正月飾りの処分方法を解説! しめ縄やだるまの処分方法も!

3.正月飾りの処分方法

正月飾りを、どんど焼きやお焚(た)き上げで処分するところが多くなっています。処分方法を覚えておきましょう。

3-1.ゴミとして捨てていいのか?

正月飾りには御神霊が宿っているため、本来は神社などに持参し、お焚き上げやどんど焼きで処分してもらうのが理想です。しかし、タイミングが合わずに処分できなかった場合は、自宅で処分することになります。自分で処分する場合は、一般のゴミとは分けて袋に入れ、処分前にお清め塩をしてください。

3-2.どんど焼き

どんど焼きは、全国で開催されている火祭り行事で、1月15日に行われます。神事として神社で行う場合もあるでしょう。櫓(やぐら)を組み、各家庭から持ち寄られた正月飾りやしめ縄などを積み上げて燃やすのです。

燃やす際の火を使い、団子や餅を焼いて食べることもあります。お焚き上げという名称で呼ばれることもあるでしょう。お焚き上げでは、だるまの供養も行われています。古いだるまも正月飾りと一緒に処分したい場合は、どんど焼きに持参しましょう。

3-3.神社で処分する

どんど焼きのスケジュールが分からない場合でも、神社に供養を依頼することができます。神社でも同じように供養の儀式を毎年行っているため、正月飾りを持参してお焚き上げをしてもらいましょう。神社では、年間をとおしてお焚き上げを受けつけています。お守りなどを返納したい場合にもおすすめです。ただし、神社によっては受けつけていないことがありますので、事前に確認してから持参しましょう。

4.正月飾りを自分で処分する方法

前述にて、自分で正月飾りを処分する方法に触れました。より具体的にご紹介します。

4-1.自分で捨てる場合に気をつけること

正月飾りを一般ゴミとして出しても問題ありません。門松などサイズが大きなものは、粗大ゴミとして分類される場合があります。お住まいの地域にルールを確認し、正しく処分することが大切です。一般ゴミとして出すことができるとはいえ、御神霊(ごしんれい)が入っているものは、処分前にお清め塩を振ってから捨てるようにしましょう。

4-2.正月飾りの捨て方

ゴミとして出すなら、ゴミ袋に直接入れることは避け、紙を広げて正月飾りを置き、お清め塩を振ってから包みましょう。なるべく、ほかのゴミに混入せず、正月飾りだけを袋に入れて捨てるようにしてください。門松など、粗大ゴミとして出す必要がある場合は、事前に地域へ申請し、指定された日に出します。粗大ゴミ処理券の購入が必要です。

4-3.正月飾りのお清め方法

正月飾りは、お清めが必要とお伝えしました。塩を振る順序は、左・中央・右と行ってください。あらかじめ、大きめの紙を用意し、正月飾りを中央に置きましょう。お清めが終わったら、新聞紙などに包んで処分しても問題ありません。