重い荷物の運び方

【必見】重い荷物の正しい持ち方は? コツをつかんで楽に運ぶ方法

3.重い荷物を運ぶコツ

3-1.中指と薬指を少し曲げえて荷物を持つとよい

重い荷物を持っていると、手が疲れてきます。手を入れ替えるために荷物を下に置くと、再び持ち上げなくてはならないので疲労も増すでしょう。

そこで、手や腕へかかる負担を減らす持ち方をお教えします。中指と薬指を少し曲げて持つ、という方法です。この2本の指を少し曲げるだけでラクになるので、ぜひ試してみてください。ひもで縛ってある新聞や雑誌などを持ち運ぶ際にも、中指と薬指を使うと持ちやすくなります。

3-2.2人で荷物を運ぶ

重い荷物は、できるだけ2人で持ったほうがよいでしょう。荷物の重さによっては、1人では持ち上げられないものもあるはずです。

2人で荷物を運ぶ際には、階段の上り下りが問題となるでしょう。下で荷物を支える人には、荷物の重量がかかってきます。一方、上にいる人も微調整しながら荷物を持たなければならないので姿勢が不安定となり、腰へ負担がかかりやすいのです。スムーズに階段を上り下りするためには、腕の力が強い人が下側になるとよいでしょう。

3-3.無理をせずに台車を使う

重い荷物を無理して運ぶ際には、腰を痛めたりケガをしたりする危険があります。できるだけ、台車やカートなどを使いましょう。台車が1台あるだけで、荷物運びはグンとラクになります。荷物を運ぶ機会が多い人は、購入しておくとよいでしょう。また、台車やカートをレンタルしてくれるところもあるので、調べてみることをおすすめします。

台車は段差のない場所で役立つものです。しかし、少しくらいの段差であれば台車をグッと持ち上げれば乗り越えられます。効率的に荷物を運ぶために、台車やカートを活用してみましょう。

1人で無理して重い荷物を運んではダメなんですね。
はい。台車を使ったり2人で運んだりと工夫しましょう。

4.重い荷物を運ぶ際の注意点

4-1.荷物を持ち上げるときに気をつけるべきこと

荷物を持ち上げるときには、腰をひねってはいけません。腰を痛めないために、忘れてはならないポイントです。腰の骨には、重さや衝撃に耐えるためのクッションの役割をしている椎間板があります。腰をひねると、この椎間板にダメージを与えてしまうのです。椎間板を痛めてしまうと、慢性的な腰痛に悩まされる可能性が高くなります。

重い荷物を持ち上げる際には、腰をひねらないように意識しましょう。荷物をしっかりと体に引き寄せてから、勢いをつけないでゆっくりと立ち上がるようにします。

4-2.膝を曲げて持ち上げる

膝を伸ばしたまま重い荷物を持ち上げるときに起こりやすいのが、ぎっくり腰です。また、このやり方を続けていると腰に負担がかかるため、腰痛が慢性化しやすいので注意してください。荷物を持ち上げるために前かがみになるときには、必ず膝を曲げましょう。

4-3.足元が安定する靴を履く

重い荷物をラクに運ぶためには、どのような靴を履いているかも大きく影響してきます。かかとの高い靴は避けて、しっかりと踏ん張れるような安定感のある靴を選びましょう。靴を替えるだけで腰への負担が軽くなり、力も入れやすくなります。

また、滑りにくい靴であることも大切です。特に、雨の日などは床が滑りやすくなっているので注意してください。滑り止め加工されているようなスニーカーがおすすめです。

足元をしっかりと安定させることが大切なんですね。
はい。しっかりと足を踏ん張れる靴を使用しましょう。

まとめ

重い荷物の持ち方ひとつで、体へかかる負担を大きく軽減できることがお分かりいただけたと思います。改めて、重い荷物を運ぶ際のポイントをお伝えしておきましょう。

  • 足の位置が荷物から遠くならないように正面に立つ
  • 腕だけで持ち上げようとしないで、腰で持ち上げるようにイメージする
  • 荷物を持つ手は対角線に置く
  • ゆっくりと荷物を持ち上げながら体を少し後ろに反らして腰骨に乗せる
  • 腹筋や背筋も使いながら体全体で持ち上げる
  • ベルトを使うのがおすすめ
  • 中指と薬指を少し曲げえて荷物を持つとよい
  • できるだけ2人で持つ(腕の力が強い人が下側になる)
  • 無理をせずに台車やカートを使う
  • 腰をひねらないように意識する
  • 膝を曲げて持ち上げる
  • 滑り止め加工されているようなスニーカーを履くとよい

このような点に気をつけて、腰を痛めたりケガをしたりしないように重い荷物を運んでください。

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