電源コードが切れたらどうすればいい? 安全な修理方法を解説!

3.電源コードの修理方法

3-1.電源コードを修理する場合

まずはコードが断線した部分をペンチで切断します。その後、一番外側の被覆を10センチずつむきましょう。被覆の中に白と黒、または白とラインが入ったケーブルなど2本のケーブルがあります。ときには緑色のケーブルもありますが、アース用のケーブルです。それぞれの被覆を3センチほどむきましょう。接続する反対側のケーブルについても、同様に被覆をむいてください。

その後、それぞれ同じ色のケーブルごとに圧着スリーブにいれ、サイズのあった圧着ペンチで圧着します。緑色のアースケーブルがある場合も同様にしてください。それぞれのケーブルを電気工事用のビニールテープでしっかり巻きます。最後に全体を再度ビニールテープで巻き、完成です。見た目は悪くなりますが、しっかりと絶縁するためには、ビニールテープはしっかり巻きましょう。

3-2.プラグの交換をする場合

プラグの部分を交換するときは、まずプラグの根元をペンチで切断し、古いプラグを取り外します。電源コード側の被覆を、先ほどと同じ要領でむいてください。新しいプラグの内部を確認して、必要な長さだけ被覆をむきましょう。そうしなければ、プラグの根元でも被覆がむけてしまい、見た目が悪くなります。プラグの内部は通常ねじ止めです。より線の細かな線が、ほつれないよう注意してください。わずかな接触でもショートの原因になります。

3-3.電源コードの修理をはじめる前に

電源コードの修理方法は難しくはありません。しかし、修理を間違えるなら、ショートをおこして、家電が壊れる危険もあります。しっかりと処理をする自信がないなら、修理ははじめないでください。修理が完了したあと、テスターで確かめてから使うのがベストです。

まとめ

電源コードの修理には、電気工事士の資格は必要ありません。しかし、注意深く修理しないなら、事故の原因になるので注意しましょう。また、自分で修理したものは改造をしたものとみなされて、保証の対象外となります。買い取り販売の査定も低くなるでしょう。そのため、修理を自分でするのが得なのか、それとも修理を依頼したほうがよいのかよく考えて決めてください。場合によっては、修理をせずに、買い替えたほうが得になります。不用品回収業者なら故障した家電の回収も行ってくれるので、まずは相談してみるのもおすすめです。