スキャナーの選び方を解説! おすすめの機種も紹介します!

1.スキャナーの役割やプリンターとの違い

はじめに、スキャナーでできることや、プリンターとの違いを紹介します。

1-1.スキャナーは紙の文章をデジタル化する機械

スキャナーは、紙に書かれた情報を光学的に取り込み、電子化する機械です。本や書類に書かれた文章や、写真などを電子化し、デジタルデータとして保存しておきたいときなどに使われます。たとえば、本をスキャナーで読み込んで電子化すれば、自分で電子書籍化することもできるでしょう。また、電子化することで、たくさんの人と瞬時に情報を共有することもできます。

1-2.プリンターは電子のデータを紙に印刷する機械

一方、プリンターは、パソコンやスマホ内で作成された文章やイラスト、写真などのデジタルデータを紙に印刷する機械です。スキャナーとは逆の機能と考えれば、理解しやすいでしょう。デジタルのデータを紙に出力することで、電子データを閲覧できない環境でも、情報を共有することができます。

2.スキャナーの種類について

この項では、スキャナーの種類を紹介します。

2-1.シートフィードスキャナー

自動給紙装置を搭載したスキャナーです。複数の原稿をセットでき、短時間で多くの枚数をスキャンできます。ただし、本など綴じてあるものをスキャンしたい場合は、バラバラしなければなりません。書類・写真・楽譜などを大量にスキャンして電子化したい場合に適しています

2-2.フラットベッドスキャナー

コピー機のようにガラス面に原稿を置き、スキャンするタイプです。プリンターやコピー機とセットになった複合機として販売されているスキャナーの大部分が、フラットヘッドスキャナーになります。本など綴じてあるものでもバラバラにすることなくスキャンできる一方で、1枚ずつしかスキャンできないのがデメリットです。

2-3.スタンドスキャナー

電気スタンドのような形をしており、写真を撮るような感覚でスキャンできるスキャナーです。本など、綴じてあるものを見開きでスキャンすることができます。解像度が低いのがデメリットですが、出版物を手早くスキャンしたい場合におすすめです。

2-4.ハンディスキャナー

スキャンしたいものの上をなぞることで、対象物をスキャンできるスキャナーです。軽くて持ち運びもできるので、出先でスキャンしたいときにも便利でしょう。現在は、ホワイトボードの板書をスキャンできるものもあります。

2-5.そのほかのスキャナー

今までご紹介したもの以外には、本の電子化に適したドキュメントスキャナー、写真をスキャンするのに特化したフィルムスキャナー、名刺を電子化するのに便利な名刺スキャナーなどがあります。スキャンするものが決まっており、できるだけ効率よくスキャンしたい場合におすすめです。