片付けが苦手な人でも大丈夫! 詳しい手順や収納方法・やる気のコツなど

3.片付けが苦手な人はまずキッチンから

片付けが苦手な人は、まずキッチンから片付けましょう。

3-1.キッチンから片付ける理由

片付けが苦手な人がキッチンから片付けた方がいい理由は以下のとおりです。

  • 捨てるか悩むものが少なく、片付け・もの捨ての勢いをつけられる
  • ものが減ることのメリットを体感できる
  • エリアがせまいため、比較的短時間で成功体験を作ることができる
  • 捨て方に悩むものがない(売るもの・リサイクルするもの・粗大ゴミなどが少なく、普通にゴミとして捨てるだけでよい)

3-2.キッチン片付けの手順

3-2-1.すべてのものを出す

キッチンにあるすべてのものを表に出します。ものを置くのに2~3畳分くらいは必要なのであらかじめ新聞紙などを敷いておきましょう。後述する分類の作業用に、段ボール箱も用意しておくと便利です。

3-2-2.捨てるものを選ぶ

前述では残すものを選ぶとご説明しましたが、キッチンは特性上、捨てるものを先に選びます。なぜならキッチンには「明らかなゴミ」が多いからです。先に不要なものを抜いておいたほうが、仕分けが楽になります。捨てるものの基準は以下のとおりです。

  1. 賞味期限の切れたもの
  2. 不要であると一目で分かるもの
  3. 使い古した消耗品(スポンジ・雑巾など)
  4. こまごまして管理できていないもの(小さい袋に入った調味料・容器類・ようじ・クリップ・マグネットなど)
  5. 多すぎる消耗品(レジ袋・割りばし・プラスチックスプーンが数十個以上ある場合など)
  6. 無料でもらったおまけ類
  7. 使っていないもの・買ったことを忘れていたもの
  8. 100均などで安く買いなおせるもの
  9. 同じ種類が多くあるもの(おたまが5つ以上・ボウルが10個以上など)

上記は、一般的に捨てやすい順に列挙しています。悩んでしまう項目は後回しにしてもOKです。

3-2-3.残すものを選ぶ

捨てるものを抜いたら、次は残すものを選びます。残すものの基準は以下のとおりです。

  • ふだん使っているもの
  • ふだんは使わないが、たまに必ず使うもの

残すものを抽出してみると、意外に少ないことに気付くでしょう。使う用途や不要な理由を声に出すと、残すものや自分の中での基準が明確になっていきます。

  • 「おはしは毎日使っていて迷うまでもなく必要」
  • 「クリスマス専用の大皿はかさばって、毎年取り出しにイライラする・ほかのお皿で代用できる気がする」
  • 「柄はかわいいけれど欠けていてケガをすると危ない」

3-2-4.置き場所を決める

残すものを決めたら、一つずつに対して置き場所を決めます。その際は、ある程度カテゴリー別に分類し、なるべくかためて置くと便利です。

  • 調味料(調理中に使うもの・食卓で使うもの)
  • おはし・シルバー類
  • 調理道具(おなべ・ボウル・おたまなど)
  • 掃除道具
  • ストック品(食品・消耗品)

3-2-5.ゴミを捨てる(手順の順番にかかわらず随時捨ててOK)

キッチンから出たゴミは、ほとんどが可燃ゴミか不燃ゴミとなります。きちんと分別して出しましょう。ゴミ袋を多めに用意しておくことをおすすめします。

4.片付けが苦手な人の片付けポイントとコツ~注意点

キッチンを片付けたら、次は部屋全体の片付けです。そのためのポイントをご紹介します。

4-1.ものの量を把握する

キッチンほどの小さなスペースでも、たくさんのものが出てきて驚かれると思います。片付けの最中は、自分が想像以上にものを持っていることに気付くはずです。把握しきれていないもの・アクセスが困難なものは、持っていないのと同じであると考えてよいでしょう。

4-2.収納家具を増やさない

片付けで大切なのは、ものを減らし、量を把握することであり、収納スペースを増やしたり小手先の収納術でものをギュウギュウ詰めにしたりすることではありません。片付けが完成したとき、収納スペースはあまるでしょう。片付けの途中で収納家具や収納用品を新たに購入するのは絶対にNGです(ただし、仕切りやブックエンドなど、収納スペース内を区切るための用品は買ってOK)。

4-3.部屋の片付け手順はキッチンと同じ

片付けを行う際は、キッチンの項でご紹介した方法とほぼ同じながれとなります。
すべて出す→残すものを決める→置き場所を決める→捨てる、の流れです。ただし、部屋を片付ける際は、ものの種類ごとに行いましょう。種類とは、以下のとおりです。

  1. 書類
  2. 小物
  3. 思い出のもの

キッチンの片付けで勢いをつけたら、1か月くらいかけて一気に片付けます。しかし、上記の種類のものは、キッチンと違い捨てにくいものが多いでしょう。捨てる基準について後程詳しくご紹介します。

4-4.置き場所は一つ残らず必ず決める

置き場所が決まっていると、片付けが格段に楽になります。たとえものが出しっぱなしになって散らかってしまっても、置き場所が決まっていれば、機械的に元の場所に戻すだけでいいのです。しかし、置き場所が決まっていないと、どこに戻したらいいか悩んだり適当な場所に置いて結局ぐちゃぐちゃになってしまうでしょう。