布団のカビ対策はどうすべきか? カビ除去・予防法などを詳しく解説

4.布団のカビを防ぐ対策方法

布団のカビは、生える前に予防することが大切です。普段からできる予防方法をご紹介します。

4-1.直接布団を床に敷かない

布団を直接床に敷くのは危険です。フローリングに直接布団を敷くと、湿気がこもりやすく、通気も悪くなるので避けましょう。また、布団の下に敷いたカーペットやコルクマットも同様です。コルクマットは防水効果があっても湿気が逃げにくいため、カビの繁殖を後押ししてしまいます。

4-2.除湿シートを活用する

除湿シートを布団の下に敷き、調湿する方法がおすすめです。除湿シートは、イオンなどの大型スーパーやニトリなどの家具量販店、ネット通販などで販売されています。除湿シートはこまめな取り替えが必要です。使用期間を守って使いましょう。すのこ型や洗って再利用できるタイプもあります。利便性のいいものを選んでください。

4-3.布団乾燥機を利用する

布団を天日干しすることができない場合は、布団乾燥機を利用しましょう。布団乾燥機は、ダニ駆除機能も搭載されています。カビと湿気対策が同時にできるのがメリットです。室内の湿度調整にも役立つでしょう。

4-4.すのこを敷く

床に直接布団を敷かず、すのこの上に敷くようにしましょう。布団用のすのこが市販されています。折りたたみ式で収納がしやすく、クローゼットや押し入れでの保管もコンパクトにできるのが魅力です。桐(きり)でできたすのこは、調湿効果が優れています。ただし、すのこも定期的に干しましょう。

5.布団のカビでよくある質問

布団のカビに関する質問を集めました。

Q.布団は毎日干したほうがいいのか?
A.はい、できるだけ毎日干しましょう。ただし、湿度が高い・天候が優れないなどの場合は、室内で布団乾燥機やサーキュレーターを使ったほうが、効率よく布団の湿気を取り除くことができます。

Q.布団のカビがひどい場合はどうすべきか?

カビ除去をしても落とすことができない場合や、広範囲にカビが発生している場合は、クリーニングに出すか、処分することも考えてみましょう。布団のクリーニングは、1枚あたり5,000円ほどの費用がかかります。安価な布団の場合、買い替えたほうがお得です。

Q.布団とフローリングの間にカーペットを敷くとカビ対策になるのか?
A.なりません。布団を敷いた場所は湿気が残りやすいため、湿気が残ってカーペットまでカビが生えてしまうことがあるのです。カーペットより除湿シートを活用したほうがいいでしょう。

Q.桐以外のすのこは湿気対策にならないのか?
A.桐が最も調湿効果が高い素材です。ほかには、ヒノキやスギがあります。パインは湿気対策の効果が低い素材です。なるべく桐を選びましょう。ポリプロピレンなど樹脂製のものも、湿気対策に活用できます。

Q.布団だけでなく、フローリングにもカビが生えてしまった場合はどうすべきか?
A.フローリングのカビもきちんと除去しましょう。掃除機は使わず、フローリングワイパーや乾いた布で拭き取ります。仕上げに濃度が80%前後の消毒用エタノールを乾いた布に吹きつけ、フローリングを拭き取ってカビを除去してください。色落ちの有無を目立たない部分で確認してから作業を進めましょう。

まとめ

人は眠っている間に汗をかくため、湿気がこもり、布団にカビが生えることがあります。カビは健康被害をもたらすため、カビ除去を行うことが大切です。カビの除去と同時に、カビの再発を防ぐため、普段から布団の敷き方やお手入れ方法などを覚えておきましょう。本記事を参考に、布団のカビ対策に役立ててください。