パソコンが故障する原因や対処法を徹底検証! 適切な処分方法も紹介

5.パソコンの故障、修理か廃棄か?

パソコンが故障した場合、修理に出すべきか廃棄するべきか迷う人は多いでしょう。選ぶ目安や修理の依頼方法などをご紹介します。

5-1.修理か廃棄かを選ぶ目安は?

パソコンが故障して修理か廃棄かで迷ったときは、まず使用年数を目安にして考えましょう。パソコンの平均寿命は5年前後といわれており、購入から5年以上経過したパソコンが故障した場合、修理するにはある程度の費用がかかります。修理してもまたすぐに壊れてしまう可能性もあるため、5年前後経過したパソコンは買い替えが妥当でしょう。もちろん、故障の内容や程度も目安になります。特に、「すぐに電源が落ちる」「頻繁にフリーズする」など、ハードディスクに問題があると考えられる場合、修理には高額な費用がかかることが予想されるでしょう。業者に無料見積もりを依頼し、修理費用がいくらかかるかを把握してから、修理か廃棄かを検討することをおすすめします。

5-2.修理の依頼先はメリットとデメリットを比較して

パソコンが故障した場合、修理の依頼先にはパソコンメーカーや家電量販店・修理専門店などがあります。サービス内容や料金設定などはそれぞれ異なるため、メリットとデメリットをしっかり比較した上で選ぶとよいでしょう。対応スピードの速さや安心度で選ぶなら、メーカーに依頼するのがおすすめです。ただし、料金が高めなのがデメリットといえるでしょう。家電量販店の場合はほとんどがメーカーに修理を外注することになるため、修理に出して戻ってくるまで少々時間がかかります。手数料が上乗せされる分、料金も高くなることが予想されるでしょう。安さで選ぶなら修理専門店がおすすめですが、業者によって技術力の差が大きいため、慎重に業者選びをするようにしてください。

6.故障したパソコンの処分方法

故障したパソコンを処分する方法や注意点などをまとめました。

6-1.処分前に必ずデータ消去を

パソコンにはさまざまなデータが入っているため、処分する前にすべて消去することを忘れないでください。万が一個人情報が漏えいした場合、第三者によって悪用されてしまう可能性もあるのです。自分でデータを消去するには、専用ソフトを使用する方法かハードディスクを物理的に破壊する方法があります。自分で消去する自信がない人は、メーカーやパソコン回収業者など、データ消去サービスを受け付けているところに依頼するとよいでしょう。また、大切なデータはバックアップを取り、新しいパソコンに引き継ぐようにしてください。

6-2.故障しているパソコンもデータ消去が必要

故障していて起動しないパソコンも、データを消去してから処分することをおすすめします。ハードディスク内のデータがそのまま残っている場合、ハードディスクを取り出して正常なパソコンに接続することで、中身を見ることができてしまうのです。パソコンからハードディスクを取り出し、ドライバーやドリルなどを使って物理的に破壊しておきましょう。

6-3.粗大ゴミとして捨てることはできない

平成13年4月に資源有効利用促進法が施行され、自治体が回収する粗大ゴミとしてパソコンを捨てることができなくなっています。ただし、ノートパソコンは小型家電リサイクル法の対象として回収している自治体もあるため、事前に確認しておきましょう。小型家電リサイクル法の対象であれば、家電量販店や公共施設などに設置されている回収ボックスに投かんすることで、無料で処分できる可能性があります。

6-4.メーカーに処分を依頼する場合

パソコンの処分をメーカーに依頼する場合、PCリサイクルマークがついているパソコンは無償で回収してもらえます。マークがついていないパソコンはリサイクル料金を支払う必要があるため、各メーカーのホームページで料金を確認しておきましょう。申請をすると3~10日でゆうパック伝票が送られてくるため、パソコンをこん包して指定場所へ発送するという手順です。