片付けが苦手な人でも大丈夫! 詳しい手順や収納方法・やる気のコツなど
1.片付けが苦手な人の特徴
まずは、片付けが苦手な人の特徴について見ていきましょう。対策や片付け方については次項よりご紹介します。
1-1.片付けがめんどくさい
人によって感じ方の幅はあるものの、片付けるのはだれでもめんどうです。しかし「片付けがめんどうだな」と感じる心理と、片付けが“本当に”めんどうかどうかは別の問題になります。つまり、部屋を片付けがめんどうではない環境にしつつ、「片付けがめんどうだ」と感じる気持ちを少しやわらげる必要があるのです。よく分からないという方は、続きを読んでみてください。
1-2.片付けの方法が分からない
片付けが苦手な人は、まず片付けの方法を知りません。やり方を知らないままむやみに片付けても、またすぐに散らかってしまうでしょう。
1-3.ものを捨てられない
片付けが苦手な人はものを捨てるのが苦手という特徴もあります。ものを捨てることに対する「もったいない」精神が働きやすいのです。何かに使えるから……いつか使うから……と、ものを取っておいてしまう方は注意が必要になります。
1-4.片付けを後回しにする・まとめて片付けする
片付けを後回しにして、限界が来たところで大変な思いをしてようやく片付けるというループにはまると、どんどん片付けに対する苦手意識ができてしまいます。片付けがめんどうと感じる心理にも関係してくるでしょう。
1-5.収納家具や用品を多く持ちすぎている
多すぎる収納スペースは、片付けのさまたげになります。ものを中心として考え、それにあった収納を選ぶようにしましょう。片付けが完全に終わったら、邪魔な収納家具を処分することができるかもしれません。
2.片付けが苦手な人の片付けポイントとコツ~心理編
片付けが苦手な人は、まず片付けのメリットや目的など、基礎的なことを自分で考える必要があります。そのためのヒントをご紹介しましょう。
2-1.片付けの目的を知る・目標を作る
まずは、なんのために片付けるのかを考えてみましょう。理由や目的なしに「片付けなければ」と思ってもうまくいかないものです。
2-1-1.片付けの目標を考える
なぜ片付けたいのかを考えてみましょう。
- 床で寝られるようになりたい
- 探し物を減らしたい
- 人を呼びたい
- 視界を明るくしたい
- 暮らしやすくしたい
このように、片付けの先にある目標を考えるのが大切です。
2-1-2.片付けのゴールを決める
目標を考えたら、次はもっと具体的なゴールを決めます。たとえば、以下のようなものです。
- 床にふとんをまっすぐ敷く・ふとんの周りには背の高い家具を置かずゆっくり寝られるようにする
- どこに何が置いてあるか完璧に把握できるようにして探し物のない部屋にする
- x月までに知人を呼び、ティーパーティーをする・キッチンで食事を作る
- 窓周りの家具を撤去し採光をよくする
- 部屋をまっすぐ歩けるようにする
また、片付けのゴールをノートに書いておけば、やる気がなくなったときに見返すことができます。また、このノートには作業状況を書いてもOKです。
2-2.片付けのメリットを知る
片付けのメリットを知ることも、片付けが苦手な人にとって大切なことです。
2-2-1.探し物や無駄遣いがなくなる
片付けに成功すると、探し物がなくなります。どこに何があるかが把握できるようになるためです。そのためには、ものを減らしたうえで、すべて持ち物に対し定位置(置き場)を決める必要があります。また、家に何があるかしっかり分かっていれば、余計なものを買い足すことがなくなったり、衝動買いも減るでしょう。
2-2-2.時間や心の余裕ができる
探し物が減ると、今まで探し物に割いていた時間が節約できます。散らかった部屋で感じている原因不明の焦りやモヤモヤ感もスッキリするため、精神的な余裕もできるでしょう。
2-2-3.ストレスが減る
探し物をすることがなくなったり、余裕が出てくると、日ごろ感じるストレスが激減します。少なくとも、片付いていない部屋で感じていたストレスは消えるでしょう。
2-2-4.部屋が好きになりゆっくり休める
部屋が片付くと、ストレスが減るだけでなく、部屋がパワーをくれる場所へと変化します。部屋が「物置」から「ゆっくり休める自分のエリア」へ変わるのです。スッキリ片付いた部屋では睡眠の質が上がるとも言われています。
2-2-5.ものごとのやる気が出る
片付いた部屋では、やる気や集中力をそがれることがなくなります。そのため、勉強・家事・遊びなど、家で行うさまざまなことに対してやる気がアップするでしょう。また、活動的になることによって、新しい趣味を始めたり、人付き合いを大切にしたりといったメリットが得られる場合もあります。
2-3.ものを減らすことの重要性を知る
前述のとおり、片付けが苦手な人は捨てることに対して抵抗があることが多いのです。そこで、ものを減らす・捨てることの重要性について見ていきましょう。
2-3-1.片付かない理由=ものが多すぎる
片付けられない部屋は、部屋の容量に対してものの数が多すぎる傾向があります。部屋のキャパシティ以上にものがあるため、いくら整理整頓しても、絶対に片付きません。
2-3-2.残すものを選ぶ
一方で、なんでもかんでも捨てようとして、捨てるものを選んでもうまくいきません。捨てるものを選ぶのではなく、残すものを決めてそれ以外を捨てるという考え方が大切です。ゴールに設定した部屋にするために必要なもの以外は思いきって処分するのが片付けの近道になるでしょう。
2-3-3.明らかなゴミは捨てていい
残飯・賞味期限の切れた食べ物・容器・ペットボトル・ビン・缶・紙くずなど、これらのものはすべてゴミです。再利用しようとしたり、「何かのときに取っておく」ことはやめましょう。