ゴミ箱が臭い! 臭い取りに最適な消臭剤や臭いを予防する方法を紹介
3.ゴミ箱の臭い・消臭剤について
ゴミ箱用の消臭剤が市販されています。消臭剤の種類や効果などを覚えておきましょう。
3-1.どのような消臭剤があるのか?
ゴミ箱の消臭剤には、スプレータイプ・貼りつけタイプ・パウダータイプ・シートタイプがあります。成分は、活性炭・ゼオライト・精油・フィトンチッドなど、商品によって異なるものです。商品の記載内容をよく確認し、臭いに適したものを選ぶようにしてください。
3-2.効果・使用シーン・選び方など
種類別に効果や使用シーンなどをご紹介します。消臭剤選びの参考にしてください。
3-2-1.スプレータイプ
スプレータイプは手軽に利用できて即効性があり、範囲や量を調整しながら使えて便利でしょう。キッチン・部屋・トイレなど、さまざまな場所に使うことができるのも魅力となっています。スプレータイプは、使用した瞬間に効果を実感できるとはいえ、持続力が弱いのがデメリットです。
3-2-2.貼りつけタイプ
貼りつけタイプは、ゴミ箱の奥から上がってくる臭いを食い止める効果があり、ゴミ箱のふたに固定して使用できる便利な消臭剤です。ただし、臭いが強い場合は、持続期間が短くなるため、こまめな交換が必要になります。粘着力の低下によるはがれも注意が必要です。
3-2-3.パウダータイプ
パウダータイプは、ゴミに直接振りかけて使うタイプで、原因となるゴミに直接アプローチでき、臭いの発生を抑制できる効果があります。ただし、ゴミを捨てるたびに振りかける必要があり、手間だと感じる場合はほかの方法を用いるようにしましょう。
3-2-4.シートタイプ
シートタイプは、ゴミ箱の底に敷いて使うタイプです。消臭効果と同時に、ゴミ箱の底面で生ゴミなどからの水分を受け止める効果があります。しかし、シートはサイズが決まっているため、ゴミ箱によってはサイズが合わない場合もあるでしょう。また、ゴミ箱の臭いは浮き上がってくる性質があるため、ほかの方法に比べて消臭効果が弱めです。
3-3.消臭効果以外にも着目すること
既述したとおり、ゴミ箱の臭いは、雑菌やカビの繁殖が原因となっています。そのため、消臭だけに着目せず、抗菌効果なども併せ持った消臭剤の使用が理想です。成分や効果などをしっかり確認してから、消臭剤を選ぶようにしてください。
4.ゴミ箱の臭い・予防方法
ゴミ箱の臭いは、普段の使い方や工夫しだいで予防することができます。臭いの予防方法も身につけておきましょう。
4-1.ゴミ箱の臭い予防になる基本事項
ゴミ箱の臭い予防には、水気をきる・密閉する・新聞の活用が基本となります。生ゴミの場合、水分が残ったままゴミ箱に入れてしまうと、汁漏(も)れなどが起こり、ゴミ箱全体に臭いが広がってしまうのです。水気をしっかりきり、なるべく空気に触れないよう密閉して捨てるようにしましょう。新聞紙はゴミ箱内の湿度を調整する作用があるため、ゴミ箱の底に敷くと生ゴミの腐敗速度を遅くすることができます。生ゴミをビニール袋で密閉し、新聞紙で包んでから捨てる方法もおすすめです。
4-2.ゴミ箱の選び方
ゴミ箱は、屋外に置いても室内で使う場合でも、臭いが気になり置き場で困ることが多いものです。ゴミ箱にはいろいろな種類があり、消臭効果があるゴミ箱も市販されています。抗菌加工も施されているため、臭いの抑制にも効果があるでしょう。ゴミ箱は、必ずふたつきのものを選ぶようにしてください。近年では、生ゴミを堆肥として再利用する方もいます。生ゴミを堆肥として再利用する場合は、専用の生ゴミ処理機を購入しましょう。生ゴミ処理機は、微生物が生ゴミを分解するバイオ型・高温で乾燥して処理する乾燥型・乾燥しながら微生物によって分解するハイブリッド型があります。バイオ型以外は、室内でも利用可能です。ただし、生ゴミ以外は投入できないので注意してください。
4-3.生ゴミを冷蔵庫や冷凍庫で保管しておく
生ゴミは、腐敗が起こらない環境を作ることが、臭いを予防するポイントになります。ゴミ箱は常温の環境にあるため、腐敗が起こりやすく、臭いの発生は避けてとおれません。生ゴミを冷蔵庫や冷凍庫に入れて保管してみてはいかがでしょうか? しっかり水気をきり、ゴミを捨てる日まで生ゴミを新聞紙に包んで冷蔵庫や冷凍庫に入れておきます。腐りにくい環境で保管し、腐敗臭を予防しましょう。
4-4.中和してオムツの臭いを抑制する
使用済みオムツは、尿や便などの排泄(はいせつ)物が付着しています。便は酸性臭を放つため、アルカリ性の重曹をたっぷりオムツに振りかけ、臭いを中和してからゴミ箱に入れるようにしましょう。尿は空気に触れると臭いを強く感じます。ビニール袋に密閉してから捨てるようにしてください。また、尿はアルカリ性なので、酸性のクエン酸で中和する方法もおすすめです。
4-5.消臭効果があるビニール袋を利用する
ビニール袋自体に消臭効果があり、臭い予防に役立つものも市販されています。生ゴミを捨てるゴミ袋としても使用可能です。オムツ用ゴミ箱は、専用の消臭ビニールがセットできるタイプも人気があります。臭い対策に役立ててください。