ソファーの選び方を徹底解説! 購入前の確認事項もチェックしよう!
1.ソファーの購入前に確認するべきこと
まずは、ソファーの購入前に確認すべきことをチェックしておきましょう。
1-1.サイズの目安を決める
ソファーを購入する前に確認してほしいのは、サイズの目安を決めることです。ソファーのサイズは、大きく5つの種類があります。
- スツール・オットマン:幅50~80cm
- 1人掛けサイズ:幅60~90cm
- 2~2.5人掛けサイズ:幅140~170cm
- 3人掛けサイズ:幅170~200cm
- カウチソファー:幅230~280cm
1-2.設置場所・レイアウトを決める
ソファーのサイズがある程度決まったら、設置場所やレイアウトもだいたいでいいので決めておきましょう。部屋の広さに合わせてソファーのサイズを決めることになりますが、設置場所によってはソファーが置けなくなる可能性があります。どのような場所にどのように設置するのか、購入前にチェックしておきましょう。なお、主なレイアウトとしては以下の3つがあります。
- 直線型レイアウト:テレビ・テーブル・ソファーを直線に並べる。マンションなどで採用されるオーソドックスなレイアウト
- L字型レイアウト:コーナーにカウチタイプのソファーを配置する。部屋サイズに余裕があり、くつろぎの空間を演出するレイアウト
- 対面型レイアウト:1人掛けのソファーやスツールを組み合わせて、顔を向き合いながら会話ができる応接向きのレイアウト
1-3.何のためにソファーを購入するか
ソファーを購入する前に、何のために購入するのか目的を明確にすることも大切なポイントです。ほとんどの方はくつろぎたいという目的でソファーを購入するでしょう。リビングに設置することが多いと思いますが、ソファーの形状はデザインの違いだけでなく目的に応じた使い方があることを知っておかなければなりません。たとえば、家族でくつろぎたいのならある程度大きめで自由にレイアウトできるタイプがおすすめです。寝転がりたいのなら、広々と座れるタイプがいいなど、使い方や目的によって選ぶソファーが変わります。購入前に、どのような目的でソファーを使いたいのかハッキリとさせておきましょう。
1-4.自分の生活に合ったデザイン・形を知る
ソファーを購入する前に、自分の生活にあったデザインや形について考え、知ることも大切です。ソファーにはローアーム・アームレス・ハイアーム・ロータイプ・ファミリーカウチソファーなどさまざまな種類があります。先ほどのソファーを購入する目的を踏まえた上で、どのようなデザインや形がぴったりなのか考えてみましょう。自分のライフスタイルをイメージすると、ぴったりなソファーがどのようなデザイン・形なのか決めやすくなります。
2.ソファーを選ぶ際に見るべきポイント
ここでは、ソファーを選ぶ際に見るべきポイントを解説します。
2-1.デザインと素材の特徴をチェックする
ソファーを見る際のポイントはたくさんありますが、デザインと素材の特徴は必ずチェックしておきたいポイントです。たとえば、肘がついているソファーの場合、木製か張ぐるみかによって大きく異なります。下記に主なデザインと素材の特徴をピックアップしたので、ぜひ参考にしてください。
肘タイプ
- 木肘:木の味わいが楽しめてメンテナンスも楽だが、硬さがあるので体をもたれかけるには向いていない
- 張ぐるみの肘:柔らかなタッチ感が特徴だが、ある程度の幅を取ってしまうので全体の幅が大きめになる
脚タイプ
- 木製の上げ脚:部屋全体を広く見せることができるが、座面下の掃除が必要になる
- べたっとした脚:床近くまですき間がなく重厚なイメージが楽しめるが、座面下を掃除する際はソファーを移動しなければならない
クッションタイプ
- 置クッションタイプ:クッションと本体が別になっているためメンテナンスが楽。けれども、構造的にデザイン上の制約がある
- 張り込みタイプ:包み込まれるような座り心地が良いが、シートやカバーの取り外しはできない
背もたれ
- ローバックソファー:圧迫感がなく部屋を広く見せることができる
- ハイバックソファー:首や肩あたりまでをしっかりと支えることができる
張り素材
- 本革:使うほどに味わいが深くなる天然素材。重厚感が増していくが、天然素材であるがゆえに伸びや焼け・染めの色合いなどでバラツキが見られる
- 布:布目・柄・カラーなどのバリエーションが豊富でコーディネートの幅が広がる
2-2.内部構造と座り心地もチェック!
ソファーは座るための家具ですので、内部構造と座り心地も必ずチェックしておきたいポイントです。特に、最近はインターネットを活用してソファーを購入する方が増えているでしょう。できれば、実際にソファーに座ってみて座り心地をチェックするのが確実です。どうしてもインターネットを介してしか購入できない方は、内部構造を理解しておくといいでしょう。ソファーの内部構造は、ベースとクッションで構成されています。
ベース
- S字スプリング:S字型の鋼製バネを連結したもの。山型に張っているため、座ったときに沈みすぎないようにしている
- ウェービングベルト:糸に巻いた細いゴムを編み込んでベルト状にし、ソファーの枠に格子状に張ったもの。きしみ音が発生せず、サビの心配もない
クッション材
- ウレタンフォーム:最も多く利用されているクッション材。底に硬めのチップフォーム、表面にはソフトな軟質フォームが重なっている
- コイルスプリング:らせん状のバネを鉄線などで連結したもの。クッション性に優れており、姿勢を変えても安定している
- ポケットコイルスプリング:弾力性に富んだバネがひとつひとつの袋に包まれているもの。体に沿った柔らかな弾力性が特徴的