冷蔵庫の掃除方法は? カビや汚れを落としてきれいを維持しよう!

1.冷蔵庫の掃除について

掃除の頻度や、冷蔵庫掃除における困りごとなどをご紹介します。

1-1.掃除のメリット

冷蔵庫をきれいに掃除することは、見た目の印象がよくなるばかりではなく、さまざまなメリットがあるものです。古くなった食品を廃棄するだけでも、使いやすく、しまいやすくすることができるでしょう。管理が行き届くため、食品の無駄がなくなります。清潔に保管でき、新鮮なうちに使うことができるのです。冷蔵庫の過剰詰め込みを防ぎ、省エネ効果も高まります。

1-2.掃除の頻度

冷蔵庫掃除は面倒に感じてしまうことが多いものです。しかし、長く放置しては掃除はより困難になってしまいます。理想は1週間に1回食材を使いきるタイミングで掃除をし、冷蔵庫の中をリセットしてから買い足すようにするといいでしょう。

1-3.掃除の困りごと

冷蔵庫で保管している食品の腐敗や、食品の汁などが付着することにより、カビが発生するのが最も多い悩みです。カビは繁殖するため、早めに掃除をしなければ、劣悪な保管環境になってしまいます。カビは根強く残りやすいもので、カビ取りで苦戦することも少なくありません。

2.冷蔵庫の掃除方法は?

冷蔵庫の掃除は、手順やポイントをしっかり覚えておけば難しくありません。冷蔵庫の掃除方法を見ていきましょう。

2-1.用意するもの

冷蔵庫には食品を保管するため、人体に無害な洗剤を使うことが理想です。重曹やクエン酸などは、汚れを簡単に落とすことができます。アルコール除菌スプレーを用意しておき、雑菌の繁殖を抑えることも大切です。汚れ落とし用の布と仕上げ用の布を別々に用意し、使い分けるようにしてください。食品を一時保管するためのクーラーボックスと、ゴム手袋を用意すると便利です。

2-2.掃除方法

2-2-1.どこから始めるのか?

使用頻度の高い場所から始めましょう。冷蔵庫内の食品をクーラーボックスに移します。移動する際に、賞味期限をチェックしながら、廃棄するものと使うものを分別してください。冷蔵スペース・野菜室・冷凍室と進めていきます。製氷機の掃除は、最後の仕上げに行うといいでしょう。

2-2-2.手順

冷蔵庫内のものを移動した後、壁面や棚に付着した汚れを拭き取っていきます。重曹を水に溶かし、空(あ)きスプレーボトルに入れて吹きつけてください。汚れが浮き上がり、落としやすくなります。こびりついた汚れは、重曹水に加えてクエン酸を使いましょう。クエン酸を頑固な汚れに振りかけた上から重曹水を吹きつけて放置しておき、汚れが柔らかくなってから拭き取ってください。

2-2-3.仕上げ

冷蔵庫掃除の仕上げは、雑菌の繁殖を防ぐためにアルコール除菌を行います。アルコール除菌スプレーを吹きつけてください。棚や壁に満遍なく吹きつけた後、しっかり乾(から)拭きしましょう。仕上げを終えてから、クーラーボックスに移動した食品を冷蔵庫に戻して終わりです。

2-3.野菜室・冷凍室・製氷機について

野菜室は野菜クズなどのゴミや野菜の汁が残りがちです。拭き取り掃除をする前に、丁寧に取り除いておきましょう。冷凍庫は、霜がつくものもあります。霜取りはしっかりしておかなければ、収納スペースも狭くなり、光熱費もかかる一方です。霜取りは面倒がらずに行いましょう。製氷機はフィルター掃除だけでは不十分です。パーツを取り外して漂白剤に浸(つ)け置き、きれいな水でしっかり洗い流した後、乾燥してから取りつけましょう。

2-4.冷蔵庫の外側・周辺について

冷蔵庫の外側もしっかり掃除しましょう。特に汚れが残りやすいのは、冷蔵庫の上部と下です。冷蔵庫の上部は油が飛び散り、ほこりと絡まり合って頑固になります。冷蔵庫の下はほこりが蓄積しやすい場所です。ほこりはそのままにしておくと発火などの原因となります。きちんと取り除いてから、重曹水でしっかり拭き取りましょう。

2-5.掃除のポイント

冷蔵庫を掃除している間は、扉を開いたままになります。電気の浪費を防ぐため、電源をオフにしたほうがいいでしょう。冷凍品はクーラーボックスに移し、保冷したまま保存するように注意します。もしくは、短時間で終えるようにしてください。また、掃除の時間を短縮する目的で、あらかじめ食品の量を少なくしておくのもポイントです。

2-6.冷蔵庫の掃除方法における注意点

冷蔵庫掃除は、食品を買い足す前に行う習慣を持ちましょう。また、掃除を終えた後、食品を詰め込まず、整理整頓を心がけてしまうようにしてください。