トイレブラシの効果的な使い方を知りたい! 正しい使い方などを解説!

1.トイレブラシ選びのポイントは?

トイレブラシはどれも同じというのは大間違いです。最初に、トイレブラシ選びのポイントをしっかりと押さえておきましょう。

1-1.ブラシとスポンジの2タイプが主流

トイレ掃除で必要不可欠なトイレブラシには、大きく分けると、ブラシ(毛)タイプとスポンジ(不織布)タイプの2種類があります。使用者や販売数が多いスポンジタイプは、ブラシよりも幅広い面を一度で掃除できるのがメリットです。

一方、ブラシタイプは毛が立っているので、点でしか洗えないという特徴があります。ただし、最近では、スポンジとブラシがセットになっているものも販売されており、年々数が増えているのです。

1-2.こまめに掃除するならスポンジタイプがおすすめ

まず注目してほしいのが、トイレ掃除の頻度によってブラシの素材を選ぶことです。たとえば、週3回以上掃除をするならスポンジタイプをおすすめします。スポンジタイプはブラシよりもやわらかいので、トイレの便器を傷つけることなく、やさしく汚れが落とせるのです。月に1、2度しか掃除しないなら、ブラシタイプのほうがいいでしょう。こびりついて落ちない汚れも、かき出すように掃除ができます。

また、ブラシの形状は、先曲がりで毛先が短いものを選びましょう。トイレで1番汚れがたまりやすい箇所は、便器のフチ裏です。そのため、掃除しやすい先曲がりタイプの形状が最適でしょう。

1-3.衛生面に優れている使い捨てブラシ

最近、人気の使い捨てタイプは、トイレ掃除はしたいけどブラシの保管が不衛生で嫌な方におすすめです。掃除が終わるたびにブラシ部分を交換するので、ほかのトイレブラシよりも衛生面に優れている種類といえるでしょう。使い捨てブラシの主なメリット・デメリットを以下にまとめてみたので、ぜひ参考にしてください。

メリット

  • メンテナンスが楽
  • いつでも清潔で安心
  • 思い立ったときに手軽に掃除ができる

デメリット

  • ブラシ交換のためのコストがかかる
  • エコの観点では優れていない

普段からトイレ掃除を心がけていれば、掃除1回につき1個使えば十分です。しかし、頑固な汚れがついている場合は、掃除1回で2個使わなければならないこともあります。コストとエコの観点では、デメリットが大きいといえるでしょう。

トイレブラシはいろいろな種類があるんですね。
はい。掃除の仕方によって使い分けましょう。

2.トイレブラシの正しい使い方

トイレブラシを上手に使うためには、正しく使うことが大切です。ここでは、正しい使い方とポイントについて解説します。

2-1.日常の使い方を見直そう!

トイレは毎日使う場所なので、こまめに掃除をしなければなりません。普段のトイレブラシの使い方は、簡単なのでぜひ押さえておいてください。

  1. 水を1回流して便器をぬらす
  2. 便器の汚れが気になる部分に洗剤をかける
  3. トイレブラシの先端で便器のフチの汚れをこする
  4. トイレブラシの平らな部分で便器の広い面の汚れをこする
  5. 最後に水がたまっている部分の汚れをこする
  6. もう1度水を流して完了

ポイントは、トイレブラシを使う前に、1度水を流して便器をぬらすことです。乾いたままでは、ブラシの摩擦によって便器が傷つきやすくなります。また、汚れも落ちやすくなるので、必ず水を流してくださいね。トイレブラシの水切りをする場合は、床や壁に水滴が飛び散らないよう気をつけましょう。

2-2.頑固な汚れにはブラシの使用前に工夫する

便器の汚れには、なかなか落ちない頑固なものもあるでしょう。その際は、ブラシでこする前に汚れが落ちやすくする工夫が必要です。

たとえば、便器の黒ずみが目立つときは、黒ずみの部分に重曹→クエン酸の順で振りかけていきます。そうすると、化学反応で発泡するので20分程度放置してからトイレブラシでこすりましょう。

また、尿石がついている場合は、気になる部分をトイレットペーパーで覆い、酸性洗剤をかけてください。その後、2~3分ほど放置してからトイレブラシでこすります。そうすることで、頑固な汚れも難なく落とすことができるでしょう。

2-3.トイレブラシ使用後のケアも大事

頑固な汚れを落とした後は、トイレブラシにたくさんの汚れが付着しています。そのため、トイレブラシに付着した汚れをきちんと落とすことが大切です。汚れと洗剤を水で流しキレイに除去してから、きちんと除菌してくださいね。ブラシの清掃・除菌方法については、後ほど【3.トイレブラシの保管方法】で説明します。ぜひチェックしてください。

2-4.便器のフチ裏など細かいところまで磨く

自己流でトイレブラシを使用している方は、自分のやり方が合っているかどうか見直してください。便器のフチ裏など細かいところまでしっかり磨けるブラシを使用し、便器表面→温水便座→便器内部(裏・底)の順に掃除していきます。

また、フチ裏を掃除する際は、ブラシで磨く前にトイレットペーパーを敷き詰め、その上からサンポールなどの酸性洗剤をたっぷりとかけてパックしてください。2〜3分放置した後にブラシでトイレットペーパーをこすりおとし、水を流してすすぐだけでキレイに掃除できます。

基本的に、便器の見える部分だけ掃除するのはNGです。フチ裏にはもっと汚れが蓄積されているので、細かいところまでしっかりと磨きましょう。

2-5.洗いすぎは便器を傷つけることも

頑固な汚れが取れないからと、ブラシでゴシゴシこするのは、便器を傷つける恐れがあるためNGです。コーティングが剥がれたり素材を傷めたりする原因になります。また、傷ついた部分に汚れが入り込み、掃除をしても汚れが除去できなくなり雑菌も繁殖しやすくなるので、絶対に力を入れないようにしてくださいね。

頑固な汚れはブラシでゴシゴシこすりがちですが、その際は湿布式のつけ置きがベストです。具体的な方法は以下の手順を参考にしてください。

  1. 洗面器などに洗剤を入れて、キッチンペーパーを浸す
  2. 洗剤が染み渡ったキッチンペーパーを汚れの気になる部分に貼りつける
  3. そのまま5〜10分間放置する
  4. キッチンペーパーをはずし、水で濡らしたブラシで軽くこすり洗いする
  5. 洗剤成分と汚れをキレイに洗い流して完了

つけ置き掃除のポイントは、1時間以上放置しないことです。洗剤に含まれている成分はプラスチックや金属部分を傷める原因になるため、5〜10分を目安にしてください。

洗いすぎもよくないんですね。
はい。また、使ったブラシはよく洗って乾かしましょう。