加湿器の選び方は? 加湿方式による違いや注意点などを詳しく紹介
5.加湿器を使う際の注意点
加湿器を使う際は、いくつかの注意点を守りましょう。
5-1.適用畳数を守る
加湿器の適用畳数よりも小さいものは効果が感じられず、大きいものは湿度が上がりすぎて結露やカビの原因になります。適用する広さを守り、適切に湿度を調整できるようにしましょう。
5-2.タンク内に入れるのは水道水だけ
タンク内に入れるのは、水道水だけにしてください。ミネラルウォーターは抗菌されていないため、雑菌が繁殖する場合が多いのです。また、ミネラルウォーターに含まれる成分がタンクや加湿器本体に付着し、故障や不具合を起こす場合もあります。
5-3.こまめに掃除や点検をすること
加湿器を衛生的な状態で使うためには、こまめな掃除や点検をすることが大切です。掃除を怠った場合、内部のカビや雑菌が蒸気とともに拡散し、健康被害に発展する恐れがあります。残っている水は廃棄し、タンク内をきれいに洗浄してから使用を再開しましょう。
5-4.フィルターの交換を行う
フィルターは消耗品であるため、定期的な交換を要します。メーカーによっては長寿命のフィルターもあるでしょう。あらかじめ、メーカーが推奨するフィルターの交換時期を確認してください。交換時期を過ぎたものを使い続けると、カビの発生や加湿不足などが起こります。
6.不要になった加湿器を処分する方法
不要になった加湿器の処分方法も覚えておきましょう。
6-1.自治体回収
自治体回収で処分する場合、1辺の長さが30cmより小さいものは不燃ゴミ、30cmより大きなものは粗大ゴミと分類する自治体が多くなっています。粗大ゴミは、自治体への事前申請と粗大ゴミ処理費用の支払いが必要です。粗大ゴミ処理費用は、数百円程度で済むでしょう。また、加湿器は小型家電としてリサイクルできます。小型家電リサイクルボックスの利用時は、費用負担がありません。加湿器をリサイクルに出し、資源の有効活用に貢献しましょう。小型家電リサイクルボックスの設置場所は、自治体のホームページなどで確認してください。
6-2.不用品回収業者
家電や家具などの引き取りを行う不用品回収業者を活用する方法もあります。不用品回収業者では、出張回収を行っているため、加湿器の運搬や配送準備をする必要がありません。依頼から回収まで迅速に行ってくれるので、すぐに処分したい場合におすすめです。とはいえ、不用品回収業者は出張費用や回収料金が高めに設定されています。加湿器1台だけを処分する場合でも、数千円と高額な処分費用が発生するのです。なるべくほかの不用品とまとめて処分し、割安な料金プランを利用できるように工夫しましょう。
6-3.リサイクル買取サービス
状態が良好な加湿器なら、買取に出す方法も検討してみましょう。加湿器の寿命は5年が目安とされています。そのため、買取査定では、製造から3年以内のもの・破損や汚れがないもの・正常に稼動するものなど、さまざまな条件がつくでしょう。買取してもらうことができれば、処分費用をかけることなく、加湿器を手放すことができます。リサイクルショップや買取専門店などに問い合わせてみましょう。
6-4.ネットオークション・フリマアプリ
ネットオークションやフリマアプリを使い、個人売買で加湿器を売る方法もあります。個人売買は近年活発化していますが、加湿器など衛生面が重視される製品の場合、美品や未使用品などの出品がほとんどです。使用済みの加湿器は買い手がつかない恐れがあります。また、画像や説明文だけで状態を伝えるため、売却成立後に画像と印象が違うなど、クレームやトラブルが起こることも想定できるでしょう。個人売買は何かとリスクがつきものです。リスクを踏まえて出品することをおすすめします。