電化製品のほこりを掃除する方法は? ほこりを防ぐコツも解説!
3.電化製品のほこりを掃除する方法
ここでは、電化製品のほこりを掃除する方法について解説します。
3-1.専用のハンディーモップを使う
前述したように、電化製品は繊細な部品が使われているので傷がつきにくい掃除グッズを使うのがポイントです。そこでおすすめしたいのがハンディーモップとなります。電化製品専用のハンディーモップは傷がつきにくく、やさしくほこりを絡め取ってくれるでしょう。電化製品と壁の間のわずかなすき間でもハンディーモップを使えば、簡単にほこりを取り除くことができます。気になったときにすぐ掃除ができるよう、電化製品の近くに置いておくといいかもしれませんね。
3-2.水拭きする際は要注意!
基本的に、電化製品は水を使った掃除はNGですが、固くしぼった雑巾を使って掃除することが可能です。水拭きをする際は、まず乾(かわ)いた雑巾で拭き取るか、掃除機で大きなほこりを吸い取ってからにしてください。最初から水拭きでほこりを拭き取ってしまうと、余計に取りにくくなってしまうからです。逆に、ほこりや汚れが周囲に広がってしまうことになるので注意してください。ほこりを拭き取った後、もう1度乾いた雑巾で仕上げましょう。
3-3.配線まわりはほこりをやさしく拭き取る
配線まわりはデリケートなので、ほこりをやさしく拭き取ることが大切です。たとえば、掃除ファイバーや掃除機を使って、大まかなほこりを取り除きます。そして、エタノールを含ませた雑巾などで丁寧にコードにたまったほこりを拭き取りましょう。ハンディーモップを使うのもいいですが、ハンディーモップだけでは取り残しが出てしまいます。定期的に掃除ファイバー・雑巾を使って掃除してください。また、配線がゴチャゴチャしている場合は外せるものを外し、1本ずつ拭き取り掃除をするのがおすすめです。なお、掃除前にテレビやパソコンの電源を必ず切ってください。
3-4.エタノールを上手に活用する
配線コード類の掃除に役立つエタノールは、電化製品のほこりを除去するグッズとして便利です。配線コードだけでなく、テレビやパソコンといった精密な電化製品の掃除に適しています。揮発性が高いので二度拭きする必要がありません。エタノールをスプレーして乾いた雑巾でサッと拭き取ったり、雑巾に含ませてから拭き取ったりするといいでしょう。リモコンやキーボードなどの細かい部分でもエタノールが役立ちます。手垢(てあか)などの汚れが気になる場所なので、エタノールに綿棒を含ませてボタンやキーボードのすき間をきれいにしましょう。綿棒で細かい部分を掃除した後は、エタノールを含ませた雑巾で全体を拭き取ればOKです。
4.電化製品のほこりを防ぐ方法
電化製品のほこりを防ぐ方法とポイントをいくつか説明します。
4-1.リンスまたは柔軟剤を使う
リンスまたは柔軟剤は、静電気を抑えてほこりを積もりにくくする効果が期待できます。ほこりをきれいに拭き取った後、以下の手順でリンスと柔軟剤を使ってください。
- 洗面器などに水を張り、リンスまたは柔軟剤を少量入れる
- 混ぜ合わせた液体に雑巾を浸す
- しっかり絞って完全に乾かしてから家電を拭く
上記の方法で静電気を帯びている電化製品を拭くと静電気が発生しにくくなります。静電気の発生を防ぎ、ほこりが付着する量を大幅に軽減できるでしょう。リンスまたは柔軟剤で拭く前に、積もっているほこりや付着している汚れをきれいに拭き取ることが大切なポイントです。
4-2.ほこりがたまらない部屋作りを
電化製品に付着するほこりを抑えるために、ほこりがたまらない部屋作りを意識してください。コード類がゴチャゴチャになっていたり、部屋の隅にたまったほこりが取りにくかったり、掃除のしにくさにイライラしたことがある方は多いでしょう。特に、電気製品のコードは電気を流しているので、微弱な電流で静電気が発生しほこりが付着しやすくなっています。掃除機がかけやすいようにコード類を1本の線にまとめる・できるだけ床にコードを置かないなど工夫してください。100均ショップにはコード類をまとめる便利なグッズを販売しています。便利グッズを使って床が見える面積を大きくし、壁に沿って配置すればほこりがたまりにくい部屋になるでしょう。
4-3.ほこりの発生源を減らす
電化製品のほこりを防ぐために、こまめな掃除はもちろんのこと、ほこりの発生源を減らすことも大切なポイントです。たとえば、ほこりの発生源となる衣類は出したままにしない・なるべく床に直(じか)置きしない・屋内に入る前に衣類についたほこりを払うなどがあります。ほこりは布製品から発生するので、布製品をなるべく使わないことも発生源を減らすポイントです。また、定期的に空気を入れ替えることでほこりがたまるのを防ぐ効果が期待できるでしょう。まずは、自分でできる対策から始めてください。