カーテンの正しい洗濯方法は? 洗濯のポイントと注意点を一挙解説!

3.カーテンの洗濯方法~自宅の場合

では、実際に自宅でカーテンを洗濯する方法とポイントを紹介します。

3-1.洗剤は中性洗剤を使用する

「どの洗剤を使えばいいのか?」と悩む方は多いですが、中性洗剤を利用してOKです。デリケートな素材や傷つきやすい素材を使用しているカーテンもあるため、刺激が少ない中性洗剤を選びましょう。デリケートな素材で中性洗剤でも不安な方はおしゃれ着用洗剤がおすすめです。また、抗菌・防臭効果がある柔軟剤を併用するといいでしょう。

3-2.洗濯機で洗えるカーテンは手洗いコースまたはドライコース

洗濯表示を確認して洗濯機で洗えるタイプなら、手洗いコースまたはドライコースで洗濯しましょう。手洗いコースとドライコースは、水流が弱めに設定されているので傷つく心配がありません。また、脱水はできるだけ短時間に設定しましょう。脱水が長すぎるとカーテンが傷み、シワがついてしまう原因となります。脱水時間の目安は約30秒です。早く乾かしたいからと乾燥機を使う方がいますが、乾燥機は縮みの原因になるので使わないほうがいいでしょう。

3-3.手洗いの場合は風呂場を使う

洗濯機が使えない場合は、風呂場で手洗いすることもできます。手で洗う方法は、以下のとおりです。

  1. 浴槽や洗面器などに30℃以下の水を張る
  2. その中で押し洗いをする
  3. 洗剤は洗濯機の場合と同じ中性洗剤を使い、表記の量を使用する
  4. 汚れが落ちたらよくすすぎ、手で押ししぼりをする

後は干すだけですが、ここでのポイントはもみ洗いをしないことです。普通の衣類を手洗いするように、汚れがついている部分をもみ洗いすると、シワの原因になってしまいます。厚手の生地で作られているカーテンなら、やわらかめのブラシで軽くこするといいでしょう。ただし、力を入れてこすらないように気をつけてくださいね。

3-4.かくはん羽根側に汚れている面を向ける

カーテンについている汚れが落ちやすくなるように、洗濯機へ入れる際は、かくはん羽根側に汚れている面を向けてください。かくはん羽根が水流を起こすので、そちらの面に汚れ部分を向けることで汚れが落ちやすくなるのです。

4.カーテンの洗濯方法~コインランドリーの場合

コインランドリーでカーテンを洗う方法とポイントを紹介します。

4-1.一度にたくさんのカーテンを洗いたいならコインランドリー

コインランドリーでは、一度にたくさんのカーテンをまとめて洗うことができます。家庭用洗濯機の約2~3倍の容量がそろっているので、家中のカーテンを一気に洗いたい方におすすめです。また、コインラインドリーの洗濯機は、たっぷりの水と専用の洗剤を使います。そのため、家庭用洗濯機よりも汚れ落ちがよく、キレイに仕上がるでしょう。

4-2.コインランドリーで洗う手順

コインランドリーで洗濯する方法はとても簡単です。基本的に、洗濯ネットにカーテンを入れて洗濯機で洗うだけになります。具体的な方法は、以下の手順を参考にしてください。

  1. フックをはずし、1枚ずつ洗濯ネットに入れる
  2. コインランドリーに持ち込み、洗濯槽に入れ洗濯開始
  3. 洗濯後はすぐに取り出す
  4. 持ち帰ったカーテンにそのままフックをつけ、レールにかけて乾かす

コインランドリーで洗濯するポイントは、洗濯後にすぐ取り出すことです。取り出すまでの時間が空いてしまうとシワの原因になります。また、コインランドリーはお金がかかりますが、400~500円程度なので高くありません。30~40分で洗濯が終わるため、午前中に洗濯すれば午後には乾きます。

4-3.乾燥機は使わなくて大丈夫

コインランドリーには、容量が大きめの乾燥機も設置されています。洗濯したカーテンを乾燥機に入れればすぐに乾きますが、乾燥機にかける必要はありません。逆に、乾燥機の熱で生地が傷む恐れがあるので控えたほうがいいでしょう。また、家庭用洗濯機でネットを使うように、コインランドリーの場合も洗濯の際はネットに入れることが大切です。