農機具を買取に出す方法や相場は? 高く売るためのポイントを教えます!
3.農機具を買取に出す方法
農機具の主な売却方法を詳しく解説します。
3-1.実績と知識がある農機具買取専門業者
不要になった農機具は、農機具買取専門業者に売ることができます。専門業者は、豊富な知識と実績がある点で安心です。農機具の買取を希望する場合は、業者に連絡し、現品を見てもらうなどして査定を受けましょう。提示金額に納得でき場合は、改めて買取を依頼してください。
メリット
- 専門業者ならではの誠実な査定を期待できる
- 日時・場所を指定して回収してもらえる
- 買取不可でも処分してもらえる場合がある
デメリット
- 出張費用(1回数千円程度~)がかかることがある
- 悪質業者に注意する必要がある
3-2.農機具をリサイクルショップに売るのは難しい
リサイクルショップでは、農機具を売るのが難しい場合があります。農機具は重さや大きさがあるため、保管場所に困るからです。また、一般的なリサイクルショップで農機具を購入するケースは多くないため、買取対象としていないこともあります。買取可能な場合でも、査定金額は専門業者と比較すると低めになるでしょう。
3-3.回収も頼める不用品回収業者
農機具が買取対象品となっている不用品回収業者に引き取ってもらう方法もあります。回収と買取が同時に頼めるので、重く大きな農機具の処分に便利な方法です。査定を受け、買取可能で提示金額に納得できる場合は、正式に依頼しましょう。ただし、出張料・回収料などがかかる可能性もあります。
メリット
- 場所・日時指定による回収が可能
- 買取不可でも処分を依頼できる
- ほかの不用品を同時に買取・処分してもらえる
デメリット
- 出張費用がかかることがある
- 悪質業者に注意する必要がある
3-4.ネットオークションは運送・発送手配がネック
農機具は、ネットオークションやフリマサイトで売ることも可能です。実際に、ネットオークション大手のヤフオクでは、2018年10月初旬現在で250件以上の出品がありました。ただし、ネットオークションは業者による出品が多く、運送・発送の手間と費用がかかることや動作確認・事前メンテナンスが必須でしょう。
メリット
- 欲しがっている人と直接取り引きできる
- 業者で買取不可でも売ることができる
- 自分で落札価格を設定できる
- 思わぬ高額落札もある
デメリット
- 必ずしも落札されるとは限らない
- 宅配便では送れないため、運送費がかかる
- 個人間トラブルに注意する必要がある(支払いの遅延や商品クレームなど)
4.農機具の買取や相場に関するよくある質問
最後に、農機具の買取や相場に関するよくある質問に回答します。それぞれ参考にしてください。
Q.買取できない農機具の特徴は?
A.業者では、以下のような状態の農機具は買取不可となるでしょう。なお、買取基準は業者によって異なるため、査定時に確認してください。
- 年式が古い
- 所有者以外の買取依頼
- 盗品の疑いがある
- 故障しており修理が難しい
- サビがひどかったり異音がしたりなど状態が極端に悪い
- ローンが残っている
Q.農機具の買取相場を調べる方法は?
A.農機具の買取相場は、以下のような方法で調べることができます。
- 農機具買取専門業者に査定を依頼する(2~3社に依頼して比較するとよい)
- ネットオークションやフリマサイトで落札相場を調べる(複数の取り引きを参考にするとよい)
Q.買取相場より低い査定結果に納得できない場合は?
A.買取を中止して構いません。まずは、査定理由を説明してもらいましょう。正当な理由によるものならば、正しい評価として受け入れることも必要です。ただし、業者の説明が不明確だったり説明してもらえなかったりする場合は、改めてほかの業者に査定を依頼することをおすすめします。
Q.ネットオークションで落札者とのトラブルを防止するコツは?
A.ネットオークションの出品時に、以下のような点に注意するといいでしょう。
- 商品説明を細かく記載する(傷やへこみなどの欠点も隠さずに伝える)
- 落札者制限をかける(悪い評価がある人や新規登録者を除外する)
- 発送方法・引き取り方法を決めておく
農機具は大きくて重たいため、発送するのは大変で運送費もかかります。最初から運送費を明記しておいたり落札者が引き取ることを条件にしたりするといいでしょう。
Q.農機具をメーカーや販売店に下取りしてもらうことはできる?
A.新規購入と同時タイミングなら可能な場合があります。農機具の購入と処分が同時にしたい人は、検討してみてください。下取りの場合は、メーカーや販売店が古い農機具を回収しに来てくれることもあります。ただし、中古市場の買取相場と比較して安い金額で下取りとなることが多いでしょう。
まとめ
今回は、農機具の買取について詳しく解説しました。不要になった農機具でも、状態によっては買取してもらえることがあります。まずは、業者の査定を受けるなどしてみましょう。なお、買取相場は業者の査定結果を参考にするか、ネットオークション・フリマサイトでの落札相場を調べることで分かります。査定結果と買取相場を比較することで、損せずに売ることが可能です。できるだけ高額で買取してもらうためにも、この記事を参考にしてください。