着物の処分方法は? 買取に出す方法と高価買取のコツも解説!
3.買取に出す方法とポイント
ここでは、買取に出す方法とポイントを解説します。
3-1.着物の買取専門店に依頼するのが1番
着物の知識をたくさん持っている買取専門店に査定を依頼するのが1番です。特に、状態がいい着物や有名メーカーのものは専門店に売ったほうが相場で買い取ってもらえるでしょう。せっかく高い着物を売るのなら、それなりの知識を持っている査定員がいる店舗のほうが安心できます。逆に、価値がある着物をリサイクルショップで査定してもらうと相場よりも低い金額で買い取られる可能性があるので気をつけてください。できるだけ、着物の買取実績がある業者を選ぶことが大切なポイントです。
3-2.リサイクルショップに買い取ってもらう
買取専門店で売れなかった着物は、リサイクルショップに査定を依頼してください。専門店よりも安く買い取られる可能性がありますが、買い取ってもらえるかもしれません。無駄に費用をかけたくない方は、リサイクルショップでの査定がおすすめです。ホームページを持っているリサイクルショップなら、メールやLINEで簡単査定が依頼できるところもあります。大まかな状態を伝えれば、持ち込む前にだいたいの査定が分かるでしょう。
3-3.ネットオークションやフリマサイトを利用する
自分で売りたい方は、ネットオークションやフリマサイトを利用する方法があります。登録さえすれば自分で出品でき、希望額で売ることができるでしょう。けれども、絶対に買い手がつくとは限りません。未使用または新品状態に近い着物なら買い手がつきやすくなりますが、古い着物はレアものでない限り落札されない傾向があります。また、最近は、「商品を送ったのに入金されなかった」という落札者との間でトラブルも相次いでいるので注意が必要です。
3-4.複数の店舗に査定を依頼しよう!
できるだけ高く売りたい方は、複数の店舗に査定を依頼してください。最初から1社だけにしぼってしまうと、どの店舗で高く売れるか分かりません。また、複数の店舗に査定を依頼することで、着物の大まかな相場を知ることができます。悪徳業者とのトラブルも増えてきているため、見極めるためにも複数の業者に査定を依頼することが大切です。
4.着物を高く売るポイントは?
それでは、着物を高く売るポイントをいくつか紹介します。
4-1.着物の証紙など付属品をそろえる
着物にも購入時についてくる付属品があります。特に、着物の証紙は査定に大きく響く大切な付属品です。証紙は、本物の証(あか)しであることを証明する大事な紙となります。産地の登録証方や織り元の名前・伝統工芸品マーク・絹100%などが記載されているため、証紙がないと買取不可になる店舗もあるほどです。特に、伝統工芸品とみなされる着物は証紙が必要不可欠でしょう。買い取ってもらえない可能性が高いと言えます。伝統工芸品や人気がある高価な着物は、偽物が出まわっている可能性があるからです。偽物と本物を見分けるためには、証紙が必要不可欠となります。
4-2.お手入れできる範囲でキレイにする
できるだけキレイな状態で査定に出すと、高価買取が期待できるでしょう。しかし、着物の場合、自分で修復するのはNGです。繊細な生地や素材でできているため、自分で洗濯したりキレイにしたりしてしまうと逆に傷んでしまう恐れがあります。できる限りの範囲でキレイにすることだけを心がけましょう。たとえば、風とおしが良いところで干したり、傷がないかチェックしたりするなどです。気になる汚れがあれば、クリーニング店に依頼するのも方法の1つでしょう。
4-3.着物は早めに売ること
商品によっては需要が高まる時期に売ったほうが高く売れますが、着物は売却を決めたら早めに売ることが大切です。保管場所が悪いとシミやシワの原因になってしまいます。高く売れたはずの着物の価値が下がってしまい、納得できる金額を提示してくれなくなるでしょう。タイミングを見計らず、売りたいときにすぐ査定に出すことが大切です。また、買取業者の中には、まとめて着物を売却することで高価買取が期待できるところもあります。