食器の処分方法を知りたい! 捨てずに買い取ってもらう方法とコツ

5.食器を寄付・リサイクルで処分する方法

買い取ってもらえない食器を寄付・リサイクルで処分する方法があります。それぞれの特徴について詳しく説明しましょう。

5-1.市のリサイクルにまわす方法

自治体の中には、使用済みの食器をリサイクル回収しているところがあります。たとえば、多摩ニュータウン環境組合リサイクルセンターでは、八王子市・町田市・多摩市の市民を対象に使用済み食器の回収を行っているのです。回収した食器は粉砕され細かい粒にし、粘土を混ぜ合わせて新しい食器として生まれ変わります。お住まいの市でリサイクル回収が行われていないか、ぜひ確認してみてください。

5-2.社会貢献ができる寄付

日本赤十字社や日本ユニセフ協会など、食器の寄付を受けつけている団体や施設があります。処分するのがもったいないと思っている方は、ぜひ社会貢献として使用済みの食器を役立ててみませんか? 寄付の方法は、不用品をダンボールに入れて送るだけなので簡単です。いろいろな寄付の仕方があるので、詳細はこちらを確認してください。

5-3.欲しがっている人に譲る

周囲に欲しがっている人がいないかどうか尋ねるのも方法の1つです。たとえば、新生活を始める人や1人暮らしをする人など、周囲に食器を欲しがっている人がいるかもしれません。再利用してもらえれば、楽に手放すことができるでしょう。

食器を寄付することもできるんですね。
はい。ただし、寄付を求めているか確認してから送ってください。

6.食器の処分に関してよくある質問

食器の処分に関してよくある質問を5つピックアップしてみました。

Q.粗大ゴミの扱いとなる食器の特徴は?
A.ほとんどの自治体では、一辺が30cm以上のものを粗大ゴミとしています。大皿や大きめのプレートの中には一辺が30cm以上のものもあるでしょう。回収場所まで運搬しなければならないため、大量にある場合は時間と手間がかかるのです。また、自治体によって粗大ゴミの扱いとなる特徴が変わります。ホームページなどを確認してから処分してください。

Q.業者選びのポイントは?
A.複数の業者に見積もりを依頼することです。そうすれば、低費用で処分できる業者を選ぶことができます。ただし、安すぎる業者は回収後に追加料金を請求してくる恐れがあるため、サービス内容・スタッフの対応なども注意すべきポイントでしょう。特に、中古品を扱う業者は古物商の許可、不用品を運搬・処分する業者は廃棄物収集運搬の許可を取得しているか確認してください。ホームページまたは店舗に許可証を掲げていない業者は、不正を働く悪徳業者の可能性があります。

Q.食器を高く売るコツは?
A.査定前に、必ずキレイにしておきましょう。取りのぞける汚れがあれば、キレイに洗い拭き取ってください。また、購入時についてきた付属品をそろえることも高額買取のポイントです。特に、高級ブランドの食器には、保証書がついています。買取専門店の中には、保証書がなければ買取不可になるところもあるので注意してくださいね。元箱なども用意しておきましょう。

Q.宅配買取を利用する際に気をつけておきたいことは?
A.宅配便の送料が自己負担か必ず確認してください。処分費用が安くても、高額な送料を請求する業者があるので注意が必要です。また、運搬中に食器が割れてしまい買取不可になる可能性があります。割れないためには、きちんとこん包しておかなければなりません。できるだけ、ダンボールの中に空間ができないよう、新聞紙などの緩衝材ですき間を埋めましょう。

Q.リサイクルとして再生可能な食器の素材は?
A.陶磁器製の食器は、リサイクルが積極的に行われています。陶磁器に使用されている粘土・長石といった素材は、石油や天然ガスと同様に限りがある資源です。有名な有田・伊万里焼に使われる陶土は不足状態が続いているので、積極的にリサイクルを行っている団体や業者も増えています。きちんとした方法で再生を行っているのか確認してから、業者へ依頼してくださいね。

まとめ

必要なくなった食器の処分は、自治体の利用だけではありません。再利用できる食器はリサイクルショップ・買取専門店・ネットオークションなどで売ることができます。有名ブランドの食器は高価買取が期待できるほど価値が高いため、捨てるよりも買い取ってもらったほうが断然お得なのです。また、買取不可になった食器でも、リサイクル回収や寄付という選択もあります。いろいろな捨て方を把握しておけば、食器の種類や状況に合った方法が選択できるでしょう。ポイントをつかんで、上手に食器を処分してくださいね。