椅子の処分方法とそれぞれのメリット・デメリット・注意点を解説!

3.椅子を買取に出す方法

まだ正常に使用できる椅子なら、処分ではなく買取に出すことができます。ここでは、椅子を買取に出す方法とポイントを説明していきましょう。

3-1.買い取ってもらえる椅子は状態がいいもの

椅子の重要な査定ポイントは、正常に使えるか、状態がいいか否かです。たとえば、古くてサビている・壊れている・不具合が出ている・目立つキズや汚れがついている椅子は買取不可になるでしょう。基本的に、まだ使える状態・キレイな状態であれば買い取ってもらえます。

3-2.高価買取が期待できる種類はブランド家具

有名なブランド家具で状態がいい椅子は、相場よりも高価買取が期待できます。たとえば、世界的に有名なフリッツ・ハンセン、フレデリシア、ジェイエルムラー、ヤシネスなどの北欧家具は人気が高いブランドです。日本メーカーでは、マルニ・アルフレックス・ジャーナルスタンダードファニチャー・リッツウェルなどがあります。人気があるブランドメーカーの椅子は、高値でも欲しがる人が多いので積極的に買い取っている業者も多いのです。

3-3.高く売るポイントは3つ

椅子を高く売るポイントは全部で3つあります。

1つ目は買取依頼へ出す前に掃除をすることです。基本的に、家具はキレイな状態のほうが高く売れる傾向があります。少しでも汚れがあると査定額に響くので、できるだけキレイに掃除しておきましょう。

2つ目は、付属品を忘れずにそろえることです。家具に限らず、買取依頼に出す上で付属品をそろえることは基本中の基本となります。付属品をそろえておけば、数千円ほど買取額がアップすることもあるのです。特に、ブランド家具は保証書がついていることもあるため、取扱説明書と忘れずに保証書も用意してくださいね。

そして3つ目は、セットの椅子はなるべくまとめて売ることです。ダイニングチェアや学習机などセットになって売られている椅子があります。セットものは単独で売るよりもまとめて売ったほうが高値がつきやすいのです。

3-4.主な買取先を紹介!

主な買取先は、リサイクルショップ・買取専門店・ネットオークションまたはフリマサイトの3つがあります。それぞれの特徴について詳しく説明しましょう。

3-4-1.買取額が安くても売りたいならリサイクルショップへ

全国各地にあるリサイクルショップでは、椅子など家具だけでなく家電製品やゲーム機・おもちゃ・雑誌・DVD・衣類など幅広いジャンルを扱っています。買取対象が家具だけではないため、査定がやさしく、正常に使えるなら買い取ってもらえるケースがほとんどです。しかし、買取額が一律○○円と決まっていることが多いので、高価買取は期待できないでしょう。安くても売りたいならリサイクルショップを利用してください。

3-4-2.高価買取が期待できる買取専門店

できるだけ高く売りたい場合は、リサイクルショップよりも家具を中心に買い取っている買取専門店がおすすめです。買取専門店は、中古需要がある家具の特徴を把握しているため、適切な買取額を提示してくれます。ブランド家具など、価値がある椅子は買取専門店に査定を依頼したほうが納得いく査定額で売却できるでしょう。

3-4-3.出品額が決められるネットオークションまたはフリマサイト

自分で椅子を売る場合は、ネットオークションまたはフリマサイトを利用し出品することができます。ただし、リサイクルショップや買取専門店よりも落札額は低めです。できるだけ安く購入したい方が利用するため、限定品や有名デザイナーが製作したものでない限り、高価買取は期待できません。

3-5.主な買取方法は3つ

宅配・出張・持ち込み買取とさまざまな方法が選択できます。組み立て式の椅子なら、宅配買取が利用できますが、ソファーなど大型の椅子は出張買取を依頼したほうがいいでしょう。分解ができないソファーなど大型家具の場合も、出張買取がおすすめです。できれば、買取方法が自由に選択できる業者へ依頼したほうが安心して依頼できますよ。

3-6.買取相場は数百円~数万円と幅広い

椅子の買取額は、状態・製造メーカー・製造年月などによって異なります。前述したとおり、さまざまな椅子があるので、買取額も数百円~数万円と幅広いのです。ブランド家具で市場に出まわっていないレアな限定品ほど、数十万円と高く売れる傾向があります。逆に、大量生産型ですぐに手に入るような椅子は、数百円~数千円になるケースがほとんどです。だいたい、5,000~5万円が買取相場になるでしょう。

ブランド家具メーカーの椅子は中古でも一定の需要があるんですね。
はい。テーブルとセットになったものは、まとめて査定してもらいましょう。

4.椅子の処分に関してよくある質問

椅子の処分に関してよくある質問を5つピックアップしてみました。

Q.分解すれば燃えるゴミとして処分できるのか?
A.電動ノコギリなどを使用し椅子を分解すれば、燃えるゴミとして処分できます。ただし、燃えるゴミになるのは木製の椅子だけです。プラスチック製や鉄製の椅子は、燃えるゴミ扱いにならないので注意してください。また、分解に慣れず、ふとしたことでケガをする恐れもあります。無理に分解せず、正しい方法で処分したほうがいいでしょう。

Q.会社で使用したパイプ椅子の処分方法は?
A.学校や工場・会社などで使用したパイプ椅子などは、一般のゴミとして処分できません。産業廃棄物扱いになるため、自治体が認可した事業者に回収を依頼するのが一般的です。個人で回収業者へ依頼する際は、産業廃棄物収集運搬の許可を取得しているか、しっかりと確認してくださいね。許可を取得していない業者は悪徳業者の可能性があります。

Q.買取不可になりやすい椅子の特徴は?
A.ひどい汚れがついている・劣化している椅子は、ほとんどの業者で買取不可になります。また、汚れや劣化以外にも、購入金額によって買取不可になる場合があるのです。たとえば、購入金額が1万円以下の椅子や、ダイニングチェアで4脚セットものなどはすべてがそろっていないと買い取ってもらえないでしょう。業者によって条件が決まっているため、このようなポイントはあらかじめ確認しておいたほうがいいですよ。

Q.処分や買取以外に手放す方法はあるのか?
A.団体や施設へ寄付する方法があります。買い取ってもらうことはできませんが、誰かの役に立てるなら、再利用してもらったほうが手放しやすくなるでしょう。寄付を受けつけている団体をインターネット等で探してみてください。また、周囲に欲しがっている人がいないか探してみるといいでしょう。ソファーや学習机とセットになった椅子などは、新生活・新学期に向けてそろえるものなので、探している人がいるかもしれませんよ。

Q.業者へ処分を依頼する前に注意しておきたいポイントは?
A.処分費用だけでなく、運搬費や出張費がいくらかかるのか必ず確認し、疑問点を抱いたらすぐに尋ねてください。そのままにしておくと、回収後、トラブルに発展する可能性があります。また、宅配買取を利用する際は、送料の有無もきちんと確認しておきましょう。

まとめ

要らなくなった椅子が、まだ正常に使える状態なら処分ではなく買い取ってもらえる可能性があります。特に、ブランドの椅子は高価買取が期待できるでしょう。ただし、壊れている・目立つキズや汚れがついている椅子などは買取不可になります。買い取ってもらえない場合は、自治体で処分するか、不用品回収業者へ依頼し処分してくださいね。