キッチンの効率的な掃除方法は? 必要な道具や業者に依頼するポイント
3.キッチン掃除をプロに依頼する方法
ここでは、キッチン掃除をプロに依頼する方法を解説します。
3-1.頑固な汚れは専門業者に依頼するとスピーディー
自分でどのような方法を使ってもなかなか落ちない汚れがある場合、専門の清掃業者に依頼することをおすすめします。ハウスクリーニングを請け負っている業者の多くは、キッチンクリーニングが可能です。具体的な方法は業者によって異なりますが、頑固な汚れでも落とす洗剤や専用機器を使うことになります。ハウスクリーニングの実績がある業者ほど、スピーディーかつ丁寧に落としてくれるので時間と手間がかかりません。自分で掃除する時間がない方や、高齢で掃除が困難な方は専門業者に依頼したほうが安心です。
3-2.サービス内容の範囲と費用をチェックしよう
キッチンの掃除を業者に依頼する場合、サービス内容の範囲と費用を必ずチェックしてください。業者によって、キッチンのどこからどこまで掃除をしてくれるのか範囲が異なります。シンクも掃除してほしかったのに、キッチンのハウスクリーニングにシンクが含まれていないこともあり得るのです。どこからどこまで掃除してくれるのか、見積書の内容と併せて確認したほうがいいでしょう。あくまで目安ですが、キッチンのハウスクリーニングは約2万円となります。中には、お得なセット料金でサービスを展開しているところもあるので、複数の業者を比較してください。
3-3.悪徳業者に要注意!
ハウスクリーニングを行っている業者の中には、きちんと丁寧に掃除してくれない悪徳業者が存在しています。クリーニングをしっかりと行わずに高額の費用を請求する悪徳業者とのトラブルが増えているのです。できるだけ費用を抑えるために低料金で依頼できる業者を選びがちですが、トラブルになる恐れがあります。業者選びの際は、以下のポイントをチェックしましょう。
- ハウスクリーニングの実績があるか
- スタッフの対応が丁寧でスピーディーか
- どのような方法で掃除するのか説明してくれるか
- どのような質問でも丁寧かつ分かりやすく答えてくれるか
- 無料見積もりや無料相談を行っているか
- 口コミや評判がいいか
- 見積書の内容が具体的に記載されているか
少しでも疑問点がある場合は、業者に尋ねて解消してから依頼してください。未然にトラブルを防ぐためには、きちんと確認することが大切です。
4.キッチンの掃除に関してよくある質問
キッチンの掃除に関する質問を5つピックアップしてみました。
Q.重曹を使用する際の注意点は?
A.自然由来の成分でできているので市販の洗剤よりも安全性は高めですが、弱アルカリ性なため、人間の皮膚にも反応します。特に、肌が弱い人は荒れる恐れがあるので、必ずゴム手袋をしてから扱ってください。また、重曹は使用する場所にも注意が必要です。アルミや銅に使うと黒く変色する恐れがあります。漆器や大理石にも使わないようにしましょう。さらに、頑固な汚れは落とせないことがあるため、その場合は重曹よりも強力な洗剤が必要となります。
Q.排水口のヌルヌルを落とすコツは?
A.重曹とお酢、またはクエン酸水(水200ml:クエン酸小さじ2杯)の両方を使ってきれいにします。排水口の掃除方法は以下のとおりです。
- 排水口にまんべんなく重曹を振りかける
- その上からお酢またはクエン酸をかける
- さらにその上からぬるま湯を少しずつかけると、重曹とお酢(クエン酸)が反応し発泡する
- 30分程度そのまま放置し、最後にお湯で洗い流して完了
汚れが残っている場合はスポンジや古い歯ブラシでこすり落としてください。
Q.壁や床を掃除する際のポイントは?
A.食器用中性洗剤を使って、壁・床に飛び散った油やこぼれた食材などの汚れを拭き取ります。食器用中性洗剤を垂らしたぞうきんで水拭きすれば、だいたいの汚れが落ちるでしょう。ここでのポイントは、洗剤が残らないようにきちんと水拭きすることです。洗剤が床や壁に残ってしまうとベタついてしまうので注意してくださいね。また、汚れたときにすぐ拭き取ることも大切なポイントです。
Q.ステンレスのサビを取る方法は?
A.まずは重曹を使った方法を試してください。軽度のサビなら、重曹を振りかけてスポンジなどでこすり落とすだけで簡単に落ちるでしょう。重曹では落ちないサビの場合は、クリームクレンザーを使います。スポンジにクリームクレンザーをつけてサビの部分をこするだけの簡単な方法です。何度かくり返すとだんだんきれいになりますが、研磨力の強いクレンザーやスポンジを使うとステンレスを傷つけてしまう恐れがあります。できれば、クレンザーはマイルドタイプ、スポンジは研磨剤が入っていないものを使ってください。
Q.汚れを未然に防ぐコツは?
A.時間を置けば置くほど落ちにくくなるため、汚れがついたときにすぐ拭くのが汚れを未然に防ぐコツです。毎回掃除するのは面倒に感じるかもしれませんが、使ったらすぐに拭き取る掃除を心がけましょう。近くに掃除用のスポンジや台所用のぞうきんを用意しておくと、それほど手間をかけることなくサッと汚れを拭き取ることができます。
まとめ
水垢・油汚れ・ベトベト汚れなど、キッチンにはさまざまな汚れがつきものです。放置するほど頑固な汚れになるため、汚れがついたらすぐに拭き取ることを心がけましょう。ほとんどの汚れは、食器用中性洗剤・重曹・セスキ炭酸ソーダ・クエン酸で落とすことができます。なかなか落ちない頑固な汚れは、専門の清掃業者に依頼してきれいにしてもらうのも方法の1つです。