家具処分の常識!絶対に知っておきたいリサイクルショップの選び方!
1.家具のリサイクルについて~基礎知識~
1-1.家具は粗大ごみで出さずリサイクルしよう
家具を処分するとき、真っ先に思い浮かべる方法は、自治体の粗大ごみ回収でしょう。しかし、各自治体では、お住まいの地域により、回収できる粗大ごみの品目に制限があります。大型家具は回収してもらえないことも多いのです。さらに、回収場所までは自分で運搬しなければなりません。女性や高齢者にとっては、非常に不便な処分方法なのです。要らなくなった家具でも誰かが必要としている可能性は十分あります。手間と時間をかけて処分するより、リサイクルショップなどを利用しリサイクルしてみましょう。
1-2.家具をリサイクルするメリット
最近は環境問題に取り組む人たちも増え、使えるものはリユース・リセールするという意識も高まってきました。テレビや雑誌では、リサイクルした家具を使ったインテリアが紹介され注目を集めています。中古家具の需要が増えている今、ブランド家具でなくても、買い取りしてもらえる可能性は十分あるでしょう。家具は、処分するよりリサイクルしたほうがお得に処分できます。大きな家具はただ処分するだけでも費用が発生し、手間と時間も必要です。要らなくなった家具は、リサイクルすれば、環境に優しく手間や時間・費用をかけることなく手放すことができるでしょう。
1-3.リサイクルできる家具の種類
家具は、基本的に状態が良ければリサイクル可能です。
特に需要が高い家具の種類は、
- 国内・海外の有名メーカー・人気ブランドの家具
- 伝統工芸品や一点物
- 革張りのソファーやアンティークな高級家具
- 購入額の高い大型家具
- 1人暮らし用の家具
- 子供用家具
などです。1人暮らし用のベッドやタンスは、これから1人暮らしを始める学生や社会人に人気があります。購入金額が高い大型家具や革張りのソファーも”中古で安く買えるなら・・”と探している人が多いでしょう。アンティーク家具は、Barやアパレルショップのインテリアとして人気です。ベビーベッドや子供用の家具は”少しの間しか使わないものだから”と中古を選ぶ人も増えてきました。ベビー用品の処分に困っている方は、ぜひリサイクルを検討してみてください。
1-4.リサイクルできない家具とは?
中古家具の中でもリサイクルが難しいケースもあります。
たとえば
- プラスチック製の家具
- 破損が激しい
- 製造・購入から10年以上経過したもの
中古の需要が高まっているとはいえ、メンテナンスしてもキレイな状態にならない家具の買い取りは難しいでしょう。ただし、アンティーク家具は傷も味として楽しむ方がいます。アンティーク家具や人気のデザイナー家具は、購入から10年経過していても買い取りしてもらえる可能性があるでしょう。破損が激しく、家具として機能していないもの、使用上の危険がある家具は、再販(リセール)や買い取りが難しい状態です。これからご紹介する処分方法を参考に、正しく処分してください。
2.家具を処分したい!4つの方法とは?
2-1.自治体の粗大ごみ回収を利用する方法
【自治体が回収する粗大ごみとは?】
指定ごみ袋に入らないごみは粗大ごみと考えます。家具を解体して指定ごみ袋に入れば、可燃ごみ・不燃ごみとして捨てることができるのです。プラスチックや木・金属でできているものは、自治体により処分方法が異なります。お住まいの地域の処分ルールに従って処理しましょう。
【自治体への申し込み方法】
粗大ごみの収集は、自治体の粗大ごみ受付センターで受け付けています。電話かホームページから申し込み可能です。申込時に、処分したい家具の大きさや種類を伝えると、収集日と収集場所、回収料金のアナウンスがあります。処分する家具が複数個ある場合は、家具のサイズや特徴を事前に紙に書いておくとスムーズに伝えることができるでしょう。自治体によって1回に出す粗大ごみの数が決まっていることもあるので注意してください。
【粗大ごみ回収料金の支払い方法】
粗大ごみの料金は、コンビニやスーパーで販売している”粗大ごみ処理券”を購入することで支払いが完了します。粗大ごみ処理券は、粗大ごみの見えやすい場所に貼り付けましょう。
【収集日にやること】
粗大ごみは、収集日の当日午前8時までに、指定場所に出します。収集する場所までは、自分で運搬する必要があるため、大型家具の場合は、事前に人手を確保しておく必要があるでしょう。大型の家具で運搬が不可能な場合は、ほかの処分方法を検討してください。
2-2.家具は販売店に回収してもらえる?
新しい家具を購入する場合、販売店によっては古い家具の引き取り・回収サービスを行っています。ただし、家具を新しく買い替えることが条件です。購入する家具と同じ大きさ・同じ個数のものを回収します。家具の回収料金は、無料~3000円程度です。新しい家具を届けてもらう際に、古い家具を引き渡すため、手間がかかりません。
2-3.メーカーによる家具の回収について
家具メーカーでは、中古家具を回収するサービスはほとんど行われておりません。修理やメンテナンスを請け負うことはあっても、処分まで行うメーカーは大変少ないでしょう。有名メーカーやブランドの家具は、リサイクルショップに売却したほうがお得に処分することができます。
2-4.引っ越し業者を利用して処分する方法
引っ越しをする際には、引っ越し業者に家具を処分・買い取りしてもらうこともできます。引っ越し時の不用品が多い場合は、一気に処分してもらえるため非常に便利なサービスです。しかし、”持って行く家具と処分する家具を間違える””処分するはずの家具を積み忘れている”などのトラブルが発生することもあります。引っ越し業者に処分を依頼するときは、積み込みする家具・処分する家具の分別をしっかりと確認しておきましょう。回収料金は、引っ越し料金に含まれているケースから、1個500円~数千円かかるものなど業者によって異なります。
2-5.不用品回収業者に回収してもらう
最近では、家具の処分を、不用品回収業者に依頼する人も増えています。不用品回収業者に依頼するメリットは、処分したい家具を1個から自宅まで取りに来てくれることです。電話1本で早ければ即日対応してくれます。自分では運べない大型家具でも、業者に頼めば手間なく処分することができるのです。忙しい方や女性・高齢者に人気があります。回収にかかる費用は、
- 基本料金+処分費用+オプション
という料金形体が一般的です。”階段を使用する””深夜の作業”などでは、諸経費がオプションとして加算されます。家具の処分では割高に感じてしまうこともあるでしょう。
2-6.家具を譲る方法もある
要らなくなった家具の処分では、無料で”譲る”という方法もあります。
譲り先は、
- 自治体の窓口
- インターネットを使った方法
- 友人や知人に譲る
などです。お住まいの地域によっては、リサイクル活動を推進している自治体もあるでしょう。市役所に問い合わせると教えてくれます。新聞や市民便りの不用品交換掲示板を使うのも手です。インターネットを使い、SNSや無料で譲る掲示板などで呼びかけてみるのもいいでしょう。友人や知人がもらっていってくれる可能性も考えられます。個人間の取り引きでは、トラブルに巻き込まれないよう細心の注意を払いましょう。家具を譲る方法は、状態のいい家具が対象です。