部屋のホコリをなくす方法は?掃除のポイント・ためないコツ
1.部屋のホコリはなぜ溜まりやすいのか?
まずは、部屋にホコリが溜まる原因についてチェックしていきましょう。
1-1.ホコリの成分は?
ホコリを拡大して見てみると、ホコリの正体は「繊維」の塊であることが分かります。ホコリの主成分は繊維のくずで、そこに皮膚のかけらやフケ・垢(あか)・花粉などが混ざり合っている状態です。さらに、ダニ・雑菌・カビ・ウイルスなどが付着していることもあります。
1-2.ホコリが溜まる原因は?
室内のホコリは、布・紙製品のくず・人の肌や髪からはがれるものがほとんどです。ペットの毛や外からやってきた花粉・ホコリもありますが、量的には室内から出るものが大半を占めています。寝具・ソファー・カーペット・カーテンなどの布製品から発生する繊維が原因です。
1-3.ホコリが溜まりやすい場所を確認しよう!
特に、ホコリが溜まりやすいのは「部屋の隅」です。人が動きまわる部屋の中央で舞い上がったホコリが、少しずつ部屋の隅のほうに溜まっていきます。また、ホコリは静電気に付着しやすい性質を持っているため、テレビの裏やコンセント・壁などの静電気が発生しやすい箇所にも溜まりやすい傾向があるのです。
1-4.ホコリを放置するとどうなるのか?
たとえば、コンセント付近のホコリを放置すると、湿気が加わり漏電・発火する「トラッキング現象」が起こるおそれがあり、火災につながるので非常に危険です。コンセントの裏は見落としがちなので、日常的にお手入れや掃除をするように心がけておきましょう。ほかにも、アレルギー性鼻炎や子どもの喘息など病気につながる可能性があります。ホコリをあまく見てはいけないのです。
2.部屋のホコリを掃除する方法は?
では、部屋のホコリを上手に掃除する方法とポイントを説明します。
2-1.ホコリの掃除で必要なもの
ホコリの掃除で最低限用意しておきたいアイテムは以下のとおりです。
- 掃除機
- ぞうきん
- ハンディーモップまたはフロアワイパー
- ホコリ用洗剤・住宅用洗剤
上記のアイテム以外にも、最近ではさまざまな便利グッズが発売されています。たとえば、マイクロファイバークロスは、普通のクロスよりもホコリを絡め取るようにキャッチしてくれるのでおすすめです。空気中に舞い上がらせることなく、ホコリを取りのぞくことができます。また、棚に付着しているホコリには、「柔軟剤」を使用するといいですよ。
2-2.ホコリの主な掃除方法は?
ホコリの主な掃除方法は、拭き掃除またはモップがけ→掃除機の順番で行うことです。先に、掃除機がけをする方が多いですが、その順番だと空気中にホコリが舞い上がってしまいます。ぞうきんで先に水拭きをするか、フロアワイパーでホコリを取りのぞいてください。
時間がない方はフロアワイパーを使用すると、サッとホコリが除去できるのでおすすめです。そして、その後に掃除機をかけていきます。最後の仕上げとして、家具などを上から下に向かって水拭きをすると、完璧にホコリを取りのぞくことができるでしょう。
2-3.家具・家電などの掃除ポイント
家具の上や裏もホコリが溜まりやすい場所なので、念入りに掃除してください。ハンディーモップを使用しサッとホコリを払いましょう。ハンディーモップである程度のホコリを除去した後は、住宅用洗剤を使って水拭きします。ただし、家電の場合は電気が通っているので、必ずぞうきんを固くしぼってくださいね。不安な方は、コンセントを抜いてから水拭きをするといいでしょう。
2-4.水洗いのコツは?
カーテンやクッションの布製品には、たくさんのホコリが付着しやすい傾向があります。実は、知らず知らずのうちにホコリが付着し、汚れてしまっているのです。そのため、定期的に水洗いで汚れとホコリを除去しましょう。
水洗いのコツは、事前に洗濯表示を確認することです。「洗濯機可」や「手洗い可」の表示があれば、自宅で洗濯できます。しかし、「水洗いNGマーク」がついている場合、クリーニングに出したほうがいいでしょう。洗濯できるものは中性洗剤で手洗いし、できないものはクリーニングに出すことを覚えておいてくださいね。
2-5.掃除機の使い方をチェック!
ホコリの掃除に順序が決まっているように、掃除機の使い方にも注意が必要です。基本的に、掃除機は奥から手前にかけながら使いましょう。そうしないと、せっかく掃除機をかけた場所を歩くことになり、その際に足やスリッパの裏についているホコリが落ちてしまいます。
また、カーペットは目に逆らい、畳やフローリングは目に沿いながらかけてくださいね。逆にしてかけると、カーペットなどを傷めてしまうので要注意です。
2-6.掃除前に必ず換気しよう!
室内のホコリを外へ出すために、必ず掃除前に換気してください。家中の窓を開け、風の通り道を作りましょう。換気しなければ、再びホコリが室内に溜まりやすくなるので気をつけてくださいね。