パソコンが故障する原因や対処法を徹底検証! 適切な処分方法も紹介

3.パソコンの故障を誘引するものは?

以下のような行為はパソコンの故障を引き起こす原因になるため、十分注意する必要があります。

3-1.熱がこもりやすい環境で使用する

精密機械であるパソコンは熱に弱いため、使用する環境によっては内部の温度が上がりすぎて故障の原因になります。直射日光が当たる場所や温度が高い部屋で長時間使用するのはやめましょう。また、パソコンの周辺がもので囲まれた状態だと、内部から出てきた熱を放散させることができず、パソコン内に熱がたまってしまいがちです。

3-2.水をこぼす

パソコンは水にも弱いため、飲みものなどをこぼしてしまうことも故障の原因につながります。ジュースやコーヒーなどを飲みながらパソコンを操作する際は、十分注意が必要です。大量の水をこぼしてしまうとメイン基盤にまで影響が及び、修理が不可能な状態になってしまうでしょう。

3-3.衝撃を与える

特にノートパソコンは持ち運びが可能なため、「落とす」「ぶつける」などの衝撃が故障の原因になることも少なくありません。衝撃によってハードディスクに不具合が生じ、データが飛んでしまう可能性もあるということを覚えておきましょう。

3-4.ほこりがたまりっぱなしの状態で使用する

パソコン内部にほこりがたまったまま放置することも、トラブルの原因になります。ほこりがたまるとパソコン内部の空気が流れにくくなり、熱がこもりがちです。特にメモリー部分が高温になるとパソコンが起動しなくなることもあるため、定期的にほこりを取り除く必要があります。

3-5.強制的にシャットダウンする

パソコンを使用中にフリーズして戻らないときなど、強制的にシャットダウンをすることもあるでしょう。手順を踏まずに強制終了することでハードディスクに負荷がかかり、故障の原因になるといわれています。

4.パソコンが故障したときに自分でできる対処法

パソコンの故障内容によっては、自分で対処できる場合もあります。対処法の一例をご紹介しましょう。

4-1.再起動する

パソコンに何らかの不具合が生じた場合、まずは再起動してみましょう。システムやプラグラムが突発的にエラーを起こしているのであれば、再起動で改善される可能性があります。マウスやキーボードが操作できない場合は、「Ctrlキー」「Altキー」「Delキー」を同時に押し、タスクマネージャーを起動させてください。タスクマネージャーが起動したら「アプリケーション」タグを開き、終了させたいアプリケーションの「タスクの終了」をクリックしましょう。フリーズしているソフトウェアを強制終了することで、不具合が改善される場合があります。

4-2.放電する

「パソコンの電源は入るが画面が真っ暗のまま」というときに試してもらいたいのが、パソコンの放電です。パソコンに電気がたまっていることが原因である場合、放電することで改善する可能性があります。まずは、パソコンに接続されているすべてのケーブルを取り外してください。ノートパソコンの場合は充電バッテリーも取り外しましょう。その状態で電源ボタンを10秒ほど長押しし、1分間放置します。その後、電源ケーブルを接続して電源が入るか確認してみてください。

4-3.電源周りに問題がないかチェックする

電源周りの接続に問題がないか確認することも忘れないでください。パソコン本体側やコンセント側の接続が外れかけていないか、電源ケーブルが破損していないかなど、しっかりチェックしましょう。また、延長コードを使用している場合は、延長コードに不具合がないかも確認してみてください。

4-4.パソコンの清掃をする

パソコン内部のほこりが原因で不具合を起こしている場合は、掃除をすることで改善できる可能性があります。パソコンの電源を落として配線ケーブルをすべて取り外したら、パソコン本体のカバーを外し、エアーダスターを使ってほこりを掃除してください。自分で掃除をする自信がない人は、業者に依頼することをおすすめします。

4-5.ノートパソコンの場合はバッテリーを外して起動してみる

ノートパソコンの場合、バッテリーの劣化が原因で不具合を起こしている可能性も考えられます。そこで、いったんバッテリーを取り外した状態で、電源アダプターだけを接続してパソコンを起動させてみてください。この方法を試して問題なく起動するようなら、バッテリーに原因があることが分かります。

4-6.パソコンをリカバリーする

上記のような対処法を試しても問題が解決しない場合は、パソコンをリカバリーしてみることをおすすめします。リカバリーとは、パソコンを購入時の状態に戻すことです。リカバリーディスクがあるパソコンの場合は、ドライブにセットして電源を入れるとメニューが表示されるため、指示に従って初期化を行ってください。リカバリーディスクがない場合は、パソコンの取扱説明書に従って初期化を行いましょう。リカバリーすることでパソコン内のデータが消えてしまうため、必ずバックアップを取っておいてください。