服の梱包で押さえておくべきポイント〜役立つアイテムや梱包方法〜

1.服の梱包で押さえておくべきポイント

最初に、服の梱包で押さえておくべきポイントをチェックしておきましょう。

1-1.服が汚れないようにするのが基本

基本的なことですが、服をそのままダンボールやゆうパックなどに入れて送るのは絶対にNGです。フリマアプリで有名なメルカリでも、服が汚れないように送ることが基本だといわれています。そのまま入れてしまうと雨水が染み込んではシミになってしまう恐れもあるでしょう。自宅にあるビニール袋や紙袋でも構わないので、しっかりと汚れないように梱包するのが基本です。また、服を梱包する前に、食べ物などの汚れがついていないかチェックしてください。汚れがついたまま梱包してしまうと、汚れが頑固になってしまいます。また、食品の持ち運びに使用したことがある紙袋やビニール袋に入れるのもNGです。

1-2.服に破損がないように工夫する

梱包時に、ガムテープなどが服に貼りついてしまうことがあります。その結果、服の生地が傷ついてしまい、着られなくなってしまう恐れがあるのでしっかりと工夫しておかなければなりません。特に、女性もののブラウスや毛皮などのデリケートな素材は、ガムテープが少しついただけでも破損してしまう恐れがあります。服に破損がないよう慎重にガムテープを貼ったり、保護したりするのが大切なポイントです。

1-3.必ず二重梱包にする

服を梱包するポイントは、必ず二重梱包にすることです。二重梱包にすることで服を汚れや破損から守ることができます。たとえば、内側の梱包はビニール袋にして雨が入らないようにしてください。そして、外側の梱包は紙袋など分厚いものを使用し、汚れても商品に伝わらないようにします。最後に、梱包の仕上げとしてしっかりとテープで留めれば安心です。配送時には雨が降ったり、ほかの荷物に挟まれたりするなど何が起きるか分かりません。だからこそ、どんなトラブルでも大丈夫なよう二重梱包にするのがポイントなのです。

1-4.一言のお礼カードも入れる

フリマアプリやネットオークションで服を売却した場合、梱包時に一言のお礼カードを入れておくと相手も気持ちよく商品を受け取ることができます。「このたびはありがとうございました」という簡単な言葉で構いません。ビニール袋に梱包したら、その上から一言のお礼カードをセロハンテープなどで貼りつけておきましょう。ほんの少しの気づかいが、次のやり取りにもつながるものです。

2.服の梱包に役立つアイテムは?

それでは、服の梱包に役立つアイテムをいくつか紹介しましょう。

2-1.大きな服はダンボールに入れる

服の梱包で役立つのが、ダンボールです。コートなどの大きな服や形を崩したくない服を発送したり運んだりするときに役立ちます。通販をよく利用する方にとって、ダンボールは身近なものといえるでしょう。通販を利用しない方でも、スーパーやホームセンターに行くとダンボールを譲ってもらえるかもしれません。自分でダンボールを用意する際は、食品を入れていたものは使わないでください。食品のダンボールは服の生地を傷めたり、においが移ってしまったりと嫌がられることが多いので要注意です。また、ダンボールで梱包する際は、適切なサイズに調整することをおすすめします。調整によって送料を抑えるだけでなく、余分な緩衝材もカットできるでしょう。

2-2.厚手の紙袋や封筒

ダンボールを用意するほど大きめの服でない場合、厚手の紙袋や封筒を使うといいでしょう。買い物をする際にもらう紙袋は、梱包材料として役立ちます。特に、ズボン・Tシャツなど圧縮しても大丈夫な衣類の梱包に最適です。紙袋を使用する際は、持ち手部分をハサミで切って薄く仕上げてください。また、封筒に記載されている住所や名前などは見えないようにマジックで上塗りするのが大切なポイントです。細部まで手を抜かず配慮しましょう。

2-3.新聞紙やプチプチなどの緩衝材

帽子・靴などの小物類や形が崩れてほしくない服などは、プチプチなどの緩衝材が必要となります。緩衝材はホームセンターや100均ショップなどで安く手に入れることができるでしょう。ネットオークションやフリマアプリで多くの商品を出品する方は、購入しておいたほうが安心です。通販を利用する方は、そのときに使われていたプチプチを活用するといいでしょう。前述したように、服の梱包は二重梱包が基本となるため、緩衝材はたくさん使います。内側梱包と外側梱包の間に使用することで、服を良い状態で発送できるでしょう。

2-4.OPP袋や不織布バッグを活用する

ホームセンターや100均ショップ等では、服の梱包に最適なOPP袋や不織布バッグが販売されています。OPP袋や不織布バッグは通気性が良く、やわらかい素材なので服を守ってくれるでしょう。安価な服はビニール袋でも構いませんが、ブランドものといった価値が高い服はOPP袋や不織布バッグに包むことをおすすめします。通販や店舗で服を購入する際についてくることもあるので、大事に保管しておくといいでしょう。

2-5.らくらくメルカリ便などのサービスを利用する

自分で服を梱包するのが不安……という方は、らくらくメルカリ便などのサービスを利用するのも方法の1つです。メルカリとヤマト運輸が提携して行っているサービスでは、専門箱を別途65円で購入できます。専門箱を使えば、簡単に服を梱包できるでしょう。また、出品者も購入者もお互いの名前や住所を知ることなく取り引きできるのも大きなメリットです。郵便局バージョンとして、ゆうゆうメルカリ便というサービスもあるのでぜひチェックしてください。