服の梱包で押さえておくべきポイント〜役立つアイテムや梱包方法〜

3.服の梱包方法と注意点を解説

ここでは、服の梱包方法と注意点について解説します。

3-1.ダンボールで梱包する場合

ダンボールに梱包して送る場合は、以下の手順を参考にしてください。

  1. OPP袋または不織布バッグで梱包する
  2. 型崩れを防ぐため、服の中に緩衝材を入れる
  3. 輸送時の衝撃をやわらげるため、プチプチなどの緩衝材で包む
  4. シワにならないようダンボールに入れて完了

OPP袋や不織布バッグがない場合は、ビニール袋でも構いません。できるだけ、服が破損しないような梱包材を使うのが大切なポイントとなります。

3-2.ダンボール以外で梱包する方法

ダンボール以外のものを使って服を梱包する手順は以下のとおりです。

  1. OPP袋などで包み、雨や汚れを防ぎ見た目も美しいまま梱包する
  2. 宅配袋や厚紙ケースに入れて発送する

宅配袋や厚紙ケースの中には水に弱い素材があるため、水に強く破れにくい宅配ビニール袋を使ってください。水に濡(ぬ)れても大丈夫な素材を使うのが大切なポイントです。そうすれば、相手も安心して商品を受け取ることができるでしょう。

3-3.冬服など厚手の服は圧縮袋を使ってコンパクトにする

コートやニットなど冬物の服は厚手なので、送料がかかってしまうデメリットがあります。そんなときは圧縮袋を活用してください。圧縮袋を使うことで厚手の服もコンパクトにでき、梱包しやすくなります。圧縮袋は100均でも手に入るので送料の心配もなく気軽に使うことができるでしょう。また、圧縮袋を使って服を送る場合は、商品紹介のページに「圧縮袋を使ってコンパクトにして送ります」という旨をしっかりとコメントしておかなければなりません。中には、圧縮されることによって服がシワになることを嫌がる人もいるため、その点は注意してください。

3-4.ジップロックなどファスナーつきナイロン袋を活用する

圧縮袋だけでなく、ジップロックなどファスナーつきナイロン袋を活用するのも服を梱包するポイントです。服をコンパクトにできるのはもちろん、雨や汚れから商品を守ることもできます。圧縮袋と同じように、ジップロックを使った状態で送るという旨を伝えることも忘れないでください。また、当たり前のことですが、新品または未使用品のものを使うことが大切です。食品を入れていたジップロックを使うという方がいますが、これはトラブルの原因になってしまいます。購入者が安心して商品を受け取ることができるように配慮しましょう。相手の立場になって梱包することが、トラブルを防ぐポイントでもあります。

4.服の梱包に関してよくある質問

服の梱包に関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.食品を入れていた梱包材で送るとどうなるのか?
A.食品のにおいが服に移ってしまう恐れがあります。実際に、食品を入れていた袋やダンボールに服を入れて送り、トラブルになったケースも多数報告されているようです。トラブルに発展するとさらにややこしい状況となり、落札額から値引きせざるを得なくなるケースもあります。自分できちんと梱包したと思っていても、輸送時に何が起きるか分かりません。入念な準備と梱包がトラブルを防ぐポイントとなります。

Q.対面で服を渡す際の梱包は?
A.直接対面して渡すからと簡単な梱包で済ませてしまいがちですが、相手が安心して受け取れるような梱包にすることが大切です。送るときと同じように二重梱包で服を保護した後、手提げがついている紙袋に入れるといいでしょう。そうすれば、相手も手提げ袋のまま持つことができるので、受け取りやすくなります。また、その場で中身が確認できるように透明のビニール袋や中身が分かる不織布バッグに入れることも大切です。

Q.トップスをたたんで梱包する際のポイントは?
A.梱包の最初に行う服のたたみ方は、とても重要なポイントとなります。何となくたたむのではなく、見栄えを意識したたたみ方にするといいでしょう。購入者が受取時に封を開けたとき、きれいにたたまれていると好印象を受けますよね。トップスをたたむ場合は、胸元が見えるようにするのがポイントです。また、ボタンやファスナーがある場合は、きちんと閉めてください。店舗で売られているような形にするのが理想です。

Q.包む前のチェックポイントは?
A.梱包する前にチェックしておきたいのは、服のにおいです。いつの間にかカビくさかったり、タバコのにおいが染みついていたりすることがあります。においがある服は嫌な気持ちになるため、しっかりと洗濯をしておきましょう。どうしても気になる場合は、香りのするスプレーなどをかけるのではなく、石けんやルームフレグランスなどほのかに香るもののそばに短時間置いておくといいでしょう。また、シワやヨレヨレになっていないか・髪の毛やホコリがついていないかも要チェックです。

Q.発送料を安く済ませるポイントは?
A.適当な梱包をしてしまうと発送料が高くなってしまうので気をつけなければなりません。できるだけコンパクトにすることが発送料を安く済ませるポイントといえるでしょう。ただし、ここで気をつけてほしいのが、服を傷めないことです。発送料を抑えたいからと無理に服をつめてしまえば生地が傷ついてしまいます。あくまでサイズに合った方法でコンパクトにすることが大切です。

まとめ

ネットオークションやフリマアプリで服を売却する場合、買い手とトラブルにならないよう服をしっかりと梱包しなければなりません。服は包んで送ればいいと思っていると、破けたり傷がついたりしてしまいます。服が汚れないようにするのはもちろん、破損がないように二重にしてしっかりと梱包することが大切です。ジップロックなどファスナーつきのナイロン袋もあるので、アイテムを活用するのも方法の1つでしょう。トラブルにならないためにも、服を守るためにも、しっかりと梱包方法のポイントを押さえてくださいね。