壊れた冷蔵庫の処分はお金がかかる!? 意外な使い道アイディアのご紹介
1.壊れた冷蔵庫は処分が大変……!
冷蔵庫は、処分するのにひと手間かかります。その理由などについてご説明しましょう。
1-1.冷蔵庫は粗大ゴミで捨てられない
冷蔵庫は、家電リサイクル法の対象家電であるため、自治体の粗大ゴミ回収に出すことができません。小売店に引き取ってもらったり、家電リサイクル法対象家電の回収場所まで自分で持って行く必要があるのです。
1-2.家電リサイクル法の対象家電とは?
家電リサイクル法の対象家電には、冷蔵庫(冷凍庫)以外に、テレビ・エアコン・洗濯機(乾燥機)が指定されています。これらの家電を処分する際は、リサイクル料金2,000~5,000円くらいを支払い、郵便局や小売店などでリサイクル券を購入しておく必要があるのです。
1-3.冷蔵庫のリサイクル料金とは?
冷蔵庫の処分にかかるリサイクル料金は以下のとおりです。
- 170L以下:約3,500円
- 171L以上:約4,500円
上記のリサイクル料金のほかに、運搬費用が数千円かかります。自分で指定の回収場所まで運べる場合は、運搬費はかかりません。
2.壊れた冷蔵庫の使い道は?
壊れた冷蔵庫の意外な使い道についてご紹介しましょう。
2-1.冷蔵庫の特徴
冷蔵庫は、もともと食品を冷やす箱であるため、断熱材が入っていて密封性も高くなっています。また、ドアや引き出しポケットなどがついていてさまざまな形のものを入れやすいという特徴もあるでしょう。
2-2.食糧庫として使う
壊れた冷蔵庫は、缶詰めやストック類など密封された常温保存の保管に使えます。もともと食品を入れる設計になっているので、ストック収納家具としては有用でしょう。
2-3.保冷庫として使う
冷蔵庫の中に保冷剤や氷を入れれば、簡易的な保冷庫ができます。庭やテラスでBBQを行う際の、ドリンククーラーとしても使えるでしょう。
2-4.除湿庫として使う
冷蔵庫は密封性が高いため、カメラやレンズなどの精密機械を入れる除湿庫として使えます。除湿剤と一緒に入れれば除湿効果が高まるでしょう。また、完全な暗所を作れるというメリットもあります。
2-5.壊れた冷蔵庫を使う前に……!
壊れた冷蔵庫の使い道をご紹介しましたが、いくつか注意しなければならないことがあります。
2-5-1.除菌はしっかり
庫内に食べ物の残りや雑菌類が残っていると、カビや臭いの原因になってしまいます。一度まるごと掃除しましょう。アルコールスプレーなどで除菌しながら拭き掃除をしてください。
2-5-2.臭いをチェックする
電源を切ると庫内の温度はほぼ常温になります。そのため、今まで繁殖が抑えられていた雑菌やカビが繁殖し出す可能性があるのです。電源を切ったあとは数日放置してみて、雑菌やカビの臭いが発生しないかチェックしましょう。
2-5-3.使い勝手を考える
冷蔵庫をほかの用途として使うと、場所を取る・思ったより使いにくいといった不具合が出てくるかもしれません。有償で処分するのが嫌でも、冷蔵庫のために余分なスペースを取ったり、使いにくいまま使い続けるストレスなど、生活に与えるロスを総合的に考えてみましょう。壊れた冷蔵庫を無理やり使いし続けず、思いきって処分したほうがよい場合もあります。