着物の処分方法は? 買取に出す方法と高価買取のコツも解説!

5.着物の処分に関してよくある質問

着物の処分に関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.着物をリメイクする方法はあるのか?
A.着られない着物でも手元に残しておきたい場合は、リメイクをおすすめします。たとえば、着物を洋服に仕立て直したり、小物に作り直したりすることができるでしょう。裁縫が得意な方なら、自分で作ることが可能です。専門店に依頼したい方は、リメイクショップにお願いするといいでしょう。リメイクショップのほうが知識と実力があるため、華やかなフォーマルウェアなどにしてもらえるケースもあります。思い出の着物でなかなか捨てられない人は、リメイクを選択してみてはいかがでしょうか。

Q.処分費用を安く抑えるポイントは?
A.着物の種類ごとに処分方法を変えることです。たとえば、七五三の着物は流通量がそもそも少ないので、買取に出した場合、比較的高く買い取ってもらえる傾向があります。「次の世代に着せるから」と保管しておいてもタンスの肥やしになる恐れがある場合は、一度査定に出してみてはいかがでしょうか。また、婚礼衣装の本振袖は帯や長襦袢(ながじゅばん)をそろえて買取に出すと高価買取がつきやすくなります。紋付きの着物は自分の家や実家の家紋を入れることが多いため、買取が難しいと言えるでしょう。先ほど説明したリメイクにチャレンジするといいですよ。

Q.中古需要が高い人気の着物は?
A.伝統工芸作家が作ったものや人間国宝レベルもの・ブランドものは高く売れる可能性があります。着物は外国に人気なので、海外に流通ルートを持っている店舗に査定を依頼すると買い取ってもらいやすくなるのでおすすめです。業者選びの際は、スタッフの対応や査定額はもちろんのこと、どのような方法で再販されるのか、買取後の流れも併せて確認しておくといいでしょう。

Q.高価な着物はアンティーク店で売ったほうがいいのか?
A.伝統工芸品や人間国宝レベルの着物なら、アンティーク店舗や質屋に売ったほうが高く売れる可能性はあります。ほかの着物よりも価値が非常に高いので、骨とう品のように扱われることがあるのです。できるだけ着物の知識が豊富な店舗を選ぶといいでしょう。想像以上に買取額がつくこともあります。

Q.帯・草履・帯締めなど小物類を処分する方法は?
A.お住まいの地域の処分方法やゴミの分類に沿って処分できますが、着物と一緒に買取に出すことをおすすめします。特に、セットとして購入した場合は付属品になるため、そろえたほうが高く売れるのです。帯・草履・帯締めなどの小物類もまとめて買取に出すことで、セットでなくても高価買取が期待できるでしょう。着物関連のアイテムがある場合は、一緒に査定に出してみてください。

まとめ

着物は価値が高い衣類なので、まずは買取専門店やリサイクルショップなどに査定を依頼することをおすすめします。特に、状態がいいものやブランドものは高く売れる可能性があるでしょう。中でも、正絹の訪問着や伝統工芸品としての着物は高価買取が十分に期待できます。買い取ってもらえなかったものは、ゴミとして自治体回収で処分するか、不用品回収業者にまとめて処分してもらうといいですよ。回収業者の中には、不用品回収と買取を行っているところもあるので、買取不可になっても回収してもらうことができます。