引っ越しの梱包で失敗しないための6つのコツ
1.種類別で覚えておきたい3つのコツ
1-1.衣類の梱包(こんぽう)のコツ
衣類は大きなダンボールに梱包(こんぽう)するようにしましょう。小さなダンボールへ梱包(こんぽう)するなら小さく折りたたむ手間がかかりますし、あとでシワになりやすいものです。スーツやコートなどたたむのに適さないものは、ハンガーボックスを使うことをおすすめします。ハンガーボックスは、ハンガーにかけたままで運べる便利な梱包(こんぽう)グッズです。梱包(こんぽう)自体は大きくなりますが、大切な服を傷めることなく運ぶことができるので、ぜひ使用してください。
1-2.割れものの梱包(こんぽう)のコツ
食器やCDなど衝撃で割れやすいものは、手間を惜しまずにしっかりと布や新聞などで梱包(こんぽう)するようにしてください。まとめて梱包(こんぽう)するのではなく、ひとつずつくるんでいくのが大切なポイントです。ダンボールの中で食器などが動くと、割れの原因となります。そのため、もののあいだにすきまが生じないように新聞紙をいれてください。割れものは小さなダンボールにいれるのがおすすめです。しっかりと「割れもの」であることをダンボールの外側に書いてください。冷蔵庫の中にあるビンなどの割れものにも注意しましょう。冷蔵庫のものは必ずビニール袋にいれるようにして、「もれ」によってほかのものへのダメージがないようにしてください。
1-3.家具の梱包(こんぽう)のコツ
家具などの大きいものは、可能なかぎり引越し業者にお願いするようにしましょう。梱包(こんぽう)も含め、大きなものを運ぶときはコツが必要だからです。上手に行わなければ、新しい家や古い家を傷めてしまうこともあり、家具にも傷がついてしまいます。もし、自分で梱包(こんぽう)する必要があるなら、必ず角をダンボールで覆(おお)うようにしてください。家具の引き出しの中身はすべて出しておきましょう。ガラス部分は可能なかぎり取り外すか、しっかりと薄いベニヤ板などで覆っておいてください。ガムテープを直接家具に貼ることのないよう注意しましょう。
2.梱包(こんぽう)のルールとして覚えておきたい3つのコツ
2-1.重さで分ける梱包(こんぽう)
ダンボールにものを梱包(こんぽう)していくときは、重いものを下にいれ、軽いものを上にいれるようにしてください。また、重いものは小さなダンボールにいれるのも大切なコツです。梱包(こんぽう)済みのダンボールが重くなるほど、持ち運びの際に雑に扱ってしまう可能性が高くなります。一人で持つことのできる重さにすることも忘れないでください。15キロ以下にするのが理想的です。
2-2.使用頻度(ひんど)で分ける梱包(こんぽう)
引越しは不用品を見極める最大のチャンスです。引越しのときほど、すべてのものを見直すことができる機会は訪れません。ですから、梱包(こんぽう)のときに、すぐに使うものと使わないものを使用頻度(ひんど)に応じて分けておきましょう。使用頻度の低いものとして梱包(こんぽう)したダンボールは、引越し後も開ける必要はありません。そのようにして半年ほどそのまま開けずにいたものは、もはや不用品とみなして処分することができます。そのまま、不用品を買い取ってくれる業者に持っていくこともできるでしょう。
2-3.梱包(こんぽう)は事前準備で決まる
梱包(こんぽう)をスムーズに行うには事前準備が大切です。引越しの日付がせまるにつれて、梱包(こんぽう)に追われてしまうため、身の回りにあるもので梱包(こんぽう)を間に合わせてしまうこともあるでしょう。しかし、そのような準備不足が、引越しのときの紛失や大切なものを壊してしまう状況を招くのです。引越しの準備として、まずはダンボールを十分な量入手します。スーパーマーケットなどからダンボールを入手するときは、強度をしっかり確かめてください。底にテープを貼ることを忘れないようにしましょう。テープはガムテープよりも布テープがおすすめです。ダンボールにしっかりと梱包(こんぽう)したものの内容を書くようにフェルトペンも用意してください。小分けにするために用いる小さなビニール袋も重宝します。