廃棄物は適切に処理しよう! 産業廃棄物と一般廃棄物の違いは?
3.不用品回収サービスを利用する
事業系一般廃棄物や産業廃棄物は事業者が責任を持って処分する必要があります。事業者が処理施設を設置して廃棄するのが基本なのです。しかし、現実にはすべての事業者が処理施設を持つのは現実的ではありません。多くの事業者は“産業廃棄物処理運搬許可”や“産業廃棄物処理業許可”を受けた業者に依頼して廃棄物を処理するという方法を選択しています。
依頼する業者の廃棄物運搬許可を確認しよう!
事業系一般廃棄物や産業廃棄物の処理を不用品回収サービスに依頼する場合には、依頼する業者が“運搬許可”を受けているかを必ず確かめましょう。
- 事業系一般廃棄物の運搬を依頼する場合には「一般廃棄物運搬許可」
- 産業廃棄物の運搬を依頼する場合には「産業廃棄物運搬許可」
上記の許可を得ている業者であるかを事前に確認し、適正に処理することが大切です。
まとめ
一般廃棄物と産業廃棄物は処理方法が大きく異なります。家庭ごみと事業系ごみでは、処分の方法や責任も大きな違いがあるのです。家庭ごみと事業系ごみの処分方法についてまとめてみましょう。
家庭ごみは“一般廃棄物”
家庭から排出されるごみは一般廃棄物に指定されています。一般廃棄物は自治体によって運搬・処分がおこなわれるので、自治体の指定の集積場に出すことで廃棄しましょう。
事業系ごみは“事業系一般廃棄物”と“産業廃棄物”がある
事業系ごみの排出方法は少々複雑です。事業系ごみは自治体の指定する集積場に出すことはできず、廃棄物の運搬・処理の許可を受けた業者に依頼しなければなりません。事業系ごみは“排出者責任”の義務があり、無許可業者に依頼することは罰則の対象になります。
不用品回収は許可を得ている業者に!
不用品回収業者に事業系ごみの運搬・処分を依頼する場合には、許可を得ているかを確かめるようにしましょう。運搬の許可は廃棄物の種類に応じて、それぞれの許可が必要になります。
- 事業系一般廃棄物「一般廃棄物運搬許可」
- 産業廃棄物「産業廃棄物運搬許可」
事業系ごみには“排出者責任”があり、違反した場合には罰則を受けることもあります。廃棄物の処理・運搬を依頼する業者の許可を必ず確認してから依頼することが、事業者の責任なのです。