模様替えのコツが知りたい! 理想の部屋にするために押さえるべきポイント
3.部屋の模様替えにはどんな方法があるのか?
それでは、部屋の模様替えに関して具体的な方法をいくつか解説します。
3-1.家具の配置と組み合わせを変更する
部屋全体のレイアウトを大きく変えたくないという方は、家具の配置と組み合わせを変更するといいでしょう。1つの家具の向きを変えるだけで違う視線になり、気分転換になるはずです。たとえば、部屋の中で圧倒的な存在感を放つダイニングテーブルの向きを変えます。対面キッチンと向かい合わせにしていたダイニングテーブルを、壁にくっつける向きに変えるだけで、ガラリと印象が変わるでしょう。ソファーなどの大型家具は出入りする場所の前に置くことができませんが、あまり出入りしない場所であれば、思いきって変更するのも方法の1つです。また、組み合わせを変えるのも、良い気分転換になるでしょう。
3-2.インテリアファブリックを変える
家具を変えるのが大変……と感じる方は、インテリアファブリックの変更をおすすめします。インテリアファブリックとは、クッション・ラグ・マルチカバーなど布製のインテリアを変えることです。季節に合わせたインテリアを使用することで、暮らしも快適になるでしょう。たとえば、大きな布のマルチカバーを変えるだけでも、部屋の印象がガラリと変わります。春夏は涼しげな綿・麻にしたり、秋冬は温かみのあるウールにしたりするなど、季節に合わせた素材を使うのがおすすめです。
3-3.室内照明を増やす・変更する
インテリアファブリックのほかにも模様替えのポイントとして、照明を増やす・変更する方法があります。照明も比較的、家具より簡単に取り換えることができるので、気軽な気持ちで挑戦できるでしょう。お気に入りの照明を増やしたり、オシャレなデザインのものに変更したりするだけでも模様替えになります。部屋のテイストに合わせた照明にすると、グッとオシャレな雰囲気に仕上がるはずです。照明にはさまざまな種類がありますが、必要最低限の明かりを用意するのがポイントとなります。どんな照明器具があるのか、インターネット等で調べるといいでしょう。
3-4.インテリア雑貨やアートを活用する
インテリア雑貨やアート系のアイテムを飾るだけでも、オシャレな雰囲気に仕上げることができます。お気に入りの雑貨が飾られていると、自然とテンションが上がり、前向きな気持ちになれるというメリットもあるでしょう。インテリア雑貨を飾る場合は、テーマをしぼりテイストをそろえることが大切なポイントです。いろんなデザインのインテリア雑貨やアートを置いてしまうと、テーマがバラバラになってしまい統一感がなくなります。また、アートや雑貨を飾る際は、三角形を意識して並べるとバランスがよくなるでしょう。
4.部屋の模様替えを成功させるコツ
ここでは、部屋の模様替えを成功させるコツをいくつか紹介します。
4-1.まずはイメージを決めることが大事
部屋の模様替えを成功させるコツとして1番大事なのは、部屋のイメージを具体的に決めることです。北欧・モダン・和風・木目調など、部屋のテーマはたくさんあります。自分がどんな部屋にしたいのか具体的なイメージを作っておけば、使用したい家具や、その部屋での過ごし方が想像できるはずです。また、部屋のイメージを決める場合は、主役の家具に合わせて選ぶのがポイントとなります。特に、存在感のあるお気に入りの家具を使っている場合、またはこれから購入しようと考えている場合、その家具に合った部屋のイメージを見つけてください。
4-2.部屋の全体をきちんと把握する
模様替えを行う前に、部屋の全体をきちんと把握できているでしょうか。模様替えの失敗でよくありがちなのが、途中でグチャグチャになったり、どこに何を置けばいいのか分からなくなったりすることです。そのようになってしまうのは、あらかじめ部屋全体を把握できていなかったことが原因となります。家具や荷物を動かす前に、見取り図を確認して部屋全体を把握することが大切です。できれば、窓やドアなどのサイズ感も把握しておくと、スムーズに進められるでしょう。
4-3.フォーカルポイントを押さえる
オシャレな家具やアイテムを使っているのに、きれいに整えているのに、なぜか魅力的に感じられない部屋になることはありませんか? それはメリハリが利いていないからです。メリハリを利かせるためにぜひ意識してほしいのが、フォーカルポイントとなります。フォーカルポイントは、その部屋の中で最も視線を集める見せ場といえるポイントです。見せ場がある部屋は、オシャレな家具が生かされていたり、居心地が良くなったりします。フォーカルポイントを意識する際は、最初に視線を集める場所を選んでください。その空間の主役になるインパクト大のポイントを作ることが1番のポイントです。また、お気に入りの家具やコレクションなど、見てほしいものを配置するのもフォーカルポイントの醍醐味(だいごみ)といえるでしょう。