着物の処分方法は? 買取に出す方法と高価買取のコツも解説!
1.着物を処分する方法
まずは、着物を処分する主な方法をいくつか紹介します。
1-1.自治体回収のゴミとして処分する
一般的な処分方法は、自治体回収のゴミとして捨てる方法があります。各自治体でゴミの分類や処分方法が異なりますが、着物は燃えるゴミまたは資源ゴミになる自治体がほとんどです。自治体によっては、古布などの回収日にゴミとして出すところもあります。具体的な処分方法に関しては、自治体のホームページや掲示板等を確認してください。買い取ってもらえない着物で数が少なければ、自治体回収のゴミとして捨てるといいでしょう。
1-2.不用品回収業者にまとめて依頼する
処分したい着物が大量にある・一気にまとめて処分したいと思っている方は、不用品回収業者に依頼する方法がおすすめです。不用品回収業者の多くは、出張回収を行っています。出張回収は、業者が家にやってきて不用品の搬出・運搬・処分すべてを請け負う回収方法です。そのため、大量の着物を自分で運ぶ必要がありません。さらに、ほかに処分したい不用品があればまとめて捨てることができるのも大きなメリットと言えるでしょう。
1-3.着てくれる人・欲しがっている人に譲る
できるだけ処分にお金をかけたくない方は、着物を着てくれる人や欲しがっている人に譲る方法があります。ただし、条件はまだ着ることができる状態のものです。リサイクルショップや買取専門店で買い取ってもらえなかった着物でも、着ることができる状態なら譲り受けてくれる可能性があります。譲り先が見つかれば、処分費用をかけずに手放すことができますし、もったいなくて捨てられないということにもなりません。気持ちよく着物を手放すことができるはずです。
2.買取対象になる着物は?
着物を買い取ってもらうためには、いくつか条件があるのでチェックしておきましょう。
2-1.状態がいい着物が買取前提
すべての買取店やリサイクルショップでは、再利用できる良い状態を重要視しています。まずは、着物に穴が空いていないか・古い汚れや傷がついていないかなどをチェックするのです。状態が良くなければ再販できず、買い手もなかなか見つかりません。実際に、ネットオークション等で出品されている着物も、状態がいいものがほとんどです。査定に出す前に、着物が再度着ることができる状態がチェックしてください。気になる汚れがあれば、その旨をきちんと先方に伝えることが大切です。
2-2.古い着物や仕立て前の半物を買い取っているところもある
基本的に、着物の買取は状態が最大の査定ポイントですが、場合によっては買い取ってもらえるところもあります。買取店やリサイクルショップの中には、古い着物や仕立て前の反物などが買取対象になっている店舗もあるのです。なかなか買い取ってもらえない着物を買取に出したいときは、どのような買取条件になっているのか事前にホームページ等でチェックしておくといいでしょう。そのほうがスピーディーな売却ができます。
2-3.高く買い取ってもらえる着物は訪問着
着物と言っても、訪問着・色無地・男性着物・振袖・留め袖・小紋などさまざまな種類があります。中でも、高く買い取ってもらえる着物は訪問着です。訪問着は入学式・卒業式・結婚披露宴・パーティーなどさまざまなシチュエーションで着ることができます。そのため、中古でも欲しがる人がたくさんいるので、中古市場における需要が高いのです。特に、正絹の訪問着は高く売れる可能性があります。着物の生地は主に5種類ありますが、高く売れるのは絹100%の正絹だけです。
2-4.購入して10年以上の着物は売れない!?
どんなに状態が良くても、購入して10年以上経過している着物は買い取ってもらえない傾向があります。経年劣化によって傷んでいるからという理由はありますが、使用感がどうしても出てしまうからです。購入して10年以内のもの・仕立て直しのできるもの・シミやシワがなく保管状態がいいもの・しつけ糸がついたまま未使用のものは売れる傾向があります。