エアコンの寿命を見極めるポイントは? 修理か買い替えで迷ったら!

1.エアコンの平均寿命は?

まずは、エアコンの一般的な寿命について解説しましょう。

1-1.平均寿命は10~15年

エアコンの平均寿命は10~15年といわれています。調査の結果によるとエアコンの平均使用年数は13.6年という結果が出ており、そのうちの70%近くが、故障が原因で買い替えていることが分かっているのです。

1-2.設計上の標準使用期間は10年

エアコンの場合、設計上の標準使用期間を10年としているメーカーが多くなっています。「普通に使っていれば10年間は問題なく使用できる可能性が高い」ということです。一つの目安として「10年前後」という数字があることを覚えておくとよいでしょう。

1-3.エアコンの製造年を確認するには?

エアコンを購入して何年たっているか知るために、製造年を確認しておきましょう。いつ購入したか覚えていない場合は、エアコン本体や室外機に貼ってあるシールをチェックしてみてください。側面や裏側にシールが貼ってあることもあるため、注意して確認しましょう。

2.エアコンの寿命が近づくと起こるサイン

エアコンの寿命が近くなると以下のような症状が起こるようになります。買い替えの目安にするとよいでしょう。

2-1.異音や異臭がする

エアコンの異音は寿命が近づいているサインの場合があります。特に、ガタガタという異音がする場合は送風ファンやコンプレッサーが故障している可能性が高いでしょう。
また、異臭はエアコン内部の汚れやカビが原因になっている場合がほとんどです。フィルターを掃除することで改善できる可能性がありますが、掃除しても改善されない場合は、買い替えを検討したほうがよいでしょう。

2-2.冷風・温風が出ない

冷風や温風が出なくなったときは、冷媒ガスが切れているか漏れている可能性があります。フィルターを掃除しても症状が改善されない場合は、寿命が近づいていると考えたほうがよいでしょう。

2-3.水漏れする

室内機や室外機が水漏れを起こしている場合は、ガス漏れやドレンホースの詰まりが原因の可能性があります。ドレンホースが折れ曲がった状態になっていないか・エアフィルターが汚れていないかを確認してみましょう。そこに問題がないにもかかわらず水漏れが起きている場合は、寿命が近いサインです。