カーテンの正しい洗濯方法は? 洗濯のポイントと注意点を一挙解説!

5.洗濯したカーテンの干し方と注意点

洗濯したカーテンの干し方と注意点を解説します。

5-1.洗濯した後はカーテンレールにかけて乾かす

基本的に、洗濯したカーテンはそのままフックをつけレールにかけるだけでOKです。30秒間ほど脱水した後なら、水がポタポタ下へ落ちることもありません。すぐに洗濯機から取り出し、レールにかけて干すことでカーテンの重さ自体で全体のシワが伸び、キレイな形に整います。水滴が床に垂れるのが気になる方は、レールの下の部分に新聞紙やタオルを敷いておきましょう。

5-2.厚手の重いカーテンは竿(さお)で陰干し

厚手がある重いカーテンは、竿に干してください。レールにかけて干すと、大きな負担がかかってしまいます。野外に干す場合は、直射日光が当たらない場所で陰干してください。室内で干す場合は、部屋干しの要領と同じく、部屋の換気を徹底する必要があります。エアコンの除湿モードや扇風機・除湿機などを併用するといいでしょう。

5-3.フック・レール・窓ガラスの掃除も忘れずに

つい忘れてしまいがちなのが、フック・レール・窓ガラスの掃除です。せっかくキレイにしたカーテンを干す際、これらが汚れているとまた汚れが付着してしまいます。カーテンを洗濯しているときに、汚れをキレイに落としてください。フックやレールはキレイなぞうきんで水拭きをした後、から拭きします。窓ガラスは、便利な専用グッズを使うといいでしょう。

6.カーテンの洗濯に関してよくある質問

カーテンの洗濯に関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.ニオイが気になったときの対処法は?
A.汚れていないけれどニオイが気になったときは、消臭・除菌スプレーを利用しましょう。繊維の奥に潜んでいるカビや雑菌といったニオイに効果が期待できます。カーテンから嫌なニオイが漂ってきたときは洗濯しなくても、消臭・除菌スプレーを吹きかけるだけで抑えることができるでしょう。ただし、根本的な問題は解決していないので、定期的な洗濯は必要です。

Q.カーテンの汚れを防ぐポイントは?
A.洗濯の際に柔軟剤を使うことです。柔軟剤には、ホコリなどの汚れをつきにくくする効果があります。なるべく刺激的な成分が入っていない種類を選びましょう。また、洗濯した後に消臭・除菌スプレーを吹きかけるのも汚れ防止になります。

Q.繊細な素材を洗濯したいときは?
A.家庭用洗濯機やコインランドリーで洗うより、専門のクリーニング店に依頼したほうがいいでしょう。特に、高価な素材を使用しているカーテンは繊細ですぐに傷む恐れがあります。専門業者に依頼したほうが安心です。

Q.カーテンにシミ汚れがついている場合は?
A.洗濯の前に汚れが気になる部分に洗剤をつけ、たたいて染み込ませておきましょう。それでも落ちない場合は、2度洗いをしてください。酸素系漂白剤をつけると汚れは落ちやすくなりますが、カーテンの素材によっては色が落ちたり傷んだりする恐れがあるのでおすすめしません。

Q.外で干す際のポイントは?
A.手で縫い目を伸ばしながら、2つの竿にかけて干すことです。特に、厚手のカーテンは重みがあるので、物干しを2本使ったほうがいいでしょう。M字になるように干すと、全体に風が当たりやすくなりますよ。

まとめ

カーテンの洗濯は、洗濯表示によって方法が異なります。家庭用洗濯機で洗えるものもありますが、素材がデリケートなものは手洗いまたはクリーニング店へ依頼したほうがいいでしょう。洗い方・干し方にもさまざまなポイントがあるので、必ずチェックしてから洗ってくださいね。キレイなカーテンを維持し続けるために、最低でも1年に1回は洗濯するように心がけましょう。