行っているところもあります。基本、問題なく正常に稼働できる家電であれば買い取ってもらえる可能性があるので、不具合が出ていない家電であれば買取を依頼してみてください。買い取ってもらえることができれば、処分費用を抑えられるでしょう。