洗濯機の運び方のコツが知りたい!自分で引越しする際の注意点
1.洗濯機の運び方のコツ
非常に重たい洗濯機の運び方にはコツがあります。
自分で引越しをする人は洗濯機も自分たちで運ばなければなりません。
上手に運ぶためにも事前にコツをつかんでおきましょう。
1‐1.重心を後ろにずらしながら数人で運ぶ
スムーズに洗濯機が運べるよう、コツをつかんでおくことが大切です。
洗濯機運びのコツは「重心」と「数人で力を合わせる」2点になります。
自分で引越しをする人、特に男性は力があるので一人で運ぼうとするでしょう。
小さめの洗濯機であれば洗濯機にひもをくくりつけ、背中におおって運ぶのも1つの方法です。
しかし、数人で力を合わせて運んだほうが安心できます。
数人で運ぶ場合は同じ力量を持っている人と協力し合ってください。
さらに、洗濯機を運ぶときは重心を後ろにすると運びやすくなります。
しっかり足元を確認しつつ、前が見えることを確認して運びましょう。
1‐2.本体表面についている持ち手を活用する
洗濯機の運び方は慎重さが大切です。
非常に繊細な家電なので壁にぶつかった衝撃で壊れてしまいます。
一般的に、洗濯機本体の表面に“持ち手”がついているでしょう。持ち手を活用して上手に運んでください。
つい横置きにしてしまいがちですが、横置きは絶対にNGです。階段などで傾斜になりやすいため、十分に注意してください。
持ち手をしっかり利用して前後を持って運びましょう。
より運びやすいようにするためには、洗濯機の部品を固定することが大切です。
特に、全自動洗濯機の洗濯槽はフックがついています。洗濯槽をつるしているフックがはずれてしまうと洗濯機が動かなくなるでしょう。
ほとんどの洗濯機にはフックを固定する部品がついています。運ぶ前に必ず固定しなければなりません。
1‐3.移動するための軽トラを準備する
実際、洗濯機を運ぶときに腰を痛めて腰痛になった人はたくさんいます。
腰痛にならないためにも、一人で運んではいけません。
数人で家の中から洗濯機を運び出してください。最低でも2人~3人は必要になるでしょう。
また、自分でする引越しで必要なのが移動手段となる「軽トラ」です。
引越し業者に依頼すれば、業者が車を準備してくれます。
しかし、自分でする際は自分で車を用意しなければなりません。
軽トラを借りるときは冷蔵庫や洗濯機など、大きい家電が運べるかどうか確認が大切です。
せっかく家の中から搬出できても運べる手段がなければ意味がありません。当日になって焦らないよう、軽トラは効率良く手配しておきましょう。
2.洗濯機を運ぶ際の注意点
2‐1.洗濯機の水抜きをする
引越し当日までやるべきことはたくさんあります。当日はバタバタしてしまうので、事前にできることはきちんとやっておきましょう。
洗濯機を運ぶ前に必ずしてほしいのが「洗濯機の水抜き」です。
洗濯機の中に水がたまったままだと運ぶ際に水がたれてしまいます。部屋の中が水びたしになってしまうでしょう。
スムーズに洗濯機を運ぶため、洗濯槽や給水・排水ホースに残っている水を抜いてください。
洗濯機の水抜きはとても簡単です。
まず、水道栓をしっかりしめてから脱水コースを1分稼働してください。給水ホースに残っている水が洗濯槽へ移動します。
一方、排水ホースは洗濯機をかたむけながら水を排出してください。洗濯機内部とホースの水を出し切ったらOKです。
ただし、洗濯機の周辺が水びたしになる恐れもあるため、バスタオルなどでカバーしましょう。
2‐2.洗濯機の搬出コースを確保する
洗濯機の運び方に注目しがちですが、搬出コースをきちんと確保しなければなりません。
運び方が完璧でも搬出コースに障害物があれば大ケガにつながります。
よって、洗濯機を運ぶ前に玄関までの道が安全かどうか確かめてください。
ドアはできるかぎり全開にして、すべりそうなものや邪魔になるものはすべて取りのぞいておきましょう。
また、壁やドアを傷つけないようタオルなどでカバーすると安心です。
さらに、洗濯槽を固定するためフックといった部品と一緒に大きめのタオルも活用してください。ぐらついている部分を大きめのバスタオルでつめて固定しましょう。
ただし、バスタオルで固定するときは洗濯槽のすき間に落ちないよう気をつけてくださいね。