扇風機を上手に買い替えるための基礎知識|便利機能・種類・処分方法

5.不要になった扇風機の処分方法5選

扇風機を買い替える場合、古い物の処分方法には複数あります。処分方法のメリット・デメリットも含めて知っておきましょう。

5-1.買い替え時に販売店に引き取りサービスがあるなら利用

家電量販店によっては新しい扇風機を購入すると古い物を引き取ってくれるところもあるので利用しましょう。販売店によっては、製品を購入すれば引き取りは無料というサービスを行っている場合もあるので各店舗に問い合わせてみてください。確実な処分ができるために安心です。ただし、家電量販店によっては、扇風機が対象外となる場合もあるので注意してください。

5-2.自治体のルールを守って粗大ゴミとして捨てる

扇風機を粗大ゴミとして捨てることも可能です。不燃ゴミとして捨てられる自治体もあるので担当課に確認しましょう。粗大ゴミとして捨てる場合、東京23区を一例に出すと処分料金は約300円です。処分費用がリーズナブルで、自治体が相手なので安心して捨てられることはメリットでしょう。デメリットは、回収日が決まっていて、運搬の手間がかかることです。また、粗大ゴミ処理券の購入や申し込み予約などの準備が必要になることもあります。

5-3.回収業者に引き取りを依頼する

不用品回収業者に依頼をするのもよいでしょう。扇風機だけでなく他に不用品があるときなら一度に多くの物を処分できます。メリットは、大きな物、外国製など特殊な物でも関係なく回収してくれるところです。ただ、扇風機単体だけを処分する場合、出張費用がかかることには注意しましょう。回収業者の中には、不用品でもまだ使用できる物なら買取をしてくれるところもあります。買取費用を相殺すれば、最終的に費用が安くなる可能性もあるので利用する価値は十分にあるはずです。

5-4.リサイクルショップやフリマアプリなどで売る

リサイクルショップなどに、買取をしてもらうのもよいでしょう。扇風機は需要があるため、問題なく作動しているなら高価買取も期待できます。フリマアプリやネットオークションを利用して個人売買をするのもおすすめです。リサイクルショップで買い取りをしてもらえなかったときの代わりとして考えてよいでしょう。デメリットは、リサイクルショップだと査定額が思った以上に低い場合があることです。フリマアプリやネットオークションも、購入してくれる人が現れなければ、意味がありません。出品やこん包の手間もかかります。

5-5. 欲しい人に譲る

作動するなら知り合いや友達、家族などに譲ることも考えましょう。相手も、知っている人なら安心して使えます。処分費用は無料ですし感謝もされるため選択肢として考えてみてください。ただ、壊れかけている物を強引に押し付けるのはやめましょう。

6.買い替えでよくある5つの質問

扇風機の買い替えで悩みがちな疑問について解説します。

Q.扇風機はどれぐらいの値段を購入するのがよいの?
A.DCモータータイプの新モデルで1万円前後なら十分に安心できます。逆に新モデルなのにかなり安い値段の物は注意したほうがよいでしょう。扇風機は値段が高ければ機能も充実しています。型落ち品で安くなっていても、元値が1万円程度なら期待できるでしょう。価格重視で風の微調整や運転音も気にしないのであればACモータータイプの扇風機をおすすめします。

Q.扇風機の羽根の数で何が変わるの?
A.羽根の数や大きさや形によって風の質は大きく変わります。一般的に、羽根の数が多ければ作動音も大きくなるものです。ただ、多いほうが風の質はなめらかになります。また、羽根の形によってもなめらかさが変わってくるので買い替えのときは意識してください。

Q.DCモーターは風を微調整できるけれど弱い風は本当に必要?
A.暑いときはついつい扇風機を強にして強い風を浴び続けることもあるでしょう。ただ、直接強い風に当たり続けていると、体温が下がりだるくなるなど体調不良が起きる原因にもなります。エアコンと併用することを考えれば、超微風でもよいでしょう。また、強い風が苦手な人にとって自然風のような微風が出る扇風機は重宝するはずです。

Q.扇風機が壊れても買うのは高くなるから修理したほうがよいのでは?
A.扇風機が壊れて修理するとなればまず時間がかかります。真夏に壊れてエアコンばかり使っていると電気代は高くなるでしょう。また、修理費用自体も安くありません。購入費用と同程度の修理費用がかかるぐらいなら、買い替えることをおすすめします。特に10年以上の製品なら、修理をしても、またどこか壊れる可能性が十分にあるので注意してください。

Q.羽根の有無で扇風機のベストな置き場所は変わる?
A.変わります。基本的に、羽根がある扇風機は風力が強く、静音性も高いので、寝室やリビングなどにぴったりです。羽根のないタワーファンやなどは、安全性が高く、場所も取らないため、キッチンや洗面所や子供部屋にぴったりでしょう。

まとめ

扇風機にも寿命があり、いつかは壊れます。ACモーターなら10年が目安となりますがDCモーターでは、10年以下の物も少なくありません。あまりに古すぎる物を使い続けていると、火災など大きな事故につながる可能性があることは注意が必要です。買い替えの際は、新機能や価格などを比較し、じっくり選びましょう。不要になった扇風機の処分も、記事を参考に、都合のよい方法を検討してください。