洗濯機を粗大ゴミで出せない理由は？ お得で楽な処分方法を紹介！
1．洗濯機は粗大ゴミでは出せない
洗濯機は、家電リサイクル法対象品目のため、粗大ゴミで出すことができません。
1-1．家電リサイクル法は資源リサイクルなどが目的
家電リサイクル法は、指定家電に含まれる資源を有効活用し、再資源化することなどを目的に作られた法律です。指定家電は、自治体の粗大ゴミに出すことはできません。指定家電の種類は、以下のとおりです。
- 洗濯機・乾燥機
- テレビ
- エアコン
- 冷蔵庫・冷凍庫
家電リサイクル法では、指定品目のメーカーにリサイクルを義務づけています。メーカーでは、自社のリサイクルシステムで家電を再資源化し、ほかの製品の原材料として活用したり売却したりしているのです。
1-2．洗濯機を家電リサイクルに出す方法
洗濯機を家電リサイクルに出すには、「指定取引所に持ち込む」「販売店に依頼する」の2つの方法があります。
1-2-1．指定取引所に持ち込む
買い替えを伴わない場合や、すでに洗濯機メーカーが倒産している・不明などの場合は、自分で指定取引所に持ち込むことができます。具体的な方法や流れは、以下を参考にしてください。
- 郵便局で家電リサイクル券を購入し、リサイクル料金を支払う
- 家電リサイクル券の控えを、洗濯機に貼り付ける
- 家電リサイクル券と洗濯機を指定取引所に持ち込む
なお、より詳しい内容はこちらを確認してください。
1-2-2．販売店に依頼する
洗濯機を購入した販売店に持ち込み、処分を依頼することができます。具体的な方法や流れは、以下をご覧ください。
処分だけ依頼する場合
- 販売店に洗濯機の処分を依頼する
- 販売店で家電リサイクル料金と運搬費用を支払う
- 指定日時に洗濯機を回収してもらう
買い替えを伴う場合
- 販売店に買い替えと同時に洗濯機の処分を依頼する
- 新しい洗濯機の購入と同時に家電リサイクル料金・運搬費用を支払う
- 新しい洗濯機の配達・設置と同時に、古い洗濯機が撤去・回収される
1-3．洗濯機は1台2,482～3,202円と運搬費用が必要
洗濯機の家電リサイクル料金はメーカーによって異なり、1台2,482～3,202円（税込み）です。より詳しい内容は、一般財団法人家電リサイクル協会のリサイクル料金（再商品化等料金）一覧表をご覧ください。また、家電リサイクル料金のほかに運搬費用が2,000円程度～かかります。
2．洗濯機を処分する方法
洗濯機を処分する方法で主なものを詳しく解説します。
2-1．販売店で下取り・引き取りは可能？
洗濯機を買い替える場合は、販売店で下取り・引き取りできるか確認してみましょう。中には、新規購入者向けサービスとして、古い洗濯機の下取りもしくは引き取りをしてもらえることがあります。新規購入と同時に古い洗濯機を処分したいときにおすすめです。ただし、下取り・引き取りができる場合でも、対象機種が限定となることがあるので確認しておきましょう。
2-2．不用品回収業者は日時指定での回収・買取が可能
忙しい人には、日時・場所指定が可能な不用品回収業者がおすすめです。また、故障や不具合のある洗濯機も処分できるほか、中古品として価値のあるものは買取もしてもらえて無駄がありません。洗濯機以外の不用品を同時処分できるのもメリットでしょう。なお、買取になれば処分費用がかからず代金が手に入ります。買取不可の場合は、1台数千円程度の処分費用がかかるのが一般的です。ただし、不用品回収業者には悪質業者も多いため、以下のような条件を満たす業者を選びましょう。
- 洗濯機の処分・買取で豊富な実績がある
- 見積もりは無料
- 回収費用がリーズナブル
- 都合のいい日時・場所で回収してもらえる
- スタッフの応対が丁寧で、顧客からの評判がいい
- 古物商許可を取得している
2-3．キレイな洗濯機はリサイクルショップ・家電買取専門店
新しくてキレイなものなどはリサイクルショップや家電買取専門店で買取してもらえることがあります。たとえば、以下のような洗濯機は買取してもらえるでしょう。
- 有名メーカー・モデル
- 製造後5年程度まで
- 使用感が少ない
- 目立つ傷・汚れ・破損がない
- 説明書や購入時の付属品がそろっている
洗濯機は、大きさや重さがあるため運ぶのが大変なため、先にネットで無料査定をしている業者に査定を依頼すると無駄がありません。
2-4．ネットオークションは自分で売却価格を指定可能
ネットオークションやフリマサイトで洗濯機を売ることも可能です。自分で売却価格を決められ、業者で買取不可になったものでも出品できることがメリットと言えます。落札確率を高めるには、洗濯機の詳細が分かる画像を何枚か添付する・送料や送付方法を明記するなど、利用者の立場になって知りたい情報を記載しておきましょう。なお、洗濯機は配送に手間や費用がかかるため、引き取りに来てくれることを条件に出品するのもいい方法です。
