布団は家庭で洗濯できる? クリーニングやきれいに保つコツを紹介

5.布団をキレイに保つコツを紹介

洗濯した布団をキレイに保ち続けるコツをいくつか紹介します。

5-1.定期的に干す

人は一晩に約コップ1杯分の汗をかいているといわれています。寝ている間に汗を吸い込む布団は、汗・皮脂の汚れ・ダニなどで汚れるため、定期的に布団を干してください。目安となる頻度は、日陰干しが1週間に1度、天日干しが1か月に1~2回程度です。日陰干しの場合は、体に接する面が空気とよく触れるように干すのがポイントとなります。天日干しの場合は、表裏2時間程度、布団の側生地が日光で傷まないようにカバーをつけたまま干してください。

また、湿度が低い時間帯に布団の両面を天日干しして、その後に掃除機をかけるとなお効果があります。天日干しができないときは、布団専用の掃除機を使うのも方法の1つです。特に、シルク生地は日光に弱い特徴があるため、天日干しはしないでください。

5-2.収納前は湿気を取りのぞく

布団を使わないシーズン中は、クローゼットや押し入れ等に収納すると思います。その際は、必ず湿気を放出させてから収納してください。洗濯後、完全に乾燥させてから湿気を放出させて衣装ケースなどに入れ保管するのが理想的です。すのこを敷いて収納するとすき間が生まれるので通気性がアップします。布団をキレイに保ち続けるポイントは、「湿気対策」を徹底することなのです。

5-3.掃除グッズを活用する

雨の日が続いたり梅雨時期に布団が干せない場合は、掃除グッズを活用してください。たとえば、「布団専用ノズル」を掃除機につければ、布団についたダニ・ホコリをたたき出すことができます。布団専用の掃除機を購入する必要がありません。

また、「布団乾燥機」を活用すればダニの駆除率が上がり、速く乾くので時短になります。さまざまなグッズが登場しているので、チェックしてみてください。

6.布団の洗濯に関してよくある質問

布団の洗濯に関してよくある質問を6つピックアップしてみました。

Q.電気敷き布団の洗濯はできるのか?
A.電機敷き布団の種類で異なりますが、洗えるタイプには「洗濯機」「丸洗い」などの洗濯表示が記載されているはずです。しかし、中には、洗濯機はNGでも水洗いはできるタイプもあります。洗濯表示が分からない・自分で洗うのが不安という方は、専門のクリーニング店に依頼したほうが安心でしょう。

Q.専門のクリーニングに依頼したほうが良い布団の種類は?
A.和布団・羽毛布団・ポリエステルなどさまざまな種類がありますが、和布団は専門のクリーニング店に依頼したほうがベストです。和布団は綿を詰めこんだタイプの布団なので、基本的に家庭で洗濯できません。洗濯機で洗うと、中の詰め物がよれてしまい、繊維の表面についている油が落ちて固くなってしまいます。和布団のやわらかさを維持し続けるためにも、家庭で洗濯せずクリーニング店に依頼しましょう。

Q.コインランドリーを使う場合と洗濯機では大きな違いがあるのか?
A.コインランドリーの大きなメリットは、「クリーニングよりも安く済む」「ダニを死滅させる」ことが可能な点です。さらに、家庭ではなかなか利用できない高温乾燥器が使える、クリーニングの半分の費用で済むというメリットもあります。たとえ、自宅で洗える布団でも、コインランドリーを使うという方が多いのです。数百円で利用できるので、1度試すのも良いかもしれませんね。ただし、洗浄乾燥機を利用すると1,000円以上かかる可能性もあります。

Q.布団を洗濯しないとどうなるのか?
A.皮脂の汚れや汗がたまり、布団に黄ばみが出始めます。また、ダニ・カビが発生し肌荒れやアレルギー症状が起こることもあるでしょう。特に、何か飲み物をこぼしてしまったり、子どもがおねしょをしたりしたときは、すぐに洗濯してください。疲れをいやすために必要な寝具は、やはり清潔な状態を保ち続けたいものです。

Q.梅雨時期の洗濯のポイントは?
A.晴れ間が少ないので、乾燥機を上手に活用しましょう。自宅に乾燥機がない場合は、コインランドリーを使用してください。

Q.コインランドリーの乾燥機を使う際の注意点は?
A.乾燥機の容量に対し、布団の大きさが3割を超えないように気をつけることです。何枚かまとめて乾燥させるときも、1枚ずつ行ってください。また、布団全体がムラなく乾くようにするため、洗濯の際にしばっていた紐(ひも)も切っておきましょう。さらに、布団と一緒にテニスボールを入れると叩き作業ができ、ふんわりに仕上がります。中綿が湿っているとカビが生えやすくなるため、しっかりと乾かすように注意してくださいね。

まとめ

布団の種類によっては、家庭で洗濯できます。ただし、家庭で洗濯できないものはクリーニング店に依頼したほうが安心です。間違った方法で洗濯すると、使えなくなってしまいます。また、シーズンオフにはキレイにしてから保管するのが清潔を保つコツです。毎シーズン使い続けるためにも、ポイントを押さえてから布団をキレイに洗いましょう。