引っ越しの荷造りについて! 準備のコツや作業の流れを詳しくご紹介

1.引っ越しの荷造りについて

引っ越しの荷造りに関するスケジュールや注意点などをご紹介します。

1-1.いつから荷造りを始めるか?

引っ越しの荷造りは、なるべく早い段階で始めたほうが、引っ越し日間際になって慌てることがないでしょう。遅くても、引っ越し日の2週間前には着手してください。引っ越し業者と契約を交わすと、こん包資材を無料で受け取ることができる場合があります。普段使わないものからどんどん詰めていき、引っ越し日が近くなったら、残っているものを詰めるだけという状態にしておきましょう。

1-2.スケジュール

引っ越しの荷造りは、以下のスケジュールで進めていきましょう。

引っ越し日の2週間前

  1. こん包資材を調達(引っ越し業者から無料でもらえる場合もある)
  2. 部屋をブロック分けする(使用頻度の低い部屋から着手)
  3. 荷造りのチェックリストを作成しておく
  4. 不用品を処分する
  5. 普段使わないものから荷造りをする(使用頻度の低い部屋を優先して進めること)
  6. パソコンのデータをバックアップしておく(データ紛失を避けるため)

引っ越し日の1週間前

  1. 普段使っているものをこん包していく(衣類などは2〜3着手元に残しておく)
  2. 食器類のこん包(1つずつ丁寧に包み、割れないように注意する)
  3. 引っ越し後すぐに使う衣類はスーツケースなどにまとめる

引っ越し前日

  1. 冷蔵庫のコンセントを抜く(水抜き)
  2. 洗濯機の水抜き
  3. 貴重品は手荷物にまとめる
  4. バケツや雑巾を準備しておく
  5. 家具の分解(必要な場合だけ)

 引っ越し当日

  1. 布団のこん包
  2. ベッドの分解(簡単な作業でなければ業者に依頼する)
  3. エアコンの取り外し(業者に依頼する)
  4. 家電のこん包(取り扱いに注意が必要なものなどは業者に依頼する)

1-3.荷造りの難しい点・注意点

 引っ越しの荷造りは、引っ越し当日まで使うものもあるため、一気に作業を進めることができないのが難点です。また、新居ですぐ使うものもあり、手元に残しておくものも決めておかなければなりません。部屋数が多いほど、荷物の量も多くなります。引っ越しは荷物の整理に適しているタイミングです。新居に持っていくものを絞り込み、不用品を思いきって処分し、荷造りを進めやすい状態にしてください。

1-4.業者にお願いすることもできる

引っ越し業者では、荷造りを請け負うサービスも行っています。荷造りを依頼する場合、オプションとして別途費用の負担が必要です。見積もりを依頼するときに、荷造りを希望する旨を伝えて、作業費用を確認してください。

1-5.荷造りは、引っ越し当日までに終えておくこと

引っ越し業者では、引っ越し当日までに荷造りを終えておくよう、引っ越しに関する運送条件に記載があります。荷造りが間に合わない場合、搬出や搬入に支障が出てしまい、大幅に時間がずれる可能性があるでしょう。残っているものを作業員が荷造りしなければならないなど、想定外の追加料金が発生することも懸念されるため、必ず作業開始時刻までに荷造りは終えておいてください。

2.引っ越しの荷造り:手順や方法

引っ越しの荷造りに用意するものや手順などを覚えておきましょう。

2-1.用意するもの

荷造りには、こん包資材の準備が必要です。引っ越し業者から無料で受け取ることができる場合は、存分に利用しましょう。ダンボール・ガムテープ・カッター・ハサミ・フェルトペン・新聞紙・緩衝材・毛布などがあると便利です。ガムテープは粘着性が高いものと、貼り付けても糊(のり)跡が残らないものの2種類を用意し、場所に応じて使い分けてください。こん包する際、荷物のホコリを払うのに、雑巾やはたきなどがあれば、きれいな状態にしてから詰めることができます。

2-2.まずどうするか?

引っ越しの荷造りを始める前に、ものの見直しを行いましょう。引っ越しは、荷物の量が少ないほうが、荷造りや移転後の作業が楽になります。引っ越しは断捨離を実行するベストタイミングなので、不用品を見極めて処分してから荷造りを始めましょう。

2-3.手順・方法

荷造りをするときは、部屋別に進めていき、さらに品目ごとに分けてダンボールに入れていきます。いろいろなものを混在しないように詰めるのがポイントです。荷ほどきの際にものの仕分けで戸惑うことがなくなり、スムーズな作業ができるでしょう。使用頻度の低いものから詰めていき、身近なものは最後にこん包する方法がおすすめです。

2-4.こん包のポイント

荷造りのコツは、重たいものを下にし、安定感を出すことです。また、1人でも運搬できる重さに留(とど)めておくこともポイントになります。食器類は、輸送時に割れてしまうことがあるため、1つずつ丁寧に新聞紙や緩衝材を巻くようにしてください。

ダンボールは、底面にガムテープを十字に貼り付け、強度を高める工夫も大切です。衣類の場合、引っ越し業者からハンガーラックを貸してもらえるケースがあります。クローゼットの中身をそのまま移すことができるので、無料で貸してもらえるようなら利用しましょう。

2-5.ダンボールには搬入する部屋や品目を記載すること

ダンボールに詰めた後では、何がどこに入っているのか分からなくなってしまいます。こん包したらその場ですぐ、フェルトペンで内容物や搬入先を記載するようにしましょう。引っ越し業者も、内容物や搬入先の記載があるだけで作業が進めやすくなります。引っ越し時のタイムロスを大幅に削減できるので、ぜひ実践してください。