引っ越しの荷造りについて! 準備のコツや作業の流れを詳しくご紹介
3.引っ越しの荷造り:困るものについて
引っ越しの荷造りでは、こん包に困るものも出てきます。どのようなものがあるのか覚えておきましょう。
3-1.家電・家具
DVDプレーヤー・オーディオ機器・パソコンなど、壊れたら困るものは、緩衝材を多めに巻き、ダンボールに詰めておくと安心です。品目と「精密機器」などの注意書きを添えておきましょう。冷蔵庫は、前日にコンセントを抜き、水を抜く作業が必要です。故障防止の観点から、必ず冷蔵庫の水抜きは行ってください。
家具の場合は大型なものもあり、一般の人ではこん包が難しいものです。引っ越し業者に依頼し、専用資材で包んで搬出してもらいましょう。ただし、家具の中身はすべて取り出して軽くしておき、中身をダンボールに詰めておいてください。家具の分解が求められる場合は、パーツをビニール袋にひとまとめにし、糊(のり)跡が残らないテープで分解した部品の裏などに固定しておきましょう。
3-2.割れ物・壊れやすいもの
食器類などの割れ物は、1つずつ緩衝材や新聞紙に包み、ダンボールに入れてください。高さのあるものは立てた状態のままで、壊れやすいものはすき間を埋めるように緩衝材をたっぷり詰め、ダンボール内で動かないようしっかり固定しましょう。ダンボールには「割れ物」や「取扱注意」などの記載をしてください。
3-3.液体も立ててこん包すること
調味料や洗剤類の中には、液体のものもあります。ダンボールにこん包する際は、横置きに入れず、立てて入れるようにしましょう。液漏れが起こると、ほかのダンボールなどにも影響します。口の部分をラップで覆う方法もおすすめです。
4.引っ越しの荷造りでよくある質問
引っ越しの荷造りに関する疑問を集めました。荷造りの参考にしてください。
Q.荷造りを始めたら、生活スペースが圧迫されるのではないか?
A.荷物の量が多い場合、ダンボールの数が増えてしまいます。不用なものはなるべく処分し、コンパクトに移動できるようにすることが大切です。また、生活スペースを圧迫しないよう、普段使わない部屋にこん包したダンボールを移動するなどの工夫も必要になります。なるべく壁際にダンボールを積んでいき、動線の妨げにならないようにするのがコツです。
Q.衣類はどのように荷造りをすればいいのか?
A.衣類はシワになりやすいため、大きめのダンボールにこん包しましょう。季節外のものから荷造りを始めるのがポイントです。荷ほどきの際に手間取らないよう、季節ごとに仕分けをしながら詰めてください。
Q.引っ越し業者からダンボールなどの資材が提供されない場合はどうすべきか?
A.資材提供がない場合は、自分で集めなければなりません。スーパーなどの無料ダンボールを調達しましょう。無料で提供されたダンボールの数で足りない場合も同様です。ガムテープはダンボールの補強にも使うため、多めに用意してください。
Q.家具の分解が必要かどうかは、業者によって異なるもの?
A.はい、業者によって異なります。見積時に、サービス内容を確認しておきましょう。手間をかけたくないという方は、分解を必要としない業者に依頼する方法がおすすめです。
Q.本は、ひもでまとめる方法ではいけないのか?
A.ひもは外れやすく、本がバラバラになってしまうことがあります。また、本がむき出しの状態になり、汚れや角折れなども発生するでしょう。きちんとダンボールにこん包してください。
まとめ
引っ越しの荷造りは、時間と労力を費やす大変な作業です。荷造り開始は、遅くとも引っ越し日の2週間前に始めるのがポイントになります。普段使わないものからこん包していき、引っ越し当日までに必ず終えておきましょう。荷造りの準備やコツを覚えておき、スムーズに引っ越しができるようにしてください。業者によって家具の分解が不要などサービス内容が違うため、見積時に確認しておくことも大切です。