布団のハウスダスト対策を4つ紹介! 布団の選び方や手入れ方法も!
1.布団とハウスダストの関係
布団にダニが繁殖しやすい理由や、ハウスダスト対策の必要性についてまとめました。
1-1.布団はダニにとって格好の繁殖場所
布団はダニが繁殖しやすい場所です。ダニは、高温度・高湿度の環境を好みます。布団の中は人間の体温や汗で高温度・高湿度になりやすく、さらに、ダニのエサとなる人間のフケやアカなどが多く存在するのです。特に湿度が高くなる梅雨時期にはダニの繁殖量も増加し、数百万匹ものダニが棲(す)みつくといわれています。
1-2.ハウスダストがぜん息やアトピーを引き起こすことも
ハウスダストの中にはダニや黒カビなど、アレルギー性鼻炎やぜん息・アトピー性皮膚炎などのアレルギー症状を引き起こすアレルゲンがたくさん含まれています。特に、免疫力の弱い子どもや高齢者がハウスダストを吸い込むと、こうしたアレルギー症状を引き起こしやすくなるのです。布団は、1日の中でも長時間過ごす場所でもあります。念入りにハウスダスト対策を行い、アレルギーを予防する必要があるでしょう。
2.布団の選び方
ハウスダスト対策のためには、布団をできるだけ清潔に保つことが大切です。ダニを寄せつけず、掃除しやすい布団を選ぶためのポイントをご紹介しましょう。
2-1.丸洗いできる布団
アレルゲンとなるハウスダストを取り除くには、布団を丸洗いするのが一番です。自宅で簡単に洗濯が可能なのは合成繊維の布団ですが、最近は丸洗いに適した新素材の布団なども登場しているため、チェックしてみるとよいいでしょう。
2-2.ダニが入り込みにくい布団
高密度の生地で作られた布団は、ダニが入り込むのを防ぐことができます。「高密度織り化学繊維」や「高密度織り綿」などがおすすめです。特に、ポリエステルやウレタンなどの化学繊維を使用しているものは比較的低価格で販売されているため、取り入れやすいでしょう。
2-3.湿気がたまりにくい布団
布団は睡眠中の汗を吸い取って湿気をためやすいため、できるだけ湿気を逃しやすい布団を選ぶことも大切です。湿気がたまりにくい素材には、ウールや綿・ナイロンなどがあります。「防ダニ」のほか、「吸汗」「速乾」などの機能表示がある布団を選ぶと間違いないでしょう。