カーテンの正しい洗濯方法は? 洗濯のポイントと注意点を一挙解説!
1.カーテン洗濯の基本を知ろう!
まずは、カーテンの洗濯で押さえておくべき基本をチェックしておきましょう。
1-1.カーテンが汚れる原因はホコリや結露
カーテンは、見た目以上に汚れています。見えない部分にホコリ・結露などさまざまな菌が付着しているのです。長く洗濯していなければ、隅のほうに黒ずみができることもあるでしょう。外からのホコリや花粉だけでなく、室内から出るホコリもカーテンに付着します。また、窓やサッシにできてしまった結露を放置すると、カーテンが濡れてしまい黒カビの発生原因になるのです。汚れやすい箇所だからこそ、カーテンも定期的に洗濯してキレイにすることが大切なポイントとなります。
1-2.半年に1回の洗濯が理想的
カーテンの洗濯頻度は、年に1回または半年に1回が理想だといわれています。厚地のカーテンは年に1回で構いませんが、汚れが目立ちやすいレースカーテンは年に2~3回洗濯したほうがいいでしょう。また、素材だけでなく、環境によっても洗濯頻度が異なります。たとえば、交通量が多い道路に面している窓のカーテンや、窓を開けることが多いケースなどは汚れやすくなるでしょう。特に、部屋で喫煙することが多い方は、タバコのヤニ汚れが目立つのでこまめな洗濯が必要です。
1-3.汚れを放置すると落ちにくくなる
レールから取り外し洗濯する作業は面倒に感じますが、汚れを放置するのはNGです。カーテンの汚れは放置するほど落ちにくくなってしまいます。お気に入りのカーテンやオーダーメイドでも、汚れは蓄積されるので定期的な掃除を心がけましょう。放置するとどんどん汚れがひどくなり、部屋の中が暗く、不衛生な環境になってしまいます。
2.カーテンを洗濯する前のチェック項目
カーテンを洗濯する前に、必ずチェックしてほしい項目があります。
2-1.まずは洗濯表示を確認しよう
1番に確認してほしいのは、洗濯表示です。ほとんどのカーテンには洗濯表示が隅のほうについています。洗濯表示にドライクリーニングマークが記載されていれば自宅で洗濯でき、手洗いマークの場合は洗濯機に入れることはできません。手洗いマークがついているカーテンは傷つきやすい素材でできているため、表示を確認せずに洗ってしまうと傷んで使えなくなる恐れがあります。また、施されている装飾なども取れてしまうでしょう。
2-2.レールからはずす前に掃除機でホコリを吸い取る
前述したとおり、カーテンの表面にはたくさんのホコリがついています。そのため、レールからはずす前に掃除機などで、できる限りホコリを吸い取っておきましょう。また、黒いカビが発生している場合は、その部分をブラシではらい乾燥させた後に、カーテンの裏面にタオルを当てながら洗剤をつけたブラシで軽くたたいて洗います。汚れがタオルに移ったら、水で湿らせたタオルで再度カビ部分をたたいてください。事前にカビを除去することで、カビ菌の飛散を防ぎます。
2-3.レールからカーテンを取り、フックをはずす
面倒だからと、カーテンフックをつけたまま洗濯する方がいますが、洗濯中に生地が引っかかり、破れたり傷んだりする恐れがあります。洗濯前に、必ずレールからカーテンを取り、フックを1つずつはずしてください。もし、カーテンにフックが縫いつけてある場合は、フック部分をたたみタオルをかぶせましょう。そして、ヒモでしばり、フックが露出しないようにしてください。
2-4.ジャバラ状にして洗濯ネットに入れる
フックからはずしたカーテンをそのまま洗濯機に入れるのではなく、ジャバラ状にたたんでから洗濯ネットに入れることが大切なポイントです。屏風(びょうぶ)のようにジグザグに、汚れが気になる部分が表になるようにたたんでください。たたむことで、洗剤が満遍なく行きわたり、汚れが落ちやすくなります。