部屋のホコリをなくす方法は?掃除のポイント・ためないコツ

3.部屋のホコリを減らす方法は?

次に、部屋のホコリを減らす方法とポイントをチェックしていきましょう。

3-1.ホコリの原因から遮断する

最も大切なのは、ホコリの原因を元から断ち切る努力をすることです。前述したとおり、ホコリは室内にある家具や布製品などから発生します。これらのものを極力なくすことで、ホコリを最低限に抑えられるでしょう。

3-2.衣類など布製品を減らす

まずは、ホコリの発生原因となっている衣類などの布製品を減らす努力をしましょう。特に、衣類・タオル・布団をしまっている押し入れやクローゼットはホコリの製造場所となっています。収納している布製品をすべて取り出し、「要るもの」と「要らないもの」に仕分けましょう。

余計なものは処分し、実際に使用しているものだけ残してください。室内から余計なものを減らすのは、ホコリ防止策の大切なポイントです。

3-3.床にものを置かない

今現在、使用したものをすぐ床に置いていませんか? 床にものを置くと、そこにホコリが溜まりやすくなります。さらに、ゴチャゴチャしているので掃除がしにくく、人のちょっとした動きで上に舞い上がりやすくなるというデメリットがあるのです。

掃除のやる気も失せるので、床にものを置かないようにしてください。使ったものはすぐ指定の場所に戻すという意識を高めましょう。

3-4.家具の配置を見直す

ホコリを溜めこまない「家具の配置」があります。現在、タンスの後ろにコンセントの差し込み口がある場合なら、配置換えを検討したほうがいいでしょう。家具や家電の裏はホコリが溜まりやすくなり、コンセントの漏電・発火につながります。できれば、コンセントの差し込み口は、いつも見える状態にしておくのが好ましいのです。

本棚はホコリが溜まりやすく、本にまでホコリがかぶってしまいます。ひとつひとつの掃除はとても大変なので、ホコリを防ぐための扉つき本棚を選ぶのも方法の1つです。

また、なるべく作りがシンプルな家具を選んでください。見せるタイプのオープン棚だけでなく、凝ったデザインの家具は掃除しにくい傾向があります。できるだけ、モップなどで簡単になでるだけで掃除ができるデザインを選ぶのもポイントです。

3-5.静電気対策を施す

前述したとおり、ホコリは静電気に付着しやすい特徴があるので静電気対策も施しておきましょう。ここで使用するのが、「柔軟剤」です。柔軟剤は洗濯物をやわらかく仕上げるためのアイテムですが、静電気を防止しホコリの吸着を抑える作用があります。柔軟剤5mlを水200mlに薄め「柔軟剤スプレー」を作り、家具の上などに吹きかけてください。それからぞうきんがけをすると、静電気を抑えることができます。

3-6.電源を切ってからスプレーする

柔軟剤スプレー等を使用する際は、家電の電源を必ずオフにしてください。特に、テレビの液晶画面が電源がついた状態では熱を持っているので、スプレーをすると非常に危険です。

また、ホコリがついた状態で拭き始めると、傷める原因となります。できるだけ、やわらかいブラシなどで軽くホコリを除去してから、柔軟剤スプレーを使いましょう。

4.部屋のホコリに関してよくある質問

部屋のホコリに関してよくある質問を6つピックアップしてみました。

Q.寝具類のホコリ対策は?
A.枕・シーツ・布団などの寝具類からもホコリがたくさん発生します。シーツや枕カバー等は最低でも週に1回の洗濯を心がけてください。寝具類をキレイにすることで、ホコリの発生を未然に防ぐことができます。また、古くなった家具はホコリがたくさん出てきやすいので新しく買い替えるのもポイントです。

Q.布製品を水洗いする際のコツは?
A.いきなり洗濯機に入れて洗うと、布製品に付着したホコリがほかの布製品に付着する可能性があります。そのため、洗濯前に外で軽くはたきましょう。また、水洗いをした後は、きちんと乾燥させてから収納するのがポイントです。収納する際は、革またはビニールのカバーをかけるといいでしょう。100円均一ショップやホームセンターでは、衣類専用のカバーが発売されているので、ぜひ活用してください。

Q.外からホコリを持ち込まないポイントは?
A.外から入り込んでくるのはホコリだけではありません。外出すると、身に着けているものには花粉などがたくさん付着しています。思った以上にゴミがついているので、玄関を開ける前に体をはたき、衣類に付着したホコリを落としてください。特に、上着・マフラー・帽子などに付着しやすいので、必ず外ではたきましょう。粘着式クリーナーで衣類についたホコリを除去するのも方法の1つです。

Q.棚にものを並べないほうがいいのか?
A.棚に、写真・観葉植物・雑貨などオシャレなデザインのものを飾ると、雰囲気がよくなり気分が上がりますよね。しかし、棚にものをたくさん並べるほど、ホコリが溜まりやすくなるのでおすすめしません。ホコリを溜めこまないという点では、極力、棚にものを並べないほうがベストです。飾りが多いと掃除もしにくくなりますよ。

Q.空気中に舞っているホコリを除去する方法は?
A.玄関先や部屋に空気清浄機を置き、空気中のホコリを少なくする方法があります。空気清浄機は花粉対策のイメージが強いですが、ホコリ対策にも有効です。最近は、PM2.5など外から入りこんでくる細かい粒子にも対応した空気洗浄機が登場しています。

Q.ホコリを掃除しやすい部屋の特徴は?
A.床やテーブルなどにものを置かない・ものの置き場所を決めるなどたくさんありますが、電気配線を上手に隠し収納しています。ゴチャゴチャした配線にはホコリが溜まりやすいので、できるだけまとめてください。100円均一ショップでも購入できる「配線収納ボックス」や「結束バンド」等を活用するといいでしょう。長い配線は、できるだけ床に触れないよう壁にはわせると、掃除しやすい部屋づくりができますよ。

まとめ

ホコリは室内にある家具や布製品、私たちが着ている衣服などから発生します。できるだけ量を少なくするためには、衣類の断捨離や不用品の処分が最も効果があるでしょう。部屋を見渡して、使っていないものや要らないものがあれば処分してください。また、こまめに掃除するのも大切なポイントです。ただし、先に掃除機がけをすると、ホコリが舞い上がってしまいます。先に、水拭きでホコリを吸着してから掃除機がけをするのが掃除の基本です。基本的な方法を押さえた上でこまめな掃除を心がければ、キレイな空間が維持できるでしょう。