冷蔵庫は粗大ゴミとして捨てられない!お金をかけずに処分する方法も
1.冷蔵庫を粗大ゴミとして出せない理由は?
冷蔵庫は家電リサイクル法の対象品目となるため、粗大ゴミとして捨てることができません。家電リサイクル法に則(のっと)って捨てる流れなどをご紹介しましょう。
1-1.冷蔵庫を含む家電4品目は粗大ゴミで出せない
家電リサイクル法は、家電製品に含まれる資源を有効活用するための法律です。この法律ができるまで、家庭から排出される家電製品は大半が埋め立て処理されてきました。しかし、廃家電の中には有用な資源が含まれているため、こうした資源の再利用を促進すると同時に、廃棄物を減らすことを目的として、家電リサイクル法が誕生したのです。冷蔵庫・洗濯機・テレビ・エアコンの4品目が、家電リサイクル法の対象になります。
1-2.家電リサイクルに出す手順
冷蔵庫を購入した販売店または新しい冷蔵庫を購入する販売店に引き取りを依頼することができます。引っ越し先で処分する場合や過去に購入した販売店が分からない場合などは、指定取引場所に直接持ち込んで処分を依頼することも可能です。事前に郵便局へ行き、家電リサイクル券に必要事項を記入し、窓口でリサイクル料金を支払ってください。指定取引場所は全国各地にあるため、こちらのサイトから最寄りの指定取引場所を調べてみましょう。
1-3.料金について
冷蔵庫のリサイクル料金はメーカーによって多少の差がありますが、目安としては以下のとおりです。
- 170リットル以下:3,672~5,497円
- 171リットル以上:4,644~6,037円
収集運搬料金は依頼する販売店によって異なるため、事前に確認しておくことを忘れないでください。
2.冷蔵庫をできるだけお金をかけずに処分するには?
「できるだけお金をかけずに冷蔵庫を処分したい」という人におすすめの処分方法をご紹介しましょう。
2-1.買い替えの場合は販売店による下取りがおすすめ
冷蔵庫を買い替える場合は、新しい冷蔵庫を購入する販売店で下取りしてもらうのがおすすめです。下取り分の金額を新規購入代金から差し引いてもらえるため、お得に冷蔵庫を購入できます。ただし、下取りサービスを行っていない販売店もあるので、必ず事前に確認してください。また、下取りではなく引き取りという形で回収してくれる販売店もあります。無料引き取りの場合と有料引き取りの場合があるため、こちらも確認が必要です。
2-2.まとめて依頼する場合は不用品回収業者へ
冷蔵庫のほかにも処分したいものがある場合は、不用品回収業者に依頼してまとめて回収してもらいましょう。まとめて依頼したほうが回収料金が安くなる場合が多いため、お得に処分できる可能性があります。
2-3.まだ使える冷蔵庫は買取へ
まだ使える状態の冷蔵庫は廃棄せず、買取に出すことも検討しましょう。冷蔵庫を自分で持ち込むのが難しい場合は、出張買取サービスを行っているリサイクルショップや、不用品回収業者の買取サービスを利用するのがおすすめです。メーカーや状態によっては高価買取の可能性もあります。
2-4.高価買取のポイントを知っておこう
冷蔵庫を買取に出す場合は、少しでも高く買取してもらうためのポイントを知っておきましょう。きれいに拭き掃除をして汚れを落とし、説明書や保証書・トレーなどの付属品はすべてそろえておいてください。また、家電製品は新しいほど高値で買取してもらえるため、できるだけ早く買取に出すことも大切です。