パソコンが故障する原因や対処法を徹底検証! 適切な処分方法も紹介
1.パソコンの故障について
パソコンが故障する前兆や故障しやすい箇所などをご紹介しましょう。
1-1.パソコンが故障する前兆は?
パソコンが故障するときには、以下のような前兆が現れやすくなります。いざというときに慌てず対処できるように、どのような前兆があるか把握しておきましょう。
- 動作が重くなる
- 起動に時間がかかる
- 頻繁にフリーズする
- ファイルのコピーや保存ができないことがある
- 勝手に電源が落ちる・再起動する
- 異音がする
- パソコンが異様に熱くなる
1-2.特に故障しやすいのはハードディスク
パソコンで特に故障しやすいといわれている箇所は、ハードディスクです。ハードディスクはあらゆるデータを保存する記憶装置であり、データを読んだり書いたりして常に動いています。そのため、日々劣化がすすみ、故障の原因になりやすいのです。「動作が遅い」「頻繁にフリーズする」などの症状が現れた場合は、ハードディスクの寿命が近づいていると考えてよいでしょう。
1-3.そのほか故障しやすい箇所は?
ハードディスク以外にも、故障しやすい箇所には以下のようなものがあります。
- メモリー
- 電源
- 液晶・モニター
- マザーボード
- ファン
- バッテリー
1-4.5年経過したあたりから故障しやすくなる
パソコンのパーツが経年劣化によって故障する確率は、購入から5年程度経過したあたりから高くなってきます。もちろん、5年を過ぎても故障することなく使い続けられるパソコンや、故障しても修理して10年以上使い続けることが可能なものもあるでしょう。パソコンの寿命は使い方や使用する環境によっても変わってくるため、長持ちさせるポイントを把握しておくことをおすすめします。
2.よくあるパソコンの故障と原因
パソコンによくある故障とその原因をまとめました。
2-1.電源が入らない
電源トラブルには電源を入れてもランプがつかない場合や、電源ランプはつくが起動しない場合、途中で電源が切れる場合などさまざまなものがあります。この場合、原因には以下のようなものが考えられるでしょう。
- 電源ケーブルの劣化・故障
- バッテリーの充電不足
- パソコン内部にほこりがたまっている
- パソコン内部のパーツが故障している
2-2.突然フリーズする
パソコンを使用中、突然フリーズして操作を受け付けなくなった場合、原因にはさまざまなものが考えられます。処理中の一時的な負荷が原因であれば、少し待つことで元に戻るでしょう。そうでない場合は、メモリー不足やウイルス感染・ハードディスクの老朽化などが原因として考えられます。キーボードやマウスを操作できる場合とできない場合で対処方法が変わってくるため、確認してみましょう。
2-3.異音がする
パソコン内部から「ギギギ」「ガリガリ」などの異音がする場合は、どこから音が発生しているかによって緊急度が変わってきます。たとえば、ドライブの取り付け不良や、冷却ファンにケーブルが干渉することで起こる異音は、比較的簡単に対処可能です。しかし、ハードディスクから異音がする場合は、ハードディスクが故障する直前の症状と考えてください。突然パソコンが使えなくなる可能性が高いため、すぐにデータをほかのメディアに保存しましょう。
2-4.モニター画面に何も映らない
パソコンのモニター画面に何も映らないのは、パソコン本体に原因がある場合とモニターに原因がある場合が考えられます。たとえば、ケーブルの接続不良や断線・デジタル信号の入力切り替えにミスがあったときなども、モニター画面に何も映らなくなるのです。また、モニターとパソコンがうまく連動していないという原因も考えられるでしょう。